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トイレの床張り替え費用は?床材ごとの特徴や注意点を解説
トイレの床張り替えの目安となる時期は約10年と言われています。汚れが落ちにくくなったり、ひび割れといった症状がみられた場合は、張り替えを検討すると良いでしょう。
本記事では、トイレの床の張り替え費用や張り替えの注意点などを解説します。
Point
- トイレの床張り替え費用は、4~8万円程度
- トイレの床材を選ぶポイントは、耐水性とメンテナンス性
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目次
トイレの床張り替えの施工費用
床の素材や工事の内容によってそれぞれ費用は異なりますが、一般的なトイレの床の張り替え費用は4~8万円程度です。
以下の表は、トイレの床材を張り替えに掛かる費用相場をまとめたものです。
トイレの床張り替えを依頼する場合、材料費だけでなく養生費や廃材処分費がかかります。
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トイレの床材の選び方
トイレの床張り替えリフォームを行うにあたり、床材の選択は重要なポイントになります。
トイレは水回りであるため耐水性があること、毎日使う場所であるため、掃除がしやすい材質であることは大切なポイントです。
Point
- クッションフロア / フロアタイル:安価でDIYにおすすめ
- フローリング:廊下とのつながりや統一感を重視
- タイル / ハピアフロア:耐久性と耐水性に優れている
クッションフロア/フロアタイル:価格重視
価格重視で選ぶのであればクッションフロアやフロアタイルがおすすめです。他の床材に比べて比較的安価であり、張り替えがしやすい特徴があります。
汚れたクッションフロアを交換する場合など、クッションフロアであれば手軽にDIYを行えます。フロアタイルも今の床の上から貼ることができるため、張り替えの際にそれほど手間がかかりません。
さらにクッションフロアやフロアタイルは耐水性に優れているため、施工後も手入れしやすい特徴があります。
フローリング:見た目(統一感)
見た目を重視するのであれば、フローリングがおすすめです。部屋の床や廊下がフローリングの場合は、トイレの床材もフローリングにすることでつながりや統一感を出すことができます。
しかし、フローリングは木材であることから耐水性が低く、水やアンモニア、洗剤などで腐食しやすいため注意が必要です。
フローリング材を利用して張り替えする際は、耐久性や耐水性に優れているトイレ用のフローリング素材を選ぶと良いでしょう。
タイル/ハピアフロア:耐久性・耐水性
耐久性や耐水性を重視するのであれば、タイルやハピアフロアがおすすめです。比較的丈夫で、水に強いという特徴があります。
種類も豊富にあり、消臭性があるものや調湿機能がついたものなど機能性に優れたさまざまなタイルがあります。
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トイレの床材の特徴
床材を選ぶ際には価格だけでなく、撥水性や掃除のしやすさなどのメンテナンス性にも注目して選ぶとよいでしょう。本章では、トイレの床材の特徴を解説します。
クッションフロア
耐水性のある塩化ビニールシート素材でできているクッションフロアは、コストパフォーマンスが高く、トイレの床材として最も人気の高いです。
ビニールシート素材のため、比較的厚めで弾力性があり、耐水性にも優れています。日々のお手入れも水ぶきで簡単に手入れができます。
ただし、比較的へこみや傷がつきやすく、経年劣化が早いため注意が必要です。
フロアタイル
塩化ビニル素材のフロアタイルは、クッションフロアに比べて耐久性に優れています。
DIYとしても利用されることが多く、デザインやカラーも豊富にあるため、好みに合わせてさまざまなフロアタイルを選べます。
反面、他の素材に比べてクッション性に欠けるため、足腰の悪い高齢の方には不向きです。
フローリング
主に木材を使用した床材であるフローリングは、廊下やリビングなどと調和するため家全体に統一感が生まれます。
しかし木材であることから耐水性が弱く、洗剤やアンモニアによって比較的腐食しやすい特徴があります。
フローリングに張り替える際は、特殊なシートで表面加工されたトイレ用のフローリング素材から選びましょう。
タイル
陶磁器製のタイルは耐久性や耐水性が高く、傷がつきにくいのが特徴です。お手入れは中性洗剤を薄めた水でぞうきんを濡らし、固く絞って拭くだけで汚れが落ちます。
なお、1枚1枚張っていくタイルは他の床材よりも施工費用が高く、工期も長くなりがちです。冬場は表面が冷たくなるため、足元が冷えないよう注意が必要です。
ハピアフロア
トイレに特化した専用床材であるハピアフロアは、大建工業が開発した石目柄の高級感あふれる化粧床材です。
耐久性や耐水性に優れており掃除がしやすいのみならず、耐薬性にも優れていることからアンモニアなどが染み込みにくく、黒ずみができにくいのも特徴です。
