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マンションのトイレリフォームの注意点は?費用相場やおすすめ製品も紹介!

現在マンションにお住まいでトイレのリフォームをしたいものの、
「費用相場はどれくらい?」
「管理組合への連絡は必要?」
など疑問や不安を抱えている方も少なくないでしょう。
この記事では、マンションでトイレのリフォームをするときの注意点や費用相場、おすすめの製品についてご紹介します。
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目次
マンションのトイレリフォームに関する注意点

マンションのトイレリフォームをする際には、次の注意点を押さえておきましょう。
リフォームの注意点
- 管理組合に許可をとる
- コンセントの有無を確認する
- タンクレストイレは設置できない場合がある
- 増設はできないことが多い
リフォームを成功させるためにも、事前にポイントを抑えてリフォームに望むことが大切です。
管理組合に許可をとる
トイレに限らず、マンションでのリフォームは事前に管理組合などに連絡をして、工事をしてもよいか許可を取っておかなければなりません。
管理組合の許可なく工事を行うと、後から元に戻すよういわれることもあり、余計な時間とコストがかかってしまうことも多いです。申告せずにリフォームをするとトラブルにもなりかねないため、必ず連絡を入れて許可を得ておくようにしましょう。
コンセントの有無を確認する
新たにウォシュレットを導入したい場合には、コンセントがあることを確認しておく必要があります。コンセントが無い場合には新たに取り付けることになりますが、その分の費用も上乗せされるため注意が必要です。
タンクレストイレは設置できない場合がある
タンクレストイレは水圧が低いと設置できない場合があり、マンションの高層階などでは設置できないこともあるため注意しなければなりません。
タンク式のトイレであれば水圧や環境に左右されずに安定して使えます。また、タンクレストイレでも低水圧で使用できるといったモデルはあるため、これを選ぶこともおすすめです。
増設はできないことが多い
マンションでは排水構造の問題からトイレの増設ができない場合もあります。増設の可否はマンションごとに異なるため、管理組合に確認しておくとよいでしょう。
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マンションのトイレリフォームにかかる費用相場
マンションのトイレリフォームをする場合に、どれくらいの費用がかかるのかを知っておく必要があります。リフォーム内容は多岐にわたりますが、代表的なケースをあげると、費用相場は次の通りです。
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
便座のみを新しいものに交換 | 3万円~ |
新しい便器に交換 | 5万円~25万円 |
便器に合わせて内装もリフォーム | 約60万円~80万円 |
マンションのトイレリフォームの費用はリフォーム内容により幅があります。数万円程度でリフォームできる場合もあれば、60万円以上と高額になってしまうこともあるため、注意しなければなりません。
便座のみを新しいものに交換:3万円~
便器は現在使用しているものを継続して使い、便座のみ交換するだけなら費用は3万円程度からと比較的安価です。
便座のグレードによっても金額は異なりますが、大体20,000円程度で購入できることが多いです。これに業者に依頼した場合の工事費10,000円程度が上乗せされるとイメージしましょう。便座の交換だけならDIYでも可能であり、自分で行うならさらに安価でリフォームできます。
新しい便器に交換:5万円~25万円
便器自体を交換する場合は、便座のみよりも費用は高く、5万円~25万円程度が相場です。便器のグレードによっても費用は変わりますが、それだけではなく便器のタイプによっても相場は違います。
便器のタイプ | 費用相場 |
---|---|
タンク付き | 5万円~10万円 |
タンクレス | 15万円~25万円 |
高機能モデル | 10万円~15万円 |
タンクの有無や付随する機能などで費用相場は異なるため、商品の選び方次第でコスト負担が大きく違ってくるといえるでしょう。それぞれで特徴が異なるため、自宅の環境に合わせたものを選ぶことが大切です。
タンクレストイレへのリフォーム
水を貯めるタンクがなく、水道管に直結して水を流すタンクレストイレは、通常のタンク付きトイレより高機能です。後方にタンクがないので室内がすっきりし、掃除もしやすいことで人気が高まっています。
便器自体の価格の高い傾向があり、便器代を含めたリフォーム費用は15万円~25万円とやや高めです。
便器に合わせて内装もリフォーム:約60万円~80万円
トイレだけではなく、内装のリフォームも行う場合は、費用相場は60万円~80万円程度と一気に高額になりやすいです。内装のリフォームでできることは多く、代表的な例だと次のものがあげられます。
- 床やクロスの張り替え
- 収納の設置
- 手洗い場のリフォーム
