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洗面所の壁の種類は4つ!特徴の比較と選び方

今回は洗面所の壁の種類についてご紹介いたします。

目次

洗面所の壁の種類

洗面所の壁の種類を紹介します。

  • 壁紙クロス
  • パネル・ボード
  • タイル
  • 塗り壁

①壁紙・クロス

住宅において広く使用されているのは「壁紙」と呼ばれるクロスで、その種類はビニール、紙、織物などの素材で区別されます。

特徴としては、価格が手頃で、色や模様の選択肢が多く、単なるプリントだけでなく、凸凹を施したエンボス加工や発泡タイプなどもあります。
また、施工のしやすさが魅力で、防水機能はもちろん、汚れを防ぐ効果、防カビ・抗菌性、湿度調整や消臭機能を加えたタイプも存在します。

②パネル・ボード

出典:金津屋(新潟県五泉市)

水や汚れに対する耐性が強いパネル(ボード)形式の壁材です。
各メーカーが様々な特徴を加えた製品を提供しています。湿度調整、消臭、抗菌性能を有するものや、化学物質を吸着する機能を備えた製品もあります。目地が少なく、清掃が容易なのが大きな利点です。

色やデザインの選択肢も豊富で、光沢感のあるものやマットな質感の製品、花柄、大理石模様、木目調のバリエーションもあります。これにより、空間の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。

③タイル

タイルは防水性、防火性、耐摩耗性に優れており、酸やアルカリなどの化学薬品に対する耐性も特徴です。

汚れが付きにくい目地材を使用すれば、日常のメンテナンスも容易です。デザインの種類が豊富で、好みに応じてさまざまなコーディネートが楽しめる点も魅力的です。

最近では、床や壁を全面的にタイルで覆うよりも、アクセントとして部分的に使用するケースが増えています。
特に洗面台やトイレのカウンターの前などでよく使用され、水はね対策としても機能しながら、装飾的なアクセントとしても取り入れられています。

また、細かなモザイクタイルや光に反応して見え方が変わるタイルなど、工夫を凝らしたデザインが見られます。

④塗り壁

Rows of white urinals with colorful mothball in men toilet

塗り壁は、調湿性、断熱性、防火性に優れています。

壁紙とは異なり、仕上がりに継ぎ目がなく、刷毛やコテを使用して様々なテクスチャーを作り出すことができる点が利点です。
一般的な洗面室で広く使われているわけではありませんが、調湿性に優れた珪藻土を使用する場合もあります。

洗面所の壁が違うと何が変わる?

洗面所は日常生活で頻繁に使用する空間です。洗面所がどれだけ快適になるかは、実は壁の質感やデザインに大きく左右されます。壁は洗面所の全体的な雰囲気を形作るだけでなく、機能的な側面でも重要な役割を果たします

保護と耐久性

洗面所の壁は、水や湿気といった厳しい環境に晒されます。そのため、壁材料はこれらの条件に耐えうる耐水性と耐湿性を備えている必要があります。

適切な壁材を選ぶことで、カビの発生を防ぎ、壁自体の劣化を遅らせることができます。

美観と空間の広がりを魅せる

洗面所は通常、家の中で比較的小さなスペースです。壁の色や材質、パターンによって、空間が広く感じられるか、狭く感じられるかが変わります。明るい色や鏡を用いることで、空間を広く、明るく見せる効果があります。

清潔感の維持

清潔な洗面所は、当然ながら使う人にとって快適です。
壁の素材や仕上げによっては、汚れが付きにくく、掃除がしやすいという利点もあります。
例えば、滑らかなタイルや防水塗料は、水しぶきや汚れをサッと一拭きで落とすことができるため、常に清潔を保ちやすくなります。

洗面所の壁を選ぶ際には、これらの機能的な側面だけでなく、どのように空間を演出したいかというデザインの観点も重要です。

洗面所の壁に求めたい機能

洗面所の壁材を選ぶ際には、水や湿気に対する耐性、メンテナンスのしやすさ、見た目の美しさなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。
ここでは、水回りの壁材を選ぶ際に重視したい性能と、それぞれの機能を代表する壁材名を解説します。

耐水性と耐湿性

洗面所の壁材は、常に水や湿気にさらされるため、耐水性と耐湿性は非常に重要です。

例えばタイルはその耐水性が非常に高く、適切に施工された場合、水の侵入を防ぐことができます。一方で、特殊加工された壁紙や防水塗料も良い選択肢で、これらは施工が容易で更新もしやすいです。

クリーニングとメンテナンス

壁材の清掃のしやすさも重要な選択基準です。

具体的には、タイルは水や汚れが染み込みにくく、表面が滑らかであるため、日常的な掃除が容易です。
加えて、防水塗料も汚れがつきにくく、簡単に拭き取ることができます。壁紙の場合は、防水性と耐湿性に優れたものを選び、定期的に表面を拭くことで清潔に保つことが可能です。

デザインと空間の調和

洗面所は私たちが日々使う場所ですから、機能性だけでなくデザインにもこだわりたいものです。

ここでもタイルはカラーやパターンの選択肢が豊富で、個性的な空間を作り出すことができます。
壁紙は幅広いデザインがあり、柔らかい印象や温かみのある空間を演出できます。
塗料は色の自由度が高く、比較的簡単にイメージを変えることができるため、気分やトレンドに合わせて壁の色を変更することも可能です。

コストと施工のしやすさ

予算も重要な考慮点です。

素材の中でもタイルは耐久性が高く長持ちする反面、材料費と施工費が高めになることがあります。
壁紙と塗料は比較的低コストで、DIYにも適しており、初心者でも挑戦しやすいです。

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