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マンションのお風呂リフォームの費用は? 施工内容別の相場や注意点、補助金も紹介

マンションお風呂リフォーム費用・注意点

安心してマンションでのお風呂リフォームを行えるように、本記事では費用や注意点などを詳しく解説します。

マンションのお風呂リフォームの費用相場を把握して、自宅のリフォームを成功させましょう。

この記事のポイント

マンションのお風呂リフォームの平均費用は96万円

リフォームの際は、事前に管理組合への申請などが必要となるため注意

マンションのお風呂の大きさは1216サイズか1616サイズが多い

【関連記事】
>>お風呂リフォームの費用相場

目次

マンションのお風呂リフォームの費用

当サイト「リフォスム」を利用し、マンションのお風呂をリフォームした方々の平均費用は96万円です。

マンションでお風呂リフォームを行った方々の費用の分布としては、下記の円グラフの通り、51万~100万円の価格帯が最も多くなっています。

マンションのお風呂リフォームの費用分布

ただし、この交換費用はリフォームの内容や製品のグレードによっても大きく変動します。

ここからは以下の4つの観点で、マンションのお風呂リフォームの費用相場を解説します。

リフォーム内容別の費用

マンションのお風呂リフォームの費用は、工事の内容によっても異なります。

在来工法からのリフォームや、お風呂を広くするリフォームなどを含めた費用は、それぞれ下記の通りです。

工事内容 工事内容 工事日数
ユニットバスからユニットバス 80~120万円 3~5日間
在来浴室からユニットバス 120~180万円 6~7日間
お風呂の拡張
※空間に余裕あり
80~120万円 3~5日間
風呂なし住宅に
ユニットバスを新設
130~220万円 2週間~1か月
手すりの設置 8~20万円 1時間
浴室暖房乾燥機の設置 10~30万円 1日
浴室換気扇の交換 3~5万円 1時間

グレード別の費用相場

マンションのお風呂は選択肢が豊富で、グレードや大きさ、色などを好みで選べることが魅力です。

見た目のデザインだけでなく、「断熱性」や「乾きやすさ」などの機能面でも差があり、費用が変わる要因となっています。

スクロールできます
グレード 特徴の例 価格相場
ローグレード シャワーヘッドや水栓がプラスチック製
浴槽や床は断熱材が未使用で、冷めやすい
40万〜75万円
ミドルグレード シャワーや水栓はメタル調
浴槽や床は断熱材入りであたたかい
65万〜100万円
ハイグレード シャワーや水栓が高級感のあるデザイン
ジェットバスや肩湯・打たせ湯などの機能も
85万〜150万円

素材別の費用相場

マンションのお風呂製品は、浴槽の素材によっても費用が変わります。

以下の表は浴槽の素材の種類と価格帯をまとめたものです。

浴槽の素材 本体価格
FRP 18万~35万円
ステンレス 20万~30万円
ポリエステル系人造大理石 20万~50万円
アクリル系人造大理石 45万~140万円
ホーロー 40万~150万円

リフォーム費用を抑えたい場合は「FRP」か「ステンレス」、浴槽の耐久性や質感を大切にしたい場合は「アクリル系人造大理石」か「ホーロー」がおすすめです。

>>FRP浴槽のメリット・デメリット
>>ステンレス浴槽のメリット・デメリット
>>人造大理石浴槽のメリット・デメリット
>>ホーロー浴槽のメリット・デメリット

サイズ別での費用相場

ユニットバスの3種類のサイズと縦横の長さの
ユニットバスのサイズは主に、設置面積が3種類、縦横の長さで5種類ある

マンションのお風呂はサイズによっても費用は変わり、大きくなるほどコストアップします。

ユニットバスのサイズ 交換費用の相場
0.75坪(1216、1116サイズ) 40万円~
1坪(1616サイズ) 50万円~
1.25坪(1717、1620サイズ) 60万円~

マンションの場合は浴室のサイズ自体が限定的になりやすいため、多く普及しているのは0.75坪と1坪サイズです。

0.75坪は大人ひとりが入れる程度のサイズですが、体格によっては脚を曲げて入浴する必要があります。ひとりで入る分には、全く問題はありません。

一回り大きいサイズの1坪は大人ひとりであれば、脚を伸ばしてのびのびとお風呂を楽しめます。子どもと一緒に入浴しても十分な広さがあるため、小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。

