MENU

リフォームする箇所を選ぶ

お問い合わせ

0800-123-4215

受付時間 10:00〜19:00 (土日祝もOK)

トイレの手すり取付け位置の目安は?位置を決めるポイントも解説

トイレの手すり取付け位置の目安は?位置を決めるポイントも解説

高齢のご家族や自身の老後の安全性・快適性のためにも、自宅のトイレに手すりが設置されていると安心です。

この記事では、手すりの適切な取付け位置や、手すりの取付け位置を決めるうえでの注意点について解説します。

【関連記事】
>>トイレリフォームの費用相場

目次

トイレの手すり取付け位置の目安

トイレに取り付ける手すりの位置の目安は、設置したい箇所によって異なります

トイレのドアの開閉

I型手すりの取付け例

出典:ライフサポート

トイレのドアの開閉には、身体を方向転換させたり、ドアを開閉して出入りするように身体を支えられるよう縦手すりが適しています。

基本的に立った姿勢での使用を想定して、直立状態で手すりの上端が肩~顔くらいの高さに来るように手すりを設置すると良いでしょう。

身長によって異なりますが、具体的には握る部分が床から120cm前後の高さになる位置です。

トイレ内の移動

出典:TOTO

便器までの距離が長い場合、トイレ内を安全に移動できるよう横手すりを設置すると事故のリスクを減らすことができます。

手を自然に降ろした状態で手首がある位置が基準となります。

こちらも身長によって異なりますが、75cm~85cmが手すり設置位置の目安です。

トイレ内の立ち座り

L型手すりの取付け例

トイレ内の立ち座りのサポートには、L型手すりが良いでしょう。

立ち座りの際には平行部分に体重を預けることができ、立った姿勢では垂直部分につかまってバランスをとることができます。

あまり位置が高いと力が入らないため、便座に座った姿勢で肘の高さくらいに手すりの平行部分が来る位置に手すりを設置してください。

トイレに手すりを設置する前の確認ポイント

安全性を担保するため、また金銭面で損をしないためにトイレに手すりを設置する前には、設置位置以外にも以下の3点について事前に確認しておくようにしてください。

  • 壁の強度が足りているか
  • 使用者本人にとって使いやすいか
  • 介護保険や補助金が使えるか

順に説明します。

使用者本人にとって使いやすいか

前項にて説明した、それぞれの手すりの設置位置はあくまでも目安です。本人不在で取付け位置を決めず、必ず仮に手すりをあてがった状態で使用者に使いやすいかを確認してもらい位置を決めるようにしてください。

また、取り付け位置の他、手すりの太さや材質も重要です。

一般的な手すりの直径は28mm~36mm程度ですが、使用者の手の大きさに合わせて握りやすいものを選ぶようにしましょう。目安としては、しっかりと握ったときに親指と人差し指が少し重なるくらいです。

手すりの材質はステンレスやアルミといった金属のものよりも、木製やプラスチックなどの方が冬場に冷たくならないため、冷えやすいトイレには適しているでしょう。また、安心して掴まるために表面に滑り止め加工がされた手すりがおすすめです。

壁の強度が足りているか

せっかく手すりを取り付けても、固定している壁の強度に不安があっては安心して体重を預けることができません。

もしご自身で手すりの設置を考えている場合には、取付け位置の安全性を注意深く確認するようにしてください。

具体的には、壁の内側に柱がある場所に設置することで、手すりをがっちりと固定することができます。柱の有無を見極めるには、壁をノックして音で確かめる他、壁内センサー下地探しといった専用の工具を使う手もあります。

とはいえ、自信がなければリフォーム業者等に取付けを依頼した方が無難です。

介護保険や補助金が使えるかどうか

手すりの取付けには1か所あたり1~3万円。トイレ内外の3~4か所に手すりを付けた場合、10万円以上の費用がかかることもあります。出費を抑えるために、使える補助金制度等は必須で確認しておきたいところです。

具体的には、手すりの購入・レンタル、取付け工事費に対して、介護保険や自治体制度による資金補助を受けられる場合があります。

補助金の対象者は「要介護・要支援認定を受けている方」や「特定疾病を患っている方」などとされていることが多いですが、自治体によってはこのような条件に当てはまらない方でも使える制度が提供されていることも。

使える制度や条件はお住まいの自治体により異なりますので、詳しくは役所の福祉課や最寄りの地域包括支援センターにお問い合わせください。

>>介護保険リフォームとは?

まとめ:自然に手が届く、力の入りやすい位置が正解

トイレの手すりの設置位置の目安や、設置前の確認ポイントなどを解説しました。

設置すべき手すりの種類や、適切な取付け位置は使用者が車いす利用の有無・身長・握力などによって変わります。上記の目安にとらわれすぎず、本人にとって掴まりやすい位置に手すりを取り付けることが大切です。

取付け位置に迷われる場合には、担当のケアマネジャーや取付け業者に相談してみるのも良いでしょう。

手すりの取付け業者をお探しの際には、優良リフォーム業者紹介サービスリフォスムの利用もぜひご検討ください。4,000社以上の加盟店の中から、条件にぴったりの業者をご案内いたします。

目次