使用する部材や導入する設備のグレードによっても金額は異なりますが、行う箇所が増えるほどコストアップすることは覚えておきましょう。
便器の交換と床やクロスの張り替えなら60万円程度、さらに収納の設置や手洗い場のリフォームも行う場合は80万円以上かかることが多いです。
狭いトイレを広くするリフォーム
高齢者や車椅子の方などは、広いトイレの方がなにかと便利です。狭いトイレをバリアフリー化して介護用の広いトイレにリフォームする場合は約13万円~32万円かかります。
しかしマンションの構造などの関係上、場合によってはトイレの拡張工事ができない場合や想定以上に費用が高額になる可能性もあるため注意が必要です。
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マンションのトイレリフォーム費用を抑える5つの方法
場合によっては数十万円以上と、高額な費用がかかってしまうトイレリフォームは、費用を抑える方法もいくつかあります。
費用を抑える方法
便器を交換するのではなくコーティングする
便器のグレードを落とす
施主支給で設備機器価格を抑える
トイレのリフォームが得意な業者を選ぶ
見積もりを複数社で比較してから業者を決める
コスト削減の5つの方法を知り、少しでもお得にリフォームを実施しましょう。
便器を交換するのではなくコーティングする
便器の交換では10万円以上の費用がかかることも多いですが、コーティングをするだけなら1万円~2万円程度で済むことも少なくありません。コーティングをすることで便器を新品同然のきれいな状態に戻すことができ、付着してしまったがんこな汚れも落とせます。
また、コーティングしてしばらくのうちは汚れも付きづらくなるため、その後のメンテナンスの手間も省けるでしょう。
便器本体がそれほど傷んでいなかったり、搭載されている機能には満足しているなら、コーティングのみ行い、安価できれいな状態に戻すこともおすすめです。
便器のグレードを落とす
購入費用を節約するとコストは下げられるため、便器のグレードを落として本体価格がよりやすいものを選ぶことも大切です。高いグレードのものはデザイン性がよかったり、便利な機能が充実していたりして使い勝手がよいことは確かです。
しかし、オプションとして付属するものが多いほど、費用はどうしても高額になってしまうため、コストを考慮するなら必要最低限の機能に限定して選ぶ必要があります。
ただし、トイレは一度交換すると10年程度の長い期間使用することも多いため、あくまで使用に際してストレスを感じない範囲で機能を限定することが大切です。
欲しい機能があるのに費用を考えてそれが搭載されていないモデルを選ぶと、リフォームしてから後悔することも少なくありません。必要な機能はすべてリストアップし、それらを満たす範囲内でグレードの調節を行うとよいでしょう。
施主支給で設備機器価格を抑える
リフォームに使う設備を自分で購入し、それを使って工事をしてもらう施主支給という方法でも、コストは削減できます。ネットやホームセンターなどで安価な設備を購入することで、設備機器の価格が抑えられ、リフォーム費用の減額が可能です。
ただし、施主支給を嫌がるリフォーム業者もあるため、事前に対応してもらえるかは確認しておきましょう。また、業者は独自のルートから格安で設備を仕入れていることもあるため、業者が買ったほうが安いこともあります。
施主支給が必ずしも安いとは限らないため、業者に買ってもらった場合の費用と比較し、より安いほうを選ぶとよいでしょう。
トイレのリフォームが得意な業者を選ぶ
工事費や部材の仕入れ値を下げるには、トイレのリフォームが得意な業者を選ぶことが大切です。リフォーム業者によって得意分野は異なります。強みのある分野だと工事が素早く、費用が安く済んだり、独自のルートで仕入れができるため、費用が他で購入するよりも安価になるケースがあります。
トイレのリフォーム専門や水回りを専門に行う業者なら、より安価で依頼しやすいため、得意分野を見極めて依頼先を決めるとよいでしょう。
見積もりを複数社で比較してから業者を決める
業者にリフォームを依頼する際には、まずは見積もりを取りますが、このとき見積もりを複数社に依頼しておくことが大切です。同じ工事でも業者によって見積もりの金額が異なることは多いため、複数社で比較して、より好条件を提示した業者に依頼するとよいでしょう。
見積もりは最低3社程度で比較するとよく、効率的に行うには一括見積もりサイトのリフォスムにお任せください。リフォスムではリフォームの専門知識を持った相談員が、自宅の工事内容に合わせて業者をご紹介します。
マンションのトイレリフォームに向けた適切な業者が、よりスムーズかつお得に工事をしてもらえるでしょう。
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マンションのトイレリフォームにオススメの製品4選
スペースが限られるマンションでのトイレリフォームにもおすすめの、おしゃれで使いやすいトイレ製品を4つご紹介します。
おすすめのトイレ
- TOTO レストパル
- TOTO GG
- LIXIL リフォレ
- Panasonic アラウーノS2
それぞれで特徴が異なるため、メーカーや商品ごとの違いを知り、自宅に合ったものを探しましょう。
TOTO レストパル