>>ユニットバスのサイズ・選び方

マンションのお風呂リフォームの注意点

マンションのお風呂リフォームをする際には、マンション特有の考慮すべきポイントや注意点があります。

正しく把握してリフォームの準備をすることで、近隣や管理会社とのトラブルを避けることができます

マンションのお風呂リフォームの注意点

  • マンションの管理規約・使用細則を確認する
  • マンションの管理組合への申請を行う
  • マンションの設計図を確認する
  • 事前に近隣住民への説明を行う
  • リフォームのタイミングは慎重に考える
  • お風呂リフォームの防水対策

①マンションの管理規約・使用細則を確認する

マンションにはさまざまなルールが定められた「管理規約」があるため、個人で自由にリフォームすることはできません。
また、マンションに住む居住者に向けてより細かいルールが定められているのが「使用細則」です。「使用細則」にはマンションのリフォームに関するルールなどが記載されています。

マンションのリフォームをする際には、必ず事前に「管理規約」と「使用細則」を確認しましょう。

②マンションの管理組合への申請を行う

マンションの「管理規約」と「使用細則」を確認するとともに、管理組合へリフォームの申請を行いましょう。
管理組合に確認せずに、独断でリフォームを進めてしまうと規約違反になり、リフォームの中止や原状回復を求められることもあるため、気を付けましょう。

③マンションの設計図を確認する

マンションの床下の構造によってお風呂の移動が制限されることもあるため、設計図や断面図などを確認しておきましょう。

床下構造と移動の可否

  • 直床工法:移動できない
  • 二重床工法:移動できる
  • 段差スラブ:ある程度移動ができる

④事前に近隣住民への説明を行う

近隣住民への説明も必ず行い、工事中に不便をかけるかもしれないことを事前に申し出ておきましょう。近隣住民の理解を得られていない状態でリフォームを開始すると、トラブルに発展する可能性があります。

⑤リフォームのタイミングは慎重に考える

マンションでリフォームを行う際は、マンション全体の修繕と重ならないようにスケジュールを組みましょう[

⑥お風呂リフォームの防水対策

マンションでお風呂リフォームを行う際には、特に下の階への影響を考える必要があります。水回りのリフォームは、施工不良などによる水漏れが発生する可能性があるため、必ず防水対策を行っているか施工業者に確認しましょう。

マンションのお風呂リフォームの失敗例

本章では、よくあるマンションお風呂リフォームの失敗例を紹介します。

前章の注意点章と併せて理解し、失敗しないマンションのお風呂リフォームを行いましょう。

 失敗例

  • 規約により浴室乾燥機などの機能がつけられなかった
  • 工事中の音や振動が近隣に伝わってクレームに
  • エレベーターに部材が入らず、搬入できなかった
  • 配管が共用部分でリフォームできなかった
  • 工事時間の制限で、希望のスケジュールで進められなかった

