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洗面台のリフォーム費用はいくら?予算ごとのリフォーム内容を紹介

洗面台の経年劣化が目立ってきたり、水漏れなどの故障が発生したりしたら、交換を検討しましょう。洗面台をリフォームすれば空間が明るくなります。しかし、交換する場合は、費用がいくらかかるのかが気になるところです。

洗面台のリフォームは、予算によって内容やグレードが変わります。予算が多いほどグレードの高いものを選べて、内容も充実させることができるでしょう。

この記事では、予算ごとにどのようなリフォームができるのかを紹介します。また、費用を抑える方法などもあわせて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

POINT

  • 洗面台のリフォームにかかる費用は、機能やデザインにこだわらなければ10万円以下で収まるが、ハイグレードで材質にもこだわった場合は50万円以上かかることもある
  • 洗面台のリフォーム予算は、最低限なら10万円、内装リフォームも含めるなら20万円、ハイグレードなら50万円が目安
  • 洗面台のリフォーム費用を抑えるには、設備機器を自分で購入し、業者に取り付け依頼する方法が有効
目次

洗面台のリフォームの費用相場

洗面台
新品の家庭用洗面台

洗面台のリフォームの費用相場は、内容やグレードによって大きく変わります。そのため、予算に応じたリフォームを計画することが大切です。

予算ごとのリフォーム内容の目安を参考にしていただき、自分の場合に置き換えて計画を立てましょう。

予算別で可能なリフォーム内容

洗面台のリフォームにかかる費用は、品物だけなら一般的なもので50,000円~15万円ほどで仕入れることができます。最近は、安価なものでも伸びるシャワーや曇り止め鏡などが付いているので、こだわりがない方であれば、それほど不自由に感じることはないでしょう。

デザインもこだわらなければ、10万円前後で交換してもらえるケースが多いです。リフォーム費用の内訳には、次の3つの項目が含まれます。

  • 本体料金
  • オプション料金
  • 工事費

リフォームの内容やグレードがどうなるのかは、予算次第です。予算10万円未満、20万円未満、50万円未満、50万円以上の場合で、それぞれどのようなリフォームができるのかを解説します。

予算が10万円未満の場合

参照サイト:LIXIL|洗面化粧室|リフラ

10万円以下で洗面台を交換する場合は、限られたデザインで、横幅75cm以下のものに限定されるでしょう。横幅はメーカーによりますが、75cm、65cm、60cm、50cmのものがあります。

デザインの種類も限定されるとともに、オプションも控えめにするしかありません。10万円以下の洗面台は、洗面ボウルは陶器製になっているタイプが一般的です。また鏡は一面で、収納もそれほど多くはないでしょう。

機能にこだわりがなく、コンパクトでシンプルな洗面台を置きたい方におすすめです。

予算が20万円未満の場合

参照サイト:LIXIL|洗面化粧室|オフト

20万円でも、最低限の機能の洗面台交換となりますが、壁紙クロスや床材の交換など、内装リフォームも可能です。洗面台の交換だけであれば、サイズやオプションを最小限にすることで、費用はもっと安くできます。

内装リフォームもしたいなら、少なくとも予算10万にプラスして内装代金は用意しましょう。内装は使用する材料などにこだわってしまうと、予算20万円をオーバーします。費用を抑えるためには、洗面台も内装もシンプルにすることがポイントです。

予算が50万円未満の場合

参照サイト:LIXIL|洗面化粧室|ピアラ

洗面台のリフォームでは、一般的に予算が20万~50万円ほどかかります。この場合は、洗面台の交換はスタンダードなタイプに交換し、さらに壁紙クロスの張替えも可能です。

なお、洗面台をハイグレードにした場合でも、50万円以内に収まることもあります。しかし、洗面台をハイグレードにすると、それだけで予算ギリギリになるため、内装のリフォームまではできません。内装のリフォームをしたい場合は、さらに予算を貯めましょう。

予算が50万円以上の場合

参照サイト:LIXIL|洗面化粧室|ルミシス

予算に余裕がある方は、50万円以上かけると、高級感のある洗面台に交換できます。おしゃれでスタイリッシュに仕上げたり、洗面ボウルを2つ並べたりして、こだわったデザインに変更することが可能です。

