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LIXIL(リクシル)『ルミシス』3タイプを完全ガイド!デザインと機能性を徹底解説

LIXIL(リクシル)の「ルミシス」は、洗面空間を美しく機能的に変える洗面化粧台です。
この記事では、LIXIL「ルミシス」の主要な特徴を紹介し、その3つの異なるシリーズ――ボウル一体タイプ、ハイバックベッセルタイプ、ベッセルタイプ――の特性と価格を詳しく解説します。
各タイプの性能やデザインを掘り下げ、どのようにそれぞれが洗面空間を豊かにするかをご紹介します。

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目次

LIXIL「ルミシス」の特徴

リクシルの洗面化粧台ラインナップの中でも、「ルミシス」シリーズ(ボウル一体タイプ、ハイバックベッセルタイプ、ベッセルタイプ)は、中上価格帯に位置しています。その分、他の製品ラインナップに比べて、より高品質な素材やデザイン、機能を備えています。

デザイン面では、天然素材の質感とタイル柄を組み合わせたエレガントで豪華な雰囲気が特徴です。「ルミシス」シリーズは、リクシルの他の洗面化粧台と比較しても、よりデザインに重点を置いた製品といえるでしょう。

機能面では、LED照明、タッチレス水栓、エコハンドル、鏡のくもり止めコートなどのさまざまな機能を備えています。これらの機能は、使い勝手と快適性を高めるために設計されており、リクシルの他の洗面化粧台と比較しても機能面で優れています。

総合的に、「ルミシス」シリーズはリクシルの洗面化粧台ラインナップの中で、高いデザイン性と機能性を兼ね備えた中上価格帯の製品群として位置づけられます。「ルミシス」は、品質とデザインにこだわり、快適な洗面空間を求める人に適してるといえるでしょう。

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LIXIL「ルミシス」シリーズは3種類

リクシルの洗面化粧台「ルミシス」シリーズには、「ボウル一体タイプ」、「ハイバックベッセルタイプ」、「ベッセルタイプ」という3つの異なる製品があります。

比較項目 ルミシス(ボウル一体タイプ) ルミシス(ハイバックベッセルタイプ) ルミシス(ベッセルタイプ)
外観
価格 310,000円~1,400,000円 590,000円~1,180,000円 460,000円~830,000円
デザイン性 高級感を押し出したデザイン 広さ・エレガントさを感じるデザイン あたたかみのあるデザイン
主な機能 ラピシアカウンター、フェイスフルライト、タッチレス水栓 セラミックカウンター、バックパネル、ハイバックベッセルボウル ワイドスクエアボウル、フェイスフルライト
対応間口 75cm~185cm
セミオーダー対応
90cm/120cm/150cm 75cm~185cm
セミオーダー対応

これらの製品を価格、デザイン性、搭載機能、サイズの選択肢などの観点から比較してみましょう。

価格の比較

「ボウル一体タイプ」は3種類のなかでは最高級かつ最も幅広い価格帯をもっています。
「ハイバックベッセルタイプ」は中間から高価格帯、「ベッセルタイプ」は中価格帯に位置します。

種類 価格帯
ボウル一体タイプ 310,000円~1,400,000円(税別)
ハイバックベッセルタイプ 590,000円~1,180,000円(税別)
ベッセルタイプ 460,000円~830,000円(税別)

価格はおもに洗面台のサイズ、搭載オプション、デザイン(カラー等)の選択などによって変わります。

デザイン性の比較

3製品ともに洗練されたデザインですが、「ボウル一体タイプ」は上質・豪華な質感、「ハイバックベッセルタイプ」はエレガントなデザイン、「ベッセルタイプ」は木目などと相性のよい親しみやすくあたたかみのあるスタイルが特徴です。

種類 デザインの傾向
ボウル一体タイプ 洗練されたデザインで、人造大理石の質感が特徴。
ハイバックベッセルタイプ シャープなエッジと流麗なデザインが特徴の陶器製ボウル。
ベッセルタイプ 木目調との組み合わせを意識したあたたかみのある仕上がり。