規約により浴室乾燥機などの機能がつけられなかった

マンションは、電気容量・換気経路・天井高などの問題で導入できる機能・設備が限られる場合があります。

浴室乾燥機の他にも、追い炊き機能も「共用部の配管の関係でつけられなかった」というケースが見受けられます。

マンションにおいて、一番の失敗の元となるのはこういった「規約と建物の構造」の問題のため、あらかじめ注意しましょう。

工事中の音や振動が近隣に伝わってクレームに

隣人トラブル・クレームも、マンションでよくある失敗の一つです。

特に築年数が古い物件では遮音性能が低く、多くの場合で工事中の「音が気になる」と苦情になります。

一度悪い印象を持たれてしまうと、今後の関係性が難しくなるのがマンションです。

リフォームの着工前には、近隣住民への申し出をあらかじめしておきましょう。

エレベーターに部材が入らず、搬入できなかった

高層階に住んでいる場合、部材がマンションのエレベーターに乗らない・曲がり角が通れないといった搬入トラブルが起きることがあります。

これによってむを得ず分割搬入・費用追加・再発注などの対応が必要になることもあります。

エレベーターの広さや導線が怪しい場合は、見積もりの段階で業者に問題がないか確認しておきましょう。

工事時間の制限で、希望のスケジュールで進められなかった

マンションには「工事は平日の9:00〜17:00まで」「土日祝は作業禁止」といったルールが存在する場合があります。

したがって「年末にリフォームしたい」と思っていても、現実的な時間として難しい場合があります。

とくに大型連休や年末などは管理組合の対応も滞りがちになるため、工程に余裕を持って計画することが大切です。

マンションのお風呂リフォームで使える補助金制度

ここからはマンションのお風呂リフォームで使える補助金について解説します。

>>お風呂・浴室リフォームに使える補助金一覧

介護保険の住宅改修

要介護もしくは要支援の認定を受けている場合、お風呂のバリアフリー工事の費用の一部が介護保険制度から支給されます。

対象工事費用の上限は20万円で、自己負担の1割を除いた最大18万円の補助金が受けられます

ただし、希望する全てのバリアフリー工事が対象になるわけではなく、ケアマネジャーなどが必要と判断した工事のみが対象です。

工事の完了後は、工事の領収書、工事費内訳書、完成後の状態を確認できる書類が必要となるため、大切に保管しておきましょう。

なお、対象となるお風呂のバリアフリー工事は次の通りです。

  • 手すりの設置
  • 段差の解消
  • 滑りの防止や移動の円滑化のための床材変更
  • ドアの付け替え
  • その他上記に付帯して必要となる住宅改修(壁の補強、スロープ設置にともなう転落防止柵の設置など)

引用:厚生労働省「介護保険における住宅改修

>>介護保険リフォームとは?

子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、自宅をリフォームしたり、一定の省エネ性を満たす新築を行った場合に費用の一部を補助する制度です。

支給上限額は通常40万円ですが、必須要件のリフォームを3種類すべて実施した場合などは、補助上限が最大60万円まで引き上げられます。

お風呂リフォームにおいて、対象となるリフォーム内容は以下の通りです。

スクロールできます
条件 区分 工事内容
必須 開口部の断熱改修 複層ガラスと交換
内窓の設置
躯体の断熱改修 屋根・天井の部分断熱
エコ住宅設備の設置 高断熱浴槽の設置
高効率給湯器の設置
節湯水栓の設置
任意 子育て対応改修 浴室乾燥機の設置
バリアフリー改修 手すりの設置
段差の解消
出入り口の拡張

また支給には上記の「 開口部の断熱改修」「躯体の断熱改修」「エコ住宅設備の設置」から2つ以上のリフォームが必須です。

いずれか1種類だけのリフォームでは支給の対象にはなりませんので、注意しておきましょう。

>>子育てグリーン住宅支援事業とは?

長期優良住宅化リフォーム推進事業

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は建物の劣化対策や省エネ対策、同居のための増築や、子育て対応改修などが対象となる事業です。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の補助金額はおおむね費用の3分の1で、申請区分によって上限額が代わります。

なお、対象となるお風呂のリフォームとしては以下のようなものがあります。

  • 在来工法からユニットバスへの工事
  • 高効率給湯器への交換
  • お風呂を広げる工事
  • お風呂の増築
  • 手すりの設置
  • 段差の解消
  • 断熱サッシへの交換

>>長期優良住宅化リフォーム推進事業とは?

各自治体の補助金制度

各自治体で用意されている補助金制度は、それぞれの自治体によって、条件や内容が異なります

補助金額も自治体によって異なりますが、リフォーム費用の10%~30%(上限5~20万円)ほどの金額を設定している自治体が多いです。

補助金制度は申込者の数や予算によって、早くに締め切ってしまう場合もあるため、サイトで調べた制度が実際に利用できるかは、各地方公共団体に問い合わせて確認しましょう。