予算をかけると、見た目や機能性のグレードが上がり、大理石のカウンターなど材質もグレードが上がります。人目につきやすい場所にある、来客が多い、部屋を全体的におしゃれにしたいなどの要望がある方は、十分な予算を用意して洗面台をリフォームしましょう。

洗面器本体交換の費用相場

洗面台といわれる本体交換の費用相場は以下の通りですが、洗面台のグレードによって価格帯に違いがあります。

グレード 費用相場 特徴
ローグレード 10~13万円 ・一面鏡
・シンクは狭い
・収納は少ない
・デザインは簡易
ミドルグレード 18~25万円 ・3面鏡
・シンクはやや広め
・収納量はやや多い
・デザインは安っぽくない
ハイグレード 27~35万円 ・3面鏡
・シンクは広い
・収納量は豊富
・デザイン性が高い

上記で紹介した定価よりも値引きして販売されることもあるので、価格は事前によく調べておきましょう。

なお、洗面台のリフォームをする場合は、本体価格に加えて、工事費が別途30,000円ほど必要です。オプションを付けたり、壁紙クロスや床を張替えたりする場合は、さらに費用がかかります。オプションなどを検討しているなら、30,000~50,000円以上予算が上乗せになると認識しておきましょう。

オプション工事の費用相場

洗面台の交換と合わせて行う、オプション工事の費用相場は次の通りです。

オプション内容 費用相場
洗面所のクロスや床の張替え 4~5万円程度
洗濯機パンの交換 3万円程度
トールキャビネット 7万円程度
ウォールキャビネット 2~3万円程度
トール用ウォールキャビネット 2万円程度
鏡のくもり止めコーティング 3,000円程度
蛍光灯をLED照明に交換 1.5万円程度

一般的に、壁紙クロスや床の張替えは、交換時に同時に合わせて行われます。

洗面台をきれいにすると、古いままのクロスや床の劣化が余計に目立ってしまうため、違和感があります。そのため、洗面台を交換するなら、クロスや床、できれば天井もリフォームするとよいでしょう。ただし、総額で50,000円ほど費用がかさみます。

また、洗濯機パンや洗濯機用水栓などを同時に交換することもおすすめです。その分はさらに費用がかかりますが、予算に余裕があれば、この機会にまとめてきれいにしておくとすっきりします。

洗面台のリフォーム費用を抑える7つの方法

予算が足りないためにリフォームをあきらめようと考えている方は、これから紹介する「費用を抑える5つの方法」をぜひ参考にしてください。

ちょっとした工夫でリフォーム費用を抑えることができます。また、費用を抑えることができれば、オプションを付けるなど、浮いたお金を別のことにまわすことも可能です。

  • 1.ホームセンターで購入から施工依頼をする
  • 2.ローグレードの洗面台を選ぶ
  • 3.ユニットタイプの洗面台を選ぶ
  • 4.部分リフォームにする
  • 5.地元の工務店に依頼する
  • 6.施主支給でリフォームを行う
  • 7.DIYで洗面台のリフォームをする

ホームセンターで購入から施工依頼をする

ホームセンターで品物を購入し、施工もお願いする方法が、一番安価に抑えられます。リフォーム業者などに依頼するよりも、ホームセンターのほうが工賃が格安です。

多くのホームセンターでリフォームの施工を請け負っていますが、対応していない店舗もあるため、まずは近くの店舗に相談してみてください。施工実績や担当者の対応を見て、信頼できると感じたら、見積もりを取るなどして具体的に話を進めていくとよいでしょう。

ローグレードの洗面台を選ぶ

最低限の機能を備えた洗面台で、かつ最小限のサイズを選ぶことで、費用を80,000円ほどに抑えることができます。メーカーによりますが、最小限のサイズは幅50cmとコンパクトです。幅60cmで10万~11万円ほど、幅75cmで12万~13万円ほどと、サイズが大きくなるごとに20,000~30,000円ずつ高くなります。

手を洗うくらいの用途しか想定していないなら、ローグレードの洗面台でも十分でしょう。しかし、化粧などで毎日使用する、来客者も使用するなど、さまざまな用途を想定している場合は、グレードを上げたほうが使い勝手はよいです。

