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洗面台・洗面所の増設の費用相場は? おすすめの場所、増設用に適した商品も解説

ライフスタイルの変化に伴い、洗面台を増設したいと希望されている方も多いと思われます。

しかし、実際に増設するとなると、「費用はいくらくらい掛かるだろうか?」「どんな商品があるのだろうか?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、洗面台(洗面所)を増設する費用相場増設の注意点について詳しく解説します。

【関連記事】
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目次

洗面台を増設するメリット

洗面台を増設するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  • 身支度の混雑が解消する
  • 感染予防や衛生意識が高まる
  • 介護や家事動線が改善される

洗面台はキッチンやトイレと比べて増設しやすい反面、増設する必要性に迷っている方も多いのではないでしょうか。

本章では、洗面台を増設するメリットについて解説していきます。

身支度の混雑が解消する

通勤・通学の朝は、洗顔やお化粧など洗面台を使うタイミングは重なりがちではないでしょうか。セカンド洗面があれば、身支度の混雑を解消できます。

また多世帯住宅化に伴い洗面台を増設することで、お互いに時間帯を気にすることなく、気兼ねなく洗面台を使えるでしょう。

>>二世帯住宅リフォームの費用相場と間取り
>>三世帯住宅リフォームの費用相場とポイント

感染予防や衛生意識が高まる

流行り病の影響もあって、アルコール消毒や手洗いうがいを心掛けている方も多いでしょう。洗面台を増設することで、感染予防など衛生意識を高める一助になります。

例えば、トイレの中に手洗い器を後付けすれば、ドアノブに触れる前に手を洗うことができるため非常に衛生的です。

介護や家事動線が改善される

身支度や衛生管理以外にも、介護や家事動線の改善につながります。

掃除や加湿器の給水、洗濯物の予洗いなど、用途は違えど水が必要になる場面は多いです。洗面台が増えることによって、家事動線が非常に楽になるでしょう。

また、介護や子育てにおいてもセカンド洗面は重宝されます。水汲みのために目を離すこともなくなるため安心です。

>>介護リフォームの工事内容と費用相場

洗面台増設の費用相場

洗面台を増設する様子

洗面台増設の費用相場は15万~40万円です。

増設費用は洗面台の本体価格設置場所により変動します。

洗面台の本体価格はグレードにより異なります。ハイグレードな商品であれば機能や収納容量、デザイン性に優れていますが、その分費用は高くなります。最低限の機能さえ備えていれば問題ないのであれば、5万円程度で洗面台を購入することも可能です。

設置場所に関しては、2階に増設するなど、給排水管から遠い場合は費用が高くなると認識しておきましょう。また、配管だけでなくコンセントの増設や、電気配管の延長工事も必要です。

以下の表は、洗面化粧台を設置した際の費用内訳です(最低限①~④の工事が必要です)。

工事内容 費用相場
① 洗面化粧台 本体価格 5~15万円
② 床面 開口工事 4万円
③ 水道配管 延長工事 5万円
2階に設置するための配管延長工事 +5万円
防水クロス・床材の張り替え +3~5万円
電気工事 +5万円
④ 廃棄物の処理 1万円

増設する洗面台の設置位置の例

リフォームの様子

洗面台はどのような場所に増設するのが一般的なのでしょうか? 例を挙げてご説明します。

2階トイレ付近

2階にサブ洗面台を増設したい場合、トイレの付近に設置するのが一般的です。

理由は、両者が近と普段の手洗いや掃除の際に便利なほか、既存の給排水管が近いため施工費用を安く抑える効果もあります。

>>2階にトイレを増設する費用・設置場所

2階廊下

廊下に朝の洗面台混雑の解消を目的に、2階廊下にサブ洗面台を増設するケースもあります。

設置場所は、廊下の幅の取れるストレート部分か、行き止まりのどちらかが多いでしょう。

>>2階に洗面台を後付けする費用・注意点

玄関

帰宅してすぐに手が洗えるように、玄関に洗面台を増設する家庭もあります。

手洗いをなかなかしない子どもでも、玄関に洗面台があることで手洗いうがいの習慣が身につきやすくなるでしょう。

寝室内

独立洗面台を寝室内に増設する例もあります。朝の身支度や化粧に力を入れたい方や、要介護者のいる家庭で選ばれることのある設置場所です。

介護の場合は、洗面台と寝室を往復する間、要介護者から目を離さなければなりません。寝室に洗面台があれば、介護をしながら水仕事ができ安心でしょう。

トイレ内

タンクレストイレを使っている場合、トイレ内に手を水で流せる場所がないため、省スペース型の洗面台を増設する方もいます。

>>トイレに手洗い器を後付けする費用

増設におすすめの洗面台6選

「折角洗面台を取り付けるのだから、おしゃれなものを選びたい」とご希望の方は多いと思われます。

本章では、リフォスム編集部おすすめのおしゃれな洗面化粧台を紹介していきます。

メーカー 商品名 価格帯
クリナップ ファンシオ 低価格帯
タカラスタンダード リジャスト 低価格帯
トクラス ジョリエ 低価格帯
LIXIL リフラ 低価格帯
TOTO ドレーナ 中価格帯
LIXIL ルミシス 高価格帯

