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IHヒーターが付かない!5つの状況とその原因・対応方法を解説

IHヒーターとは、火で直接加熱するガスコンロに対して、電流を流して鍋やフライパン自体を発熱させるタイプの機器です。
火による事故が少ないことや、フラットな天板によるお手入れの簡単さなどが好まれています。
しかし、IHも機器なので、日常生活で使う中で、電源がつかなくなってしまうことがあります。
調理をしようとキッチンに立ったのに、IHが付かないと困ってしまいますよね。
この記事では、IHが付かない時の原因と対応を、5つの状況別に解説していきます。
IHが付かない時の原因と対策、修理や交換が必要であるか、修理や交換の相場から業者選びのポイントまで解説しているので、ぜひ、最後までチェックしてください。
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目次
IHが付かない!5つの状況とその原因
IHが付かない…故障してしまった…料理が作れないので困ってしまいますよね。
少しの期間なら外食でも乗り切れますが、無駄な出費はし続けられません。また、勤務先や学校などでのお弁当、介護職や離乳食、ホームパーティーの予定など、どうしても自炊が必要な場合もあります。
ご家族のいるご家庭だと、一刻も早く解決したいものですよね。
しかし、IHが付かない時に、故障だと決めつけるのは待ってください
IHが付かなくなるのには、自分でも解消できる方法もあるため、まずはそれらの原因を把握しておきましょう。
まずはIHが付かないよくある5つの状況別と、その原因・具体的な対応方法について解説していきます。
状況1: 電源を押しても付かない
状況2: 火力ランプが点滅して消える
状況3: 電源は入るけど加熱できない
状況4: ボタンが反応しない
状況5: 加熱中に停止する・本体から音がする
状況1: 電源を押しても付かない
IHヒーターは最初に電源を押して使い始めますが、電源を押しても付かないケースがあります。
そうした場合に慌ててしまい、機器自体が壊れたのだと決めつけてしまうかも知れませんが、実はそれ以外にも色々な原因が考えられます。
以下で5つの原因と対応を解説していきます。
原因1: ブレーカーが落ちている
IHヒーターは電力で動いているので、ブレーカーが落ちていると電源が入りません。
電気の使いすぎなどで、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。
特に、キッチン専用のブレーカーがある場合、それを確認してください。
もし落ちていれば入れ直すと、無事にスイッチが入ることが考えられます。
原因2: 電源コードが抜けている
IHヒーターは家電のように、電源コードから電力を供給しています。
コードが抜けてしまっていると、そもそも電源が入らないので、コードが抜けていないか確認しましょう。
コンセントは通常、本体の背面か置き台の中に設置されていることが多いです。
原因3: チャイルドロックがかかっている
IHヒーターには、子どもが誤って操作する危険を防ぐための、チャイルドロック機能がついているものがあります。
チャイルドロックが動作していると、電源が入りません。
ロックの解除方法はメーカーや機種により異なるので、取扱説明書やメーカーのWebサイトを確認しましょう。
原因4: 電源を入れるのに長押しする必要がある
IHヒーターの機種によっては、電源を入れるのにボタンを長押しする必要があります。
特に使い慣れない時期は、何となく押してしまい付かない可能性があります。
一度しっかり電源を長押しして、ちゃんと付くかを試してみてください。
原因5: 停電
そもそも家自体が停電していると、他の家電と同様に、IHヒーターも付きません。
この場合は復旧さえすれば付くようになるので、焦らず使用を待ちましょう。
なお、停電でブレーカーが落ちることもあるので、復旧後はブレーカーも確認してください。
状況2: 火力ランプが点滅して消える
2つ目の状況は、火力ランプが点滅して消えてしまうケースです。
これは、IHヒーターの電源を押してちゃんと付いたのに、鍋やフライパンを置いてもランプが数秒ほど点滅するだけで、それ以上は動かず調理ができない状況です。
以下で、4つの原因と対応方法を解説していきます。
原因1: 調理器具がIH対応ではない
もし、鍋やフライパンがIH非対応の場合、IHを使用できません。
IHヒーターに乗せても、正常に検出されないので、エラーになってしまいます。
お使いの調理器具に「IH対応」のマークがあるかどうかを確認してください。
原因2: 調理器具が変形している
IH対応の調理器具を用いても、火力ランプが点滅して消えるケースがあります。
この場合、器具が変形していて、IHヒーターに正しく認識されていないことが考えられます。
他の調理器具だと正しく使える場合は、器具の変形が原因の可能性が高いので、買い替えを検討しましょう。
原因3: 近くに物を置いている
IHヒーターの近くに別の物を置いていると、使用する調理器具が認識されず、火力ランプが点滅して消えることがあります。
この場合、IHヒーターの周囲を片付けてから、使用できるかもう一度確認してみてください。
原因4: 調理器具の位置がずれている
IHヒーターの周囲に別のものがなく、調理器具はIH対応かつ変形が見られなくても、調理器具の位置がずれていると認識されません。
正しい位置を再確認して、調理器具を置き直してから加熱することをおすすめします。
状況3: 電源は入るけど加熱できない
3つ目の状況は、IHヒーターの電源は入るのに、加熱できないケースです。