ユニットタイプの洗面台を選ぶ

カウンターや洗面ボウル、キャビネットなどが一体型になったユニットタイプを選ぶことで、商品の代金を抑えることができます。組み合わせ自由のシステムタイプは、高額になる場合が多いです。

ユニットタイプの洗面台は、サイズ展開が豊富なところがメリットですが、デザインの展開は少なくなります。選択肢が少ない中で好みに合うデザインがあれば、検討する価値はあるでしょう。

部分リフォームにする

洗面台をすべて交換するのではなく、収納を追加したり、壁の張替えを部分的に済ませたりすることで、費用を抑えることができます。洗面台が全体的に劣化している場合は難しいですが、部分的に改善したいということであれば、その部分だけをリフォームするとよいでしょう。

まず、洗面台交換やクロス・床の張替えなどのリフォーム費用がどれくらいかかるのか、実際に見積もりを取って確認しましょう。その結果、予算が厳しいと感じたら、部分リフォームに計画を変更するのがおすすめです。

地元の工務店に依頼する

工務店では、営業担当者やデザイナーを置いていないため、その分費用はかかりません。また、広告費もかけていないため、大手のリフォーム業者よりも費用を安くできます。

大手のリフォーム業者に依頼しても、結局、地元の工務店に下請けで出している会社は多いです。そうなると、マージンも取られて費用が高くなる傾向があります。

工務店にもそれぞれ特徴があるため、実績や評判を見て信頼度をチェックすることが大切です。信頼できる優秀な地元の工務店に依頼することで、費用を抑えられるとともに、安心して任せることができます。

施主支給でリフォームを行う

リフォームでは、業者に設備を購入してもらうだけでなく、自分で購入したものを使ってもらう「施主支給」というやり方があります。施主支給なら、安い設備をネットで探して使えるため、部材費が安くなってコストが下げられます。設備の購入先を見つける際には、次の4つのポイントに注目しましょう。

  • 設備機器の保証が長い会社
  • 電話やメール等の対応が良い会社
  • 対応が早い会社
  • 何かのポイントや特典がついてくる会社

部材費が抑えられてお得な施主支給ですが、リフォーム業者によっては対応してもらえない場合もあります。そのため、まずは施主支給でリフォームができるかどうかを確認し、そのうえで購入予定の設備を使ってもらえるか交渉しましょう。施主支給を依頼する際には、「友人や知人が設備会社にいて、そこから購入したものを使いたい」などと伝えると、角が立たずにスムーズです。

DIYで洗面台のリフォームをする

DIYをすることで、自分のイメージする洗面台やデザインを選ぶことができます。また、業者に依頼しないことで余分な出費をおさえられることはメリットといえます。

しかし、自分で行う場合は洗面台を取り替えるための、工具や機材を取り揃える必要があります。また、水道や排水などの水回りの知識も必要です。

トライしてみたが、難しく断念するようなことになれば、結果的に余分な手間暇や出費がかさみます。専門の業者に依頼すれば、そのようなことがなく満足いく結果をえられます。

洗面台のリフォーム費用が高くなる4つのケース

予算をオーバーすると、あとで生活が苦しくなる可能性があります。そのため、予算内に収めることも重要です。

リフォームの内容にこだわるほど、費用は高くなります。特に、これから紹介する4つのケースでは、予算オーバーになりがちです。「予算」と「理想的な仕上がり」とのバランスを考えながら、リフォームの計画を立てるとよいでしょう。

床や天井のリフォームも行う場合

洗面台のリフォームに合わせて、床や壁、天井なども新しくしたほうが、空間全体がきれいになるので理想的です。しかし、そうすることで50,000円ほどの費用が追加で必要になります。

プラス50,000円でも問題なければ、理想的な仕上がりになるようにリフォームするのもよいでしょう。しかし、予算が厳しいのであれば、無理をしないほうが賢明です。

床や天井のリフォームをしたいなら、足りない分のお金を貯めてから、改めてリフォームを依頼するという選択肢もあります。別々でリフォームをするよりも、洗面台の交換と同時に床や天井もリフォームしたほうが合理的で、仕上がりもきれいになりやすいです。

洗濯機の消耗品も交換する場合

洗濯機は、洗面台の隣に置いてあることが多いため、洗濯機まわりも合わせてきれいにするとよいでしょう。中でも、消耗品である洗濯機パンと、洗濯機用水栓の交換を同時にするケースは多いです。