ただし、他の素材と比べて高価な床材(参考価格:16,890円~18,340円/㎡)であるため、誰もが手軽に購入できるとは言えないでしょう。
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おしゃれなトイレの床の柄
トイレの張り替えリフォームを行う際は、床の材質だけでなくどのような柄を選べばよいのか迷うこともあるでしょう。
ここで、おしゃれに仕上がるおすすめのトイレの床の柄を4つ紹介します
テラコッタ調:明るい雰囲気に
テラコッタ柄のクッションフロアは、1つずつ柄が違くて味わい深いことが特徴で、トイレが明るい雰囲気になります。ヨーロッパテイストの住宅とも相性がよいでしょう。
木目調:温かみが感じられる
トイレは水や汚れが飛び散りやすいトイレでは、フローリング材よりも木目調の柄のクッションフロアがおすすめです。
トイレの雰囲気が暗くならないように、明るめのメープル柄やホワイトアッシュ柄などを選ぶとおしゃれなイメージに仕上がります。
タイル柄:シックでおしゃれ
床材に本物のタイルや石を使用すると、目地の掃除に意外に手間がかかります。
タイル柄のプラスチック素材を使用すれば、シックでおしゃれなタイルの質感が演出できて、さらにお手入れは簡単にできるのでおすすめです。
大理石柄:高級感がある
大理石のオニキスや、ビアンコカララを再現したクッションフロアを使用すると、ホテルのような高級感のある空間に仕上がります。
カラーはベージュ系やグレー系、ブラウン系などがあり、壁紙の雰囲気に合わせて選べます。
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トイレの床張り替えの注意点
毎日使うトイレは劣化も早いです。とくに水に濡れることが多い床は、どれだけ手入れをしていても黒ずんだり腐食したりするものです。
ここでは、トイレの床張り替えを検討する際に、特に注意すべきポイントを解説します。
トイレの床を交換するタイミングを見極める
手入れをしていても長年使用して入れば、床に消えない黒ずみが浮いてきたり、床材が腐食してきたりするでしょう。クッションフロアやフローリングでおおよそ10年、タイルでおおよそ15年が張り替えの目安です。
なお、トイレの床を張り替えるためには、場合によっては便器を撤去する必要があります。そのため床だけ張り替えるのでなく、全面リフォームを行うタイミングで床材を張り替えることもおすすめです。
張り替え後の床の高さに注意する
トイレの床だけを張り替える場合、床の高さに注意する必要があります。あえて床に段差をつけることで、便器と手洗い場のメリハリがつくというメリットがあります。
しかし、段差があるとつまずきやすいというデメリットがあります。バリアフリーの観点から、床を張り替えるタイミングで、段差を解消するリフォームも検討しましょう。
臭いの元になる排水口の設置は避ける
床材をタイルに変更する場合に多いのが排水溝を設置するケースです。排水溝を作るメリットは、汚れを水でダイレクトに洗い流すことができます。
排水溝は、常に水をためておくことで、下水から上がってくるにおいを防ぐことができます。一方で、水がなくなるとにおいの元になってしまうため、こまめに水を流さないと臭いの原因となります。
トイレが生活空間と密接していることが多い一般住宅の場合は、排水溝を設置することによるデメリットもよく考えましょう。
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トイレの床張り替えの施工事例
最後に、トイレの床を張り替えた施工事例を紹介します。
傷んだクッションフロアの張り替え
トイレの床を綺麗にするために、便器を取り外し、クッションフロアを張り替えた施工事例です。費用は約4.4万円、工期は1日です。
フローリングをクッションフロアへ張り替え
床材のフローリングが水で傷んでしまったため、下地を補修してクッションフロアを張り替えた事例です。費用は9万円、工期は1日です。
傷んだフローリングの張り替え
便器周りが汚れて傷んでいたため、下地を交換した上で、再度フローリングに張り替えた施工事例です。費用は9万円、工期は1日です。
トイレの交換と一緒に床の張り替え
タンク式トイレの交換と一緒に、アズレージョ風のタイル柄が映えるクッションフロアに張り替えた施工事例です。費用は40万円、工期は1日です。
床を張り替える際には、便器を取り外すことになるため、一緒にトイレを交換してしまうのもおすすめです。
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まとめ
本記事では、トイレの床の張り替え費用や注意点について解説していきました。
トイレの床の張り替え費用相場は4万~8万円程度です。床材によってメリット・デメリットがあるので、価格以外も考慮して床材を選びましょう。
なお、トイレの床を張り替える業者をお探しの方は、リフォスムのようなリフォームの一括見積もりサイトを利用することをおすすめします。
一括見積もりサイトには多くのリフォーム業者が登録しており、条件を絞り希望の業者を探すことが可能です。無料で利用できますので、ぜひお気軽にご利用ください。