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洗面台リフォームの費用を安くする8つの方法!費用の相場も解説
洗面台の寿命は10年~20年。長く使っており不具合が見られ始めている場合には、水漏れを起こす前に早めのリフォームを検討してください。とはいえ、リフォームにかけられる予算は限られますから、リフォーム費用はなるべく安く抑えたいところです。
そこでこの記事では、洗面台のリフォーム費用を安く抑えるために知っておきたい8つのポイントについて解説します。
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目次
[基礎知識]洗面台の種類にはどんなものがある?
洗面台のリフォームを考えているのであれば、まず「洗面台にはどんな種類の種類ものがあるか」について知っておきましょう。
あなたに合った洗面台のなかで、最もリーズナブルなものを見つけるのに役立ちます。
上図のように、洗面台とは水栓兼カウンターのいわゆる「洗面台」を指す場合と、鏡・ボウル・カウンター・収納などが一体となった「洗面化粧台」を指す場合の、二通りがあります。
自分がリフォームしたいのは、洗面台と化粧洗面台のどちらなのかを区別しておくと、予算の把握に役立ちます。
洗面台の種類一覧
「洗面台」の種類
「洗面台」は、水栓と洗面ボウルが組み合わされたシンプルな台です。収納スペースは無いことが多く、手洗いなどの限られた用途のために設置されています。
洗面台は洗面ボウルの設置方法により分けると3種類あります。
種類 | 特徴 |
---|---|
埋め込み型 |
・一番シンプル ・洗面台と洗面ボウルが一体 |
壁付け型 |
・壁に洗面ボウルを固定するタイプ |
置き型 |
・カウンター上に洗面ボウルを固定するタイプ ・おしゃれな雰囲気が人気 |
「化粧洗面台」の種類
「化粧洗面台」は、水栓・洗面ボウル・鏡・収納などが一体となった設備です。
手洗いのほか、洗顔や整髪などある程度の時間をかけて身だしなみを整える用途で使われます。
一般的に「洗面台をリフォームしたい」という場合、こちらを想像する方が多いのではないでしょうか。
洗面化粧台には大きく分けて「ユニットタイプ」「システムタイプ」の2種類があります。
この2種類は、部位ごとにサイズや機能のカスタマイズができるかどうかが異なります。
分類 | 特徴 |
---|---|
ユニットタイプ |
・鏡、ボウル、カウンター、収納などが一体 ・サイズや配置などは固定 |
システムタイプ |
・鏡、ボウル、カウンター、収納などが一体 ・組み合わせでサイズや機能を組み替え可能 |
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洗面台リフォームの費用相場
そもそも、洗面台のリフォームには通常いくらぐらいの金額がかかるのでしょうか?
洗面台のリフォーム工事には、一般的に20万円から30万円の費用がかかります。
さらに同時に洗面所の内装も施工する際には、施工費用は合計で30万円から50万円以上になると予想しておくとよいでしょう。
洗面台リフォームをなるべく低価格で行いたい場合は、20万円を目標に商品選びやリフォーム業者の選定を行うと良いでしょう
ここでは、なるべく約20万円以下で洗面台をリフォームするためのポイントを検討します。
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洗面台のリフォーム費用を抑える8つのポイント
洗面台のリフォーム費用を安くするために、以下の8つのポイントを押さえておきましょう。
多くの人にとって再現性高くリフォーム費用を節約できる方法は、本体価格を安く抑えることです。①~⑤のポイントが該当します。
また、徹底的に削れる費用は削りたいという方は⑥~⑧の方法も有効です。特に⑥「見積もりを比較する」は一括見積もりサイトを利用すれば少しの労力で、大きく費用を節約できる可能性があります。
以降にて、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
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①低価格帯の洗面台を選ぶ
リフォーム費用を抑えるには、同一メーカーの中でも低価格帯の製品を選ぶと良いでしょう。
LIXILやTOTO、タカラスタンダードといった大手メーカーは、価格帯の異なるいくつかの洗面台を販売しています。便宜上、高価格帯・中価格帯・低価格帯という分類がされることが多いです。例えば、TOTOであれば以下の通り。
▼高価格帯
▼中価格帯
▼低価格帯
高価格帯グレードの製品は機能や収納が充実している他、デザイン性にも優れます。とはいえ、低価格帯の洗面台は機能やデザインこそシンプルになるものの、普通に使う分には申し分ない性能です。
また、高価格帯のエスクアはスタイリッシュな路線ですが、低価格帯のサクアのデザインも愛嬌があって好きだという方も多いはず。質感の高さや特定の欲しい機能があるというわけでなければ、低価格帯の洗面台もおすすめです。
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②アウトレット品を探す
売り切れなかった商品やキズ物、ショールームで使われていた展示品などのアウトレット品の洗面台であれば、定価の50%~70%の価格で購入できる場合もあります。
たとえば、2023年11月現在、ハウステックのオンラインショップでは通常18万200円~の洗面台Lavabo Sシリーズが約6万円OFFの11万9,800円で販売されています。
参考:ハウステック オンラインショップ
設置したい洗面台が決まっている場合には、各メーカーのwebサイトでアウトレット品の販売がされていないか確認してみるのも良いでしょう。ただし、アウトレット品は多くの場合、メーカー保証の対象外となりますのでご注意ください。