どちらも消耗品でありながら、交換しようと思うと洗濯機を移動させるなど大変な作業が必要で、ほとんどの方がそのまま放置しています。可能であれば、洗面台のリフォームをきっかけに、洗濯機の消耗品も交換することが理想といえます。

ただし、洗濯機パンの交換は30,000円、洗濯機用水栓の交換は10,000円程度の費用が追加で必要です。予算に余裕がない場合は、あきらめるか、お金を貯めてからにするか、よく考えて決めましょう。

2つ目の洗面台を新設する場合

家族がいると、洗面台を使用したい時間帯がかぶってしまい、困ることがあります。特に、朝の忙しい時間に洗面台の取り合いになると大変です。そうならないために、洗面台を2つ置くと、皆が忙しい時間帯に取り合いになることはありません。

ただし、2つ目の洗面台を新たに設置する場合は、給排水の工事も必要になるため、50万円以上の費用が追加でかかります。予算に余裕があり、洗面台をどうしても増やしたい方にはおすすめです。

ハイグレードな洗面台を選んだ場合

デザイン性の高さや使い勝手を追求すると、洗面台だけでも最高で25万円ほどの費用がかかります。グレードが上がるほど見た目もよくなり、機能も充実しますが、その分費用は高いです。

ローグレードなものとハイグレードなものを見比べると、どうしてもハイグレードなほうに魅力を感じるでしょう。実際に見比べると、印象がまるで違います。

しかし予算が厳しいのであれば、グレードを抑えるか、お金を貯めてから再度検討するか、いずれかを選択したほうがよいでしょう。

洗面台のリフォームを行うタイミングは?

洗面台のリフォームには高額な費用がかかるので、決断するにも勇気がいります。いつリフォームをしたらよいのか、最適なタイミングを知っておくと、決断の後押しになることでしょう。

蛇口の交換が必要になった時

水漏れや水が止まらないなどの蛇口の故障は、劣化が原因で起こるケースが多いです。蛇口を交換する頃には、洗面台の古さも気になり、同じタイミングで洗面台をリフォームする人も多いです。

まだ新しいのに、水が止まらなくなった場合は、ゴムパッキンかバルブカートリッジなど、部品のみが故障している可能性もあります。その場合、ホームセンターで部品を購入して交換するだけでも改善しますが、素人では判断が難しいです。

そのため、自分で見てもわからない場合や、長く使用している蛇口の場合は、業者に見てもらったほうが安心でしょう。

洗面台の水漏れが発生した時

洗面台の水漏れは、排水ホースやパッキンの交換で直ります。水漏れ発生後は、まずは洗面台下の止水栓で水を止めましょう。そして、ホースやパッキンの痛みが原因だと断定できれば、品番を控えてホームセンターで同じものを購入し、交換すれば直ります。

しかし、素人では故障の原因を断定することは難しいため、なるべく業者を呼んで点検したほうがよいでしょう。すると点検してもらうことで、他の場所に欠陥が見つかることもあります。今は別の欠陥がなくても、ホースなどが痛むほど長く使用していたなら、他の場所もすぐに問題が起こるかもしれません。

そのため、水漏れなどの問題が発生したタイミングで、部分的にではなく洗面台をまるごと交換することを検討しましょう。

家庭環境が変化した時

例えば子供が成長すると、「洗面台のサイズが小さくて、汚れた服のつけ置き洗いがしにくい」「収納が足りない」などの不満が出てくることがあります。子どもが大きくなると、サイズの大きい洗面台のほうが使い勝手がよいと感じられて、収納も多いほど便利になるでしょう。

したがって、家族環境が変化して洗面台への不満が増えてきたら、洗面台の交換を検討することをおすすめします。

洗面台の使い勝手が悪いと感じた時

「洗面台のコンセントが足りない」「洗面台の高さが合っていない」などの不満を抱くケースも多いです。例えば家族が増えると、コンセントが1つでは足りずに取り合いになることもあります。

使い勝手が悪いと、日々ストレスを抱えて生活をしなければなりません。最新の洗面台は、機能的で使い勝手がよいものが多いので、思い切って新しいものに交換することで、日々のストレスも減るでしょう。