クリナップ ファンシオ

クリナップ ファンシオ

出典:クリナップ

クリナップのファンシオ(FANCIO)は、毎日家事に忙しい人でもアクティブに気兼ねなく使える洗面化粧台です。

深さ21㎝、広さ67㎝の「流レールボールLL」は衣服の揉み洗いやつけ置き洗いがしやすく、水はねや水がこぼれる心配もありません

扉のカラーは7色から選ぶことができ、フォーマルからカジュアルまで理想の洗面空間をつくることができます。

間口(㎜) 600,750,900
高さ(㎜) 800,850
価格 16.1万円~

>>クリナップ 「ファンシオ」の特徴・評判

タカラスタンダード リジャスト

タカラスタンダード リジャスト

出典:タカラスタンダード

タカラスタンダードのリジャスト(Rejust)はサイズオーダーでどんな間口にもジャストサイズに収まる洗面化粧台です。

ミラーもキャビネットも1㎝刻みでサイズを変更できるため、特殊サイズの多いマンションや玄関横のちょっとしたすき間にもぴったり収まります。

インテリアを楽しむように選べるよう、扉のカラーは木目調から石目調、プレーン柄まで35色を用意しています。

間口(㎜) 750,900,1000,1200,1350,1500
※フラットカウンターは1㎝刻みで対応
高さ(㎜) 750,800
価格 10.7万円~

トクラス ジョリエ

トクラス ジョリエ

出典:トクラス

トクラスのジョリエ(Joie)は、スリムタイプでありながら収納量と機能性に優れた点が魅力の洗面化粧台です。

クレンジングジェルや化粧品などを置きやすいトレーは、取りたいものがすぐ見えるためストレスを感じにくいです。

キャビネットを組み合わせても場所を取らないため、限れらたスペースを無駄なく有効活用したい方におすすめです。

間口(㎜) 600,750
高さ(㎜) 840
価格 14万円~

LIXIL リフラ

LIXIL リフラ

出典:LIXIL

LIXILのリフラ(Refra)は奥行370㎜とコンパクトであるため、廊下や寝室内に設置しても邪魔に感じにくい洗面化粧台です。

電気温水器を付けられる「ゆプラス」や、お湯を無意識に使わない「エコハンドル」など、小さいながらも機能性に充実しています。

プランニングがしやすく、インテリアとも調和するため、増設するのに丁度いいと言えるでしょう。

間口(㎜) 600
高さ(㎜) 800
価格 8万円~

TOTO ドレーナ

TOTO ドレーナ

出典:TOTO

TOTOのドレーナ(drena)は、造作家具のようなデザイン性と家事がしやすい実用性を兼ね備えている洗面化粧台です。

家具のように木目調で統一したカウンターや扉4つのタイプから選べる化粧鏡を組み合わせて、自分好みの洗面空間を実現できます。

またTOTOのクリーン技術である「きれい除菌水」を取り付ければ、排水溝のヌメリを抑制したり、毎日使う歯ブラシの除菌を行ってくれます。

間口(㎜) 750,900,1000,1200,1000~1800
高さ(㎜) 755,765,805,815
価格 20.8万円~

>>TOTO 「ドレーナ」の特徴・評判

LIXIL ルミシス

リクシル ルミシス洗面化粧台画像出典:LIXIL

LIXILのルミシス(LUMISIS)は、高いデザイン性と機能性を兼ね備えた中上価格帯の洗面化粧台です。

家具のように木目調で統一したカウンターや扉4つのタイプから選べる化粧鏡を組み合わせて、自分好みの洗面空間を実現できます。

ルミシスには、「ボウル一体タイプ」、「ハイバックベッセルタイプ」、「ベッセルタイプ」の3つのタイプがあり、それぞれ構成パーツや価格が異なります。

間口(㎜) 750~1800(ボウル一体)
900, 1200, 1500(ハイバックベッセル)
750~1800cm(ベッセル)
高さ(㎜) 750, 800, 850(ボウル一体)
750(ハイバックベッセル)
750(ベッセル)
価格 31万円~(ボウル一体)
59万円~(ハイバックベッセル)
46万円~(ベッセル)