なお、リフォスムでは、各都道府県・市区町村で使えるリフォームの補助金・助成金制度をまとめた
補助金検索サイト」が存在します。

お住まいの地域に補助金制度があるか気になる方は、お気軽にご利用ください。

北海道・東北 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
関東 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県
中部 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県
近畿 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
中国・四国 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
九州・沖縄 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
北海道・東北 北海道 青森県 岩手県
宮城県 秋田県 山形県
福島県
関東 茨城県 栃木県 群馬県
埼玉県 千葉県 東京都
神奈川県
中部 新潟県 富山県 石川県
福井県 山梨県 長野県
岐阜県 静岡県 愛知県
近畿 三重県 滋賀県 京都府
大阪府 兵庫県 奈良県
和歌山県
中国・四国 鳥取県 島根県 岡山県
広島県 山口県 徳島県
香川県 愛媛県 高知県
九州・沖縄 福岡県 佐賀県 長崎県
熊本県 大分県 宮崎県
鹿児島県 沖縄県

自治体の補助金制度は、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」でも調べられます。こちらでは、リフォームに関する融資や減税制度も解説されています。

マンションのお風呂リフォーム見積書

マンションのお風呂リフォームでは、下記のような費用がかかります。

工事内容 費用
解体工事 96,000円
木工事 28,000円
システムバス本体 870,000円
システムバス組み立て 80,000円
給排水設備工事 85,100円
電気工事 56,000円
ガス工事 28,000円
諸経費 204,500円
合計 1,447,600円

出典:建築資料研究社『新リフォーム[見積り+工事管理]マニュアル』P.121

上記は一般的な金額ですが、施工業者によっても金額は変動します。

ここでは、実際にマンションでお風呂リフォームをされた方の見積書を紹介します。

お風呂リフォームの工事内容詳細
工事内容 詳細
解体工事 既存のお風呂の解体、廃材の処分
木工事・基礎工事 ドア・窓枠・床組みなど基礎部分の工事
組み立て施工費 新しいユニットバスを組み立てる工事
給排水設備工事 配管を移設・新設する工事、蛇口の交換
電気工事 照明・換気扇・給湯器などの電気関係
ガス工事 給湯器や追い焚き機能などのガス関係
諸経費 資材運搬、搬入搬出、現場管理費など

見積書実例【築23年 東京都江東区】

見積書の実例
※ タップで見積書を拡大表示できます。

見積書実例【築29年 神奈川県横浜市】

※ タップで見積書を拡大表示できます。

見積書実例【築19年 東京都清須市】

※ タップで見積書を拡大表示できます。

マンションのお風呂リフォームの施工例

本章では、マンションでお風呂リフォームを行った施工例を紹介していきます。

値段と併せて解説して行きますので、リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

【73万円】保温性が高く時間が経っても温かいお風呂に

リフォーム後のユニットバス
リフォーム前のユニットバス

1日でリフォームが完了する、スピーディーな施工となりました。

リノビオVの浴槽は「ダブル保温構造」採用しており、時間が経っても温かい湯船につかれます。

建物種別 マンション
リフォーム費用 73.5万円
リフォーム会社 新日本ハウジング株式会社
製品情報 リノビオV(LIXIL)

【90万円】マンションでお風呂の拡張リフォーム

リフォーム後のマンションのユニットバス
リフォーム前のマンションのお風呂

反対側にあった押入れを削り、お風呂のサイズを広げることができました。

マンションでのお風呂リフォームでも、拡張や間取り変更が可能です。

建物種別 マンション
リフォーム費用 89.5万円
リフォーム会社 株式会社住まいリフォーム
製品情報 バスルームMR(パナソニック)

【97万円】築50年のお風呂を補助金でリフォーム

リフォーム後のユニットバス
リフォーム前のユニットバス

築50年の古い在来浴室は、最新のユニットバスへ生まれ変わりました。

補助金制度を利用したため、相場よりもお得にリフォームすることができました。

建物種別 マンション
リフォーム費用 96.5万円
リフォーム会社 株式会社トラストリフォーム
製品情報 リモデルバスルーム(TOTO)

その他のマンションの施工事例

マンションのお風呂リフォームのまとめ

マンションのお風呂をリフォームするなら、マンションの規約を確認して、リフォームが可能かどうかを確かめなければなりません。まずは、どこまでが可能なのかを明確にしてから、効率的にプランを組むことをおすすめします

また業者選びも重要で、親身に相談に乗ってくれて適正な価格で請け負ってくれる業者に依頼して、満足のいくマンションのお風呂リフォームを実現させましょう。

業者選びでお困りの方は、リフォスムをご利用ください。

 

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