洗面台のリフォームで知っておくべき基本知識

スムーズに洗面台のリフォームを行うためには、基本的な知識を身に着けておくことをおすすめします。洗面台にあると便利な設備や照明を設置する際のポイント、メンテナンス面の考慮など、知っておきたいことは多数あります。基礎知識を身に着けて、快適な空間の実現を目指しましょう。

あると便利な設備

洗面台には、「必要な設備」と「あると便利な設備」の2つがあります。必要な設備は基本的に必須ですが、あると便利な設備は必須ではないため、予算に応じて導入するかどうかを決めるとよいでしょう。

必要な設備 便利な設備
・家電用コンセント
・鏡
・タオルかけバー
・天井換気扇
・タッチレス水栓
・スイング三面鏡
・足元暖房
・涼風暖房機
・タイマー付き換気扇
・パネルヒーター

快適な空間を実現させるためには、オプションで設備を追加することがおすすめですが、必ずしもすべて必要とは限りません。余計な設備をつけるとコストが高くなることはもちろん、場所を取って邪魔になってしまうこともあります。設備を追加する場合は本当に使うのか、あると便利といえるのかも考慮して、導入を検討しましょう。

快適な照明の考え方

洗面所の天井照明
洗面所の照明は、天井用と鏡用で適したワット数が違う

洗面台を快適に使うためには、照明の明るさや防湿性なども考慮しましょう。洗面台の全体の照明は60w程度がよく、鏡周りの部分照明は25w程度が目安です。両方とも多少の誤差はあっても構いませんが、あまりにも明るいか暗すぎると、使い勝手が悪くなるため注意しましょう。

また、照明は防湿性のあるものを選び、サビやカビなどを予防しておくと快適に使いやすくなります。照明のスイッチの場所も重要で、他の部屋のスイッチとの兼ね合いを考えながら、押しやすい場所に設置しましょう。

カウンターと鏡を大きくして家族と共有できる洗面台に

洗面所のカウンターに並ぶボトル
洗面台のカウンターを広くすれば、家族全員ぶんの洗面用品が置ける

家族が多い場合は、カウンターや鏡を大きめにしておくと、複数人で共有して使えるため便利です。特に、朝の身支度などで洗面台は混み合うことも多く、メイクやヘアセットなどをする人が多い場合は、スムーズに準備がしづらいです。

また、カウンターにある程度の広さがあると、ものも置きやすくなり、複数人で共有して使う場合でも、それぞれの動線がスムーズになります。反対に使用する人数が少ない場合は、コンパクトな洗面台にしても問題ないでしょう。いつ誰が使うのかを考えて、鏡やカウンターの大きさは決めることをおすすめします。

周辺の床材・壁材は湿気に強く掃除しやすいもの

洗面所の床と壁
洗面所の床と壁は水気に強いものを選ぶべし

洗面台の周辺は、水が飛び散りやすくて湿気もたまりやすいです。そのため、周辺に使用する床材や壁材は、湿気に強くて掃除しやすいものを選びましょう。防湿性が高いものを選ぶことで、カビや汚れを防止しやすく、メンテナンスもしやすくなります。

床材や壁材はさまざまあり、種類によって特徴が異なります。他の部屋とのバランスも考えながらデザインを選び、洗面台に適した性質を持つ部材を使用して、メンテナンスのしやすさを高めましょう。

洗面台のリフォームに関する3つの注意点

無計画に洗面台をリフォームすると、失敗する可能性があります。失敗を避けるためには、事前調査をしっかりすることがポイントです。特に注意していただきたい2つの項目を紹介します。

自宅の洗面室の大きさをしっかり計測する

サイズをしっかり計測しておかないと、設置したい洗面台が入らない可能性もあります。また、運搬が可能か調べるために、入り口の大きさを計測することも大切です。

現在使用している洗面台と同じサイズであれば、設置できないなどの問題が起こることはないでしょう。しかし、サイズの変更や設置場所の移動を予定している場合は、注意が必要です。設置スペースと入り口の幅や高さを計測して、設置や運搬に問題がないかを入念に確認する必要があります。