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③パーツ一体型の洗面台を選ぶ
洗面台の商品は大きく2つに分けられます。
- 洗面ボウルやカウンター、鏡、収納といったパーツをそれぞれ選んで組み合わせるタイプの洗面台
- すべてのパーツがあらかじめ一体となって販売されている洗面台
それぞれ、システムタイプ/ユニットタイプと呼ばれることも。
システムタイプの洗面台の方が、自由にカスタマイズできる魅力があります。一方、リフォーム費用を安く抑えやすいのはユニットタイプの洗面台。ユニットタイプの洗面台は大量生産ができるため本体価格が抑えやすいのです。
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④値引き率も加味する
前提として、洗面台を含む水回りの設備は値引き率が高い傾向にあります。3割~4割の値引き率が通常で、業者がキャンペーンを行っていれば5割~7割の値引きがされることも。
ただし、業者が扱うすべてのメーカーの商品が均等な値引き率になっているわけではありません。値引き率は工務店とメーカーとの付き合いの深さや、そのメーカーからの仕入れ数によって変わります。継続的に大量に仕入れていれば単価が下がるため、その分大幅な値引きが可能になるというわけです。
よって、リフォーム費用を安く抑えることを目的とするなら定価の安い洗面台を選ぶよりも、その工務店はどのメーカーの製品の値引き率が高いのか、という観点で選ぶ方が良いでしょう。
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⑤欲しい機能を洗い出しておく
洗面台はシンプルな構成でまとめれば10万円前後からリフォームができますが、機能や収納などのオプションを追加していくと総額40万円~50万円にまで膨らむ場合も。
洗面台といっても思った以上にオプション機能やサイズの選択肢が多いため、安易な選択を繰り返していると、不要な機能にお金を払ってしまって後悔することになりかねません。
後悔しないためには、業者にリフォームの相談する前にあらかじめ洗面台に求める機能/不要な機能を洗い出しておくのがおすすめです。
一例として、以下のようにパーツごとに要否や充実度を決めていくのも良いでしょう。
- 身だしなみが整えやすいように三面鏡は必須でほしい
- 脱衣所も兼ねるから収納量はそれなりに必要かも…
- 洗面ボウルの材質や大きさには特にこだわらない
このように洗面台に求めるスペックを整理しておくことで、不要なオプションにお金をかけてしまうリスクが減る他、万が一予算を上回ってしまいそうなときには優先度の低い項目から切っていくといった合理的な判断がしやすくなります。
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⑥見積もりを比較する
まれに異様に高い値引き率を売りにしている業者がありますが、これには注意が必要。洗面台の本体価格が安い分、工事費用が相場よりも高い可能性もあるからです。
商品の値引きがある・工事を安く行うといっても、まだ安くリフォームできるとは限りません。つまるところ、商品価格や取付け工事費用といった単体の金額で比較するのではなく、見積もり総額で判断する必要があるということです。
とはいえ、そもそも洗面台リフォームの相場がわからないから、安いかどうかの検討がつかないという方がほとんどではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、「複数の業者に相見積もりを取ること」です。具体的には、同じ条件で3社程度の業者に見積もり依頼を取ることを勧めます。3社を比較することで、おおよその相場を把握することが可能です。
なお、リフォームの相見積もりをとるなら一括見積もりサイトのリフォスムもぜひご活用ください。お手持ちのスマホから無料で複数業者への見積もり依頼ができます。
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⑦部分的にDIYをする
洗面台の取付けは基本的に業者に依頼すべきですが、簡単な壁面収納の造作や壁紙の張り替えであればDIYで費用を節約することもできます。
壁面収納のDIYには、ラブリコやディアウォールといったDIYグッズを使うと簡単です。ラブリコやディアウォールは、よくある縦長の木材の端に取り付けて、突っ張り棒のようにできるという優れもの。釘やドライバーを使うことなく、おしゃれな棚を作ることができます。
壁紙のDIYには、シールタイプのリメイクシートがおすすめです。接着剤とハケで貼るような壁紙だとはじめてのDIYにしては難易度が高く、ヨレたり空気が入ってしまう可能性が大。一方、裏面がシールになっているリメイクシートなら比較的簡単に貼れます。失敗しても貼りなおせる製品が多いので安心です。
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⑧廃材を自分で処分する
通常、洗面台のリフォーム費用には、取り外した洗面台や不要になった壁紙を引き取ってもらうための「廃材処分費」が含まれます。
これらの廃材の処分を自分ですることで、費用を節約することが可能です。
たとえば、剥がした壁紙くらいであれば、細かくカットして通常の可燃/不燃ごみとして収集してもらうことができます(※一度に大量に出しすぎないよう注意)。
洗面台本体も手数料や運びだしの手間はかかりますが、多くの場合、粗大ごみとして回収してもらうことができます。ただし、粗大ごみの対象や収集方法はお住まいの自治体によって異なるため、実際に回収してもらえるかどうかを必ず確認しておきましょう。
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洗面台リフォームに最適な時期は?