トイレメーカーとして有名なTOTOは安心感が高く、信頼のあるメーカーのため利用しやすいでしょう。レストパルは収納一体型のトイレであり、キャビネットに収納ができるため、トイレを片付けやすくなっている点が魅力です。
便器の後ろなど、本来デッドスペースとなっていた部分がキャビネットになっているため、効率的に空間を使って収納力を高めています。また、節水機能が高く、流すだけで便器の汚れを取りやすいため、メンテナンスの手間も少ないです。汚れにくいだけではなく、掃除もしやすい構造になっており、清潔な状態を簡単に保ちやすいでしょう。
※参考:TOTO
TOTO GG

同じTOTOの商品では、GGもおすすめです。GGはタンク式ですが、タンクレス式のようにコンパクトな作りであるため、個室が狭くなりやすいマンションでも導入がしやすいでしょう。
掃除がしやすく汚れがたまりにくい構造のため、メンテナンスも簡単です。また、便座のオート開閉や最新のエコ機能なども搭載されており、使い勝手のよい機能的なモデルといえます。
※参考:TOTO
LIXIL リフォレ

LIXILのリフォレは、タンク式のトイレのタンク部分にキャビネットを設置して隠すため、まるでタンクレスのようなすっきりとしたデザインです。設置したキャビネットには収納スペースがあるため、デッドスペースを使って収納力を向上させられるのは、大きな魅力でしょう。
タンクと一緒に配管などもキャビネットに隠せるため、トイレ全体をスタイリッシュに見せやすくもなります。また、除菌機能もあり、掃除がしやすく機能的であることも、魅力といえるでしょう。
※参考:LIXIL
Panasonic アラウーノS2

タンクレスですっきりとしたデザインを求めるなら、PanasonicのアラウーノS2がおすすめです。シンプルながらもスタイリッシュなデザイン性が特徴であり、コンパクトなため、広々とトイレ空間を使いやすくなります。
また、汚れをガードしたり、流す際の水流で掃除をしたりするなど、機能面も充実しています。セルフメンテナンスの機能が充実しているため、清潔な状態を保ちやすく、省エネ機能も優れている点が魅力です。低価格で購入できるのもうれしいポイントであり、購入からその後のランニングコストまで抑えたい人におすすめでしょう。
※参考:Panasonic
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満足のいくトイレのリフォームは計画的に
トイレのリフォームといってもその内容は幅広く、リフォーム内容や予算に応じて柔軟にリフォームすることができます。しかしマンションによっては構造上トイレのリフォームができない場合や、設置できないタイプのトイレもあるため注意が必要です。
マンションとトイレリフォームを行う場合、今回の記事のポイントを事前に抑えて計画的に進めることをおすすめします。