上記はあくまで傾向であり、最終的なデザインは形状やカラーの選択などに左右されます。

搭載機能の比較

「ボウル一体タイプ」は意匠・耐久性ともにすぐれた人造大理石のカウンターが特徴。「ハイバックベッセルタイプ」はセラミック(陶器)製のカウンターか、収納と同じ化粧板のカウンターが選べます。「ベッセルタイプ」のカウンターは化粧板製のみです。

洗面ボウルの素材は3種類とも共通でセラミック。
水栓は、「ベッセルタイプ」のみハイバック型が選べません

部位 ボウル一体タイプ ハイバック
ベッセルタイプ
ベッセルタイプ
カウンター 人造大理石 セラミック
化粧板
化粧板
ボウル セラミック セラミック セラミック
水栓 ハイバック可
タッチレス可
即湯水栓対応
ハイバックのみ
タッチレス可
即湯水栓対応
タッチレス可
即湯水栓対応

サイズの選択肢を比較

3製品ともにサイズのカスタマイズが可能ですが、「ボウル一体タイプ」「ベッセルタイプ」の2種類は間口75cm~185cmまでの範囲で細かく指定可能です。
「ハイバックベッセルタイプ」は、90cm/120cm/150cmの3パターンからの選択となります。

総合比較

リフォスム編集部が考える、各タイプにピッタリな使用者は以下のようになりました。

ボウル一体タイプ

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P21

もっとも高価なかわりにデザインの上質さや機能・サイズの選択肢に優れる「ボウル一体型」は、洗面化粧台にかけられる予算が十分にある人、最新機能が充実した洗面台を使いたい人、人から憧れられるような素敵なドレッサーがほしい人に向いています。

ハイバックベッセルタイプ

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P21

「ハイバックベッセルタイプ」は、重厚感のあるセラミックカウンターが選択可能です。
化粧板の使用が前提で、必ず木目調が入った仕上がりに「ベッセルタイプ」よりは、スタイリッシュでクール寄りのデザインに仕上げるが得意と言えるでしょう。

そのため、「ハイバックベッセルタイプ」が向いているのは、黒系などのクールな洗面台に仕上げたいが、「ボウル一体タイプ」よりは予算をかけずに済ませたい人でしょう。

ベッセルタイプ

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P21

機能がある程度絞られるかわりに比較的安価な「ベッセルタイプ」が向いている方は、高級感のある洗面化粧台をなるべくリーズナブルに手に入れたい方にピッタリです。

また、ボウル一体タイプと同じ大きなサイズも選べるので間口150cmをこえる洗面台をなるべく安く購入したい方にとっても有力な選択肢となります。

「ルミシス」(ボウル一体タイプ)の特徴・価格

リクシルの洗面化粧台「ルミシス」(ボウル一体タイプ)の特徴や仕様をまとめると以下のようになります。

「ボウル一体型」とは

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P47

洗面ボウルをカウンターに埋め込むことによって、他の2タイプより天板の素材の高級感が強調されたモデル。いわゆる「ホテルライク」な雰囲気の仕上がりのドレッサーです。

注目機能

ラピシアカウンター

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P46

人造大理石を使用した深みのある質感と鏡面仕上げが特徴です。上質なボウルデザインは、洗面空間を優雅で豊かな雰囲気に演出します。

フェイスフルライト/上部ライン照明

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P58

左右からの光で顔に影ができにくいフェイスフルライトと、横通しの美しさで幅広く照らす上部ライン照明が選べます。どちらもタッチレス操作が可能です。

タッチレス水栓「ナビッシュ」

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P51

手動・自動吐水の切替操作が不要で、水栓の根元に水がたまりにくいキレイアップ水栓が特徴です。

価格

「ルミシス」ボウル一体タイプの価格帯は310,000円~1,400,000円(税別)です。
この価格は、最小間口の最安価な化粧台本体とミラーキャビネットの組み合わせから、最大間口の最高価な組み合わせまでの範囲となります。