不安な方は、業者の方にお願いして事前に洗面室を見てもらい、問題がないかを確認しましょう。

気になることは事前に質問しておく

気になることがあれば、事前に業者の方に質問しましょう。例えば、「設置するスペースにサイズが合うか」「給水管の位置は合っているか」「電源の有無と位置に問題ないか」など、不安要素を解決してからリフォームを依頼することをおすすめします。

洗面台のリフォームに失敗しても、簡単にやり直すことはできません。そのため、取り付け方法などで気になることがあったら、小さなことでも事前に業者に相談しましょう。

マンションの場合は事前に管理規約を確認しておく

リフォームをする場合は、管理規約や契約書などを確認し、禁止事項に抵触しないように注意する必要があります。また、洗面所は水回りに関係する部分ですので、排水溝の変更や、壁面の改造などにともなう大がかりなリフォームには管理組合などに事前に相談するか連絡する必要があります。

また、近隣住民に迷惑のかからないように工事には配慮し、事前に工事日程の連絡などの挨拶をしておきましょう。また、管理規約に洗面所のリフォームに関する規約がない場合は、リフォームの内容を連絡し承諾を取る必要がある場合もあります。

おすすめの洗面台5選

洗面台を選ぶポイントとしては、家族構成や使用目的、設置場所の広さによってもサイズが変わります。価格帯もバリエーションがあり、各メーカーも特長のある商品がラインナップされています。用途を明確にしご家庭にあった洗面台をお選びください。
ここでは、各メーカーのおすすめ商品と特長をご案内いたしますので、用途や予算にあった商品をお選びください。

  • パナソニックのウツクシーズ
  • ノーリツのシャンピーヌ
  • クリナップのファンシオ
  • リクシルのL.C.(エルシィ)
  • TOTOのオクターブ

パナソニック:ウツクシーズ

パナソニックのおすすめは「ウツクシーズ」です。洗面台は、洗顔や歯みがきなどで汚れがちですが、「スゴピカカウンター」は有機ガラス系の素材を採用し、拭くだけで簡単にキレイになります。

また、電気メーカーだけに照明にはこだわり、「美ルック ツインラインLED照明」では顔全体に光が届くのでメイクのムラなどの心配も解消されます。

「タッチレス水栓 すぐピタ」はセンサーが検知して水を出すので、手洗いの時に水の出し過ぎを防止してくれます。価格帯は15万円~45万円です。

ノーリツ:シャンピーヌ

ノーリツのオススメは「シャンピーヌ」です。給湯器で有名なノーリツは、ガス代や水道代の効率面と使い勝手のよさに注目されます。

蛇口の部分は泡沫ストレートやシャワーなど水の出しかたが選べ、ヘッドを引き出せるメタルホースやリフトアップ機構により、洗面所での洗髪に楽に行え便利です。

洗面ボウルは17リットルと大容量で、洗面だけでなく洗濯や掃除など用途が豊富で、クーラーのフィルター掃除などスペースを取る洗浄にも最適です。価格帯は11万~20万です。

クリナップ:ファンシオ

クリナップのオススメは「ファンシオ」です。洗面ボウルの「流レールボールLL」は23リットルの大容量で、水はねの心配のいらな設計になっています。バケツを入れて楽々で給水できるのも特長です。

また、石けんやスポンジなど水分のついたまま置ける、サイドスペースも深く設計されているので、水洗いしても水が外にここぼれる心配はありません。

吐水もストレートと微細シャワーの2種類で、引き出しホースになっていますので、洗髪や洗面ボールの掃除などにも便利です。価格帯は14万円~40万円です。

リクシル:L.C.(エルシィ)

リクシルのおすすめは「L.C.(エルシィ)」です。女性に人気のデザインで、お手入れがしやすく抜け毛などが排水溝に流れ込まずに取りやすい構造になっています。

踏み台内蔵タイプは、小さなお子様がいるご家庭にはおすすめ。洗面台の高さも、ご使用になる方の身長にあわせて3タイプから選べます。

寒い冬の朝に、お湯を出してもなかなか暖かくならず、冷たい水で洗顔された経験はないでしょうか。即湯水栓は、すぐにお湯がでる設計になっていますので、お湯がでるまで水の出しっ放しにする心配もありません。価格帯は26万円~53万円です。