洗面台リフォームの時期は、使用開始から約15~20年程度が目安です。
これは、カウンターだけでなく排水栓や水栓金具の交換も想定した年数になります。
水回り設備は、水漏れや排水のつまりなどトラブルが起こる前に交換することを強くオススメします。
同一の洗面台を使い始めて15年以上使用している場合は、水栓金具のパッキン、照明器具、排水栓などの点検をまずは行いましょう。
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洗面台リフォームの流れ
洗面台のリフォームを依頼したときの具体的な工事の流れを紹介します。
洗面台交換のリフォーム工事内容
洗面台の交換リフォームは、一般的な以下のような流れで行います。
・養生(施工中に壁などが汚れないように保護をします)
↓
・ 古い洗面台の撤去
↓
・新しい洗面台の据え付け
↓
・給排水管工事
↓
・動作点検
↓
・後片付け・清掃
リフォーム内容に応じて、壁紙や床の張り替えなどの内装リフォーム、コンセント設置等の電気工事など、追加で工事内容が増えることがあります。
また、業者によっては古い洗面台の処分に追加料金が発生することがあります。
事前に確認しておきましょう。
洗面台のリフォーム工事にかかる時間
洗面台リフォームはおおむね3~5時間程度で完了します。
洗面台の交換以外にも、壁紙や床の張替えなどもあわせ行った場合は1日~2日ほどかかる場合があります。
マンションの洗面台も交換できる?
洗面台のリフォーム自体は、一戸建てだけでなくマンションでも可能です。
ただし、賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に相談が必要となります。
賃貸物件は退去する際に原状回復(元の設備に戻す作業)が必要となるため、勝手に設備を交換することはできません。
もし洗面台をリフォームしたい理由が経年劣化等の場合、交換費用は大家さんや管理会社が負担するのが一般的です。
参考:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)|国土交通省
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まとめ:ポイントを押さえて洗面台を安くリフォーム
以上、洗面台のリフォーム費用を安く抑えるための8つのポイントについて解説しました。ざっと振り返ってみましょう。
①低価格帯の洗面台を選ぶ。
→ デザインこそシンプルになるものの、機能性は申し分ありません。
②アウトレット品を探す。
→ 採用したい洗面台が決まっているなら、一度メーカーのオンラインショップを確認してみましょう。
③パーツ一体型の洗面台を選ぶ。
→ カスタマイズはできませんが、費用は抑えられます。
④値引き率も加味する。
→ 製品にこだわらないのであれば、値引き率で製品を決めるのも良いでしょう。
⑤見積もりを比較する。
→ 3社程度の業者に相見積もりをとり、相場を把握することが大切です。
⑥欲しい機能を洗い出しておく。
→ 不要なオプションにうっかりお金を使わないように注意しましょう。
⑦部分的にDIYをする。
→ 簡単な収納棚の造作や壁の模様替えであればDIYも可能です。
⑧廃材を自分で処分する。
→ 手間はかかりますが廃材処分費を節約できます。
なお、リフォーム業者探しや見積もり依頼がまだ済んでいないという場合には、優良リフォーム業者紹介サービスリフォスムの利用もおすすめです。入力した条件によってリフォーム業者を検索できる他、一括で相見積もりの依頼をすることも。無料で利用できますので、ぜひお気軽にご利用ください。