「ルミシス」(ハイバックベッセルタイプ)の特徴・価格

リクシルの洗面化粧台「ルミシス」(ハイバックベッセルタイプ)の特徴や仕様をまとめると以下のようになります。

「ハイバックベッセルボウル」とは

カウンターの上に洗面器が載っている置き型の洗面台を「ベッセル式」といいます。
「ハイバック」とは“背面が高い”という意味です。洗面台に使われる場合は、水栓がカウンター面より高い背面やキャビネットの底部などに付いているものを指してこう呼びます。

本タイプの名称にもなっている「ハイバックベッセルボウル」とは、幅・奥行・深さを広くとりつつ、流麗なデザインのベッセル式洗面ボウルです。

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P82

水栓をボウルに取り付ける必要がないハイバックタイプだからこそ実現可能な、手洗いや洗面、水仕事に使いやすい設計となっています。

注目機能

キレイアップ水栓

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P83

ミラーキャビネットと一体になった水栓。水栓まわりに水がたまりにくく、カウンターの拭き掃除がほぼ必要ありません。デザイン的にもボウルまわいがスッキリ見えます。

セラミックカウンター

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P84

焼き物ならではの繊細な表情を持ち、熱・キズ・汚れに強いため、長期間にわたって美しさを保持します。とくに熱に強い性質から、アイロンがけの作業台や、ドライヤー置き場としてもタフに使えます。

バックパネル

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P85

洗面化粧台にアクセントを加え、空間を華やかに演出するデザイン要素です。タイル柄以外に、木目柄や白黒の無地も選べます。

価格

価格帯は590,000円~1,180,000円(税別)です、
これは、「ボウル一体タイプ」よりも安価ですが、次の「ベッセルタイプ」よりは高価になります。

「ルミシス」(ベッセルタイプ)タイプの特徴・価格

リクシルの洗面化粧台「ルミシス」(ベッセルタイプ)の特徴や仕様をまとめると以下のようになります。

「ベッセルボウル」とは

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P101

カウンター上に洗面ボウルが載っている形状の洗面台を「ベッセル式」といいます。
本タイプもその名の通り、洗面ボウルのフチがカウンター面より高いベッセル式のデザインを採用しています。

注目機能

ワイドスクエアボウル

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P100

シャープな洗練されたデザインが特徴の洗面ボウルです。650mmのワイドサイズを実現しています。美しさと安心して使える広さが魅力です。

フェイスフルライト/上部ライン照明

画像出典:洗面化粧台ルミシスカタログ 価格改定版 P105

顔を左右から明るく照らす縦型のLED照明です。影をつくりにくく、ファンデーションの塗りムラや髭の剃り残しのチェックに便利。オン・オフや調光はタッチレス操作が可能です。

サイズを細かく指定可能

画像出典:LIXIL – 洗面化粧室 – ルミシス/ベッセルタイプ

造りつけ家具のように壁から壁へぴったり納まるサイズ対応力を持ち、扉の開閉音や収納内部の品位にもこだわっています。

価格

「ルミシス」ベッセルタイプの価格帯は460,000円~830,000円(税別)です。一揃いカスタマイズした金額も、「ボウル一体タイプ」や「ハイバックベッセルタイプ」よりも安価になることが多いでしょう。

まとめ

本記事では、ルミシスのボウル一体タイプ、ハイバックベッセルタイプ、ベッセルタイプの各特徴と価格を詳しくご紹介しました。
各タイプは独自のデザインと機能を持ち、それぞれ異なるスタイルとニーズに応えることができます
LIXIL「ルミシス」は、使い勝手の良さと洗練されたデザインで、毎日の生活をより快適でスタイリッシュなものに変えることでしょう。

新築やリフォームをお考えの方に、最適な洗面化粧台選びの参考になれば幸いです。

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