TOTOリクシル:オクターブ

TOTOのおすすめは「オクターブ」です。TOTOは便器でも有名なメーカーですが、水回りの機能がよく、流水をうまく利用した「すべり台ボウル」は便利です。泡や髪の毛が洗面ボウルに残りにくい構造をしていますので、残り泡を流すための余分な水は使用しません。

オクターブは、配管の配置を改良したことにより、収納スペースを広くした「奥ひろし」は、従来品と比較して30~50%も収納量が向上しました。

化粧鏡は稼働範囲が広く、左右どちらにも開く「スイング三面鏡」は便利な機能です。鏡を手前に引き出せば、いままで身体を前のめりにしていた辛い姿勢で見ることも解消されます。従来品の平面鏡も取り扱いはあります。価格帯は25万円~50万円です。

洗面台リフォームの3つの事例

洗面台のリフォームに備えて実際の事例を知り、イメージを膨らませておきましょう。

  • 【事例1】古いタイプの洗面台を鏡面やシンクの大きな洗面台に交換
  • 【事例2】一般的なタイプからこだわりの洗面台にリフォーム
  • 【事例3】脱衣所スペースを広げ収納力のある洗面台に交換

どのようなリフォームを行ったかはもちろん、かかった期間やコストをチェックしておくと、リフォームの全体像をより把握しやすくなります。

【事例1】古いタイプの洗面台を鏡面やシンクの大きな洗面台に交換

古くなった洗面台を交換し、鏡面やシンクの大きい洗面台を導入しています。施工期間は2日で、費用は13万円です。大きい鏡面の裏には収納スペースがあり、裏側にものを置けるため、洗面台を広々と使えるでしょう。

カウンターはフロート式のため、足元部分まですっきりとして見え、洗面台周辺も片付いて見えやすいです。ツインラインのLED照明によって、手元が明るく影ができづらい点も魅力でしょう。

【事例2】一般的なタイプからこだわりの洗面台にリフォーム

ごく一般的なタイプの洗面台を、こだわりの洗面台にリフォームしたケースでは、施工費用は25万円です。鏡の大きな洗面台を設置することで、身支度が整えやすく、洗面台の空間自体も特別なものに生まれ変わっているでしょう。

また、カウンターが広くてものが置きやすいため、デザイン性だけではなく、使い勝手も向上しています。

【事例3】脱衣所スペースを広げ収納力のある洗面台に交換

洗面台を交換するだけでなく、脱衣所のスペースを広げることで、空間全体の雰囲気が大きく変わっています。また、広がったスペースを活用して収納力のある洗面台に交換しているため、片付けがしやすくなり利便性は高まっているでしょう。

洗面台がオールスライドで収納でき、サイドキャビネットも搭載しているため、収納力は抜群です。施工期間は5日で費用は60万円です。期間がやや長いのは、脱衣所のスペースを拡張したことが理由でしょう。

リフォーム業者を探す場合はまず一括見積もりサイトがおすすめ

同じ工事内容でも、費用は会社によって異なります。リフォーム会社によって、特定の商材が安い場合があることも、費用に差が出る理由の1つです。

そのため、見積もりを取るなら、1社ではなく2~3社に相見積もりを取って比較しましょう。複数社に見積もりを依頼し、リフォーム会社同士で競合させることで、値引きを得るための有効策にもなります。

どこの専門業者に依頼すればいいか分からない方は、一括見積サイト「リフォスム」にお任せください。専門知識のある相談員が、ご要望や状況に応じて目的に合った専門業者を紹介し、専門業者選びがスムーズに進むようにサポートします。

予算に応じた洗面台のリフォームをしよう

洗面台の使い勝手に不満を感じるようになったら、リフォームを検討しましょう。また、長く使用して劣化を感じ始めたら、リフォームを検討する最適なタイミングだといえます。

しかし、グレードや工事内容により高額な費用がかかるので、予算に応じたリフォームになるように慎重に検討することが大切です。ハイグレードにするほど見た目も機能もよくて魅力的ですが、最近ではローグレードやミドルグレードでも十分な機能を備えています。

いずれにしても、リフォームを検討するなら、まずは見積もりを取り、いくらかかるのかを確認しましょう。業者によって見積もりの金額に差が出るため、リフォスムの一括査定を利用して、複数社の見積もりを比較することをおすすめします。

水回りリフォームの費用については以下の記事もご覧ください。

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