>>リクシル 「ルミシス」の特徴・評判

洗面台を増設する注意点

洗面台(洗面所)を増設する前に、以下の3つの注意点を確認しておきましょう。

  • 洗面台のサイズや高さは適切であるか
  • 希望する場所に設置できないこともある
  • マンションの場合は管理組合の許可が必要

洗面台のサイズや高さは適切であるか

洗面台を選ぶ際には、設置するスペースに合うサイズであるか、家族にとって使いやすい高さであるかを確認しましょう。

設置場所にもよりますが、サイズによってはデッドスペースが生じてしまうこともあります。洗面台を設置する場所の寸法に合わせてサイズを選びましょう。メーカーによっては1㎝単位でサイズ変更が可能な商品もあります。

また、洗面台選びでつい見落としがちになってしまうのは高さです。洗面台の適切な高さは「身長÷2」と言われていますが、小さな子どもや車椅子を使用する人がいる場合、適切な高さはやや低くなります。

サイズや高さについては実際に使い勝手を把握するのが一番です。まずはショールームで実物を確認しておきましょう。

>>洗面台の高さの目安・決め方
>>洗面台の標準的な寸法・決め方

希望する場所に設置できないこともある

戸建てでも配管や柱の位置によっては、希望する場所に洗面台を設置できないこともあります。

配管内の逆流や水漏れを防ぐために、排水管は適切な勾配を確保しなければいけません。そのため、床下にスペースがない場合は増設が難しいと言えます。

また2階など高い位置に洗面台を増設する場合、配管延長工事の費用が高くなるのみならず、1階よりも水圧が低くなる可能性もあります。

洗面台を増設する際には、必ず経験豊富なプロに確認してもらうことをおすすめします。

マンションの場合は管理組合の許可が必要

賃貸でマンションに住んでいる人が自室をリフォームする場合、管理組合への申請と承認が必要になります。

例えば、洗面台を増設に伴い配管を取り付ける際に、共有部分に影響を与える可能性があります。その点を確認するために、設計図や仕様書等を添付した申請書を提出する必要があります。

管理組合の許可が得られれば、承認の範囲内においてリフォームが可能ですが、マンションによっては水回りのリフォーム自体を禁止しているケースもあります。

管理規約を読んでもよく理解できないときは、直接管理人や管理組合に相談すると良いでしょう。

【場所別】洗面台を増設した事例

最後に、場所別に洗面台・洗面所を増設した事例を紹介していきます。

場所ごとのメリットや費用や工期の目安を把握するうえで、ぜひ参考に頂ければ幸いです。

2階の廊下
トイレ内
玄関横
洗面所の増設

2階の廊下に洗面台を増設した施工事例

出典:TOTO

ライフスタイルの変化に伴い、洗面化粧台を2階の廊下に増設した施工事例です。

2階に洗面台を増設することにより、日中の洗面所渋滞を解消できたり、家事動線がスムーズになるなど様々なメリットがあります。

費用 50万円
工期 4日間
使用製品 TOTO:オクターブスリム

トイレに洗面台を増設した施工事例

出典:TOTO

タンクトイレの手洗いに手が届かないお子様のために、独立の洗面台を増設した施工事例です。

トイレの中で手を洗うことができるため、衛生的で来客時でもトイレを貸しやすい空間になります。また、トイレ周辺には既に水回り用の配管が通っているため、比較的安価に洗面台を設置することが可能です。

費用 16万円
工期 2日間
使用製品 TOTO:手洗器付トイレキャビネット

玄関横に洗面台を増設した施工事例

出典:パナソニック

中古住宅を購入して全面リフォームした際に、将来の洗面所渋滞を見据えて玄関に洗面台を増設した施工事例です。

玄関横に洗面台があれば、出掛ける時の混雑緩和を回避するのみならず、外から帰ってきたときにすぐ手を洗えるため感染予防にもつながります。

費用
工期
使用製品 パナソニック:シーライン

洗面所を増設した施工事例

出典:ステップ技研

既存の壁を解体し、洗面室を増設した上で化粧洗面台を取り付けた施工事例です。

事例の通り、既存のスペースをリフォームして洗面所を増設することも可能です。化粧洗面台以外にも、洗濯機やタオル類の収納棚などを設置してランドリールームとして活用するのもおすすめです。

ただし、壁の解体やクロスの張り替えといった内装工事が掛かる分施工費用は高くなります。

費用 62万円
工期 4日間
使用製品 TOTO:Vシリーズ

洗面台増設まとめ

本記事では、洗面台(洗面所)を増設する費用相場や注意点について詳しく解説しました。

洗面台の増設の費用相場は15万~40万円です。洗面台の本体価格と設置する場所により費用は変動します。

マンションの場合は洗面台の増設に管理組合の承認が必要になることがあります。あらかじめ管理規約や使用細則に目を通しておくと良いでしょう。

また戸建てであっても、必ずしも希望する場所に設置できるとは限りません。必ずプロのリフォーム会社に見積もりを依頼して見てもらいましょう。

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