鍋やフライパンを正しい位置に置いても、いつまでも温まらなかったり、熱が弱いままの場合があります。
以下で、2つの原因と対応方法を解説していきます。
原因1: 調理器具がIHに対応していない
調理器具の中には、お使いのIHヒーターに非対応のものがあります。
通常、非対応の調理器具をIHヒーターに乗せると、正常に検出されずエラーになります。
しかし、調理器具やIHヒーターによっては、エラーにならず加熱もされないことがあります。
いつまでも加熱されない場合は、「IH対応」のマークの有無を確認してください。
原因2: チャイルドロックがかかっている
IHヒーターには、子どもが誤って操作する危険を防ぐためのチャイルドロック機能がついているものがあります。
通常はチャイルドロックをかけると電源が入りませんが、IHの中には、ヒーターごとにロックを設定できるものがあります。
この場合、電源が入っていても使いたいヒーターではロックがかかり加熱できないことがあります。
ロックの解除方法はメーカーや機種により異なるので、取扱説明書やメーカーのWebサイトを確認しましょう。
状況4: ボタンが反応しない
4つ目の状況は、IHヒーターのボタンを押しても反応しないケースです。
電源ボタンを押しても付かなかったり、加熱ボタンを押しても火力ランプが付かなかったりと、反応が見られないことがあります。
以下で、2つの原因と対応方法を解説していくので、当てはまるものがないか確認してください。
原因1: チャイルドロックがかかっている
IHヒーターには、子どもが誤って操作する危険を防ぐための、チャイルドロック機能がついているものがあります。
チャイルドロックが動作していると、電源ボタンを押しても反応しません。
ロックの解除方法はメーカーや機種により異なるので、取扱説明書やメーカーのWebサイトを確認しましょう。
原因2: 電源が入っていない
IHヒーターは家電と同様に、電源が入っていないとボタンを押しても反応しません。
ボタン自体の故障を疑う前に、電源コードが抜けていないか、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。
コンセントは通常、本体の背面か置き台の中に設置されていることが多いです。
状況5: 加熱中に停止する・本体から音がする
4つ目の状況は、IHヒーターの電源は付いて加熱もできているのに、調理中に加熱が停止してしまうケース。
または、加熱はできているものの、調理中にIHヒーター本体から音がしているケースです。
以下で、2つの原因と対応方法を解説していくので、当てはまるものがないか確認してください。
原因1: 加熱中のエラー
調理中に、鍋やフライパンの位置がヒーターからずれると、IHヒーターによっては危険と判断して加熱が停止する場合があります。
この場合、調理器具を正しい位置に戻してみて、加熱が再開されるか試してみてください。
原因2: 冷却ファンが回っている
調理中にIHヒーター本体から音がすることがありますが、これは本体内部の温度上昇を抑えるための冷却ファンが回っているだけです。
電源自体や加熱が停止せず、問題なく調理できていれば、正常な動きなので大丈夫です。
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IHが付かない時、故障を疑うべき4つの状況
ここまで、IHヒーターが付かない5つの状況について、原因と対応を解説してきました。
しかし、どの原因にも当てはまらない場合や、対応してもIHヒーターが正常に付かない場合は、故障の可能性があります。
以下の記事では、特に故障の可能性が疑われる4つの状況について解説していきます。
また、IHヒーターを長く使い続けるための注意点やお手入れ方法にも触れているので、ぜひ目を通してください。
状況1: 吹きこぼれの後に付かなくなった
状況2: トッププレートが破損している
状況3: 使用できるがボタンの反応が鈍い
状況4: 調理器具を正しい場所に置いても作動しない
状況1: 吹きこぼれの後に付かなくなった
1つ目の状況は、吹きこぼれの後に付かなくなるケースです。
IHヒーターは水には強くなく、水をかけることは想定されていません。
そのため、料理中に鍋から汁が吹きこぼれることが、動作停止や故障の原因になります。
IHヒーターの動作中に吹きこぼれが生じると、安全装置で動作が停止することがあります。
もし吹きこぼれが生じた時は、すぐに鍋を外しトップコート上の水分を拭いてください。
長く水分を放置しておくと、トッププレート内に水分が入り込み、内部の基盤などが破損して修理が必要になる恐れがあります。
状況2: トッププレートが破損している
2つ目の状況は、トッププレートが破損しているケースです。
トッププレートは耐熱強化されており、通常の使用では割れることはありません。
しかし、鍋や重いものを落としたり、金属製のたわしでこすったりすると、トッププレートが破損してしまいIHが機能しなくなる可能性があります。
破損していても動作する場合もありますが、水分が中に入り込んで故障しやすくなるため、破損が確認できた場合はすぐに修理を検討しましょう。
トッププレートの破損を防ぐには、普段から重たい調理機器の取り扱いに気を使ったり、重いものをIHヒーターの上に置かないことが大事です。
状況3: 使用できるがボタンの反応が鈍い
3つ目の状況は、IHヒーターの使用はできるが、ボタンの反応が鈍いケースです。
IHヒーターは基本的に、長く使うことを想定して作られていますが、ガスコンロや家電製品と同じく寿命があります。
もし、ボタンの反応が鈍く、他に原因が見当たらない場合、IHヒーター自体の寿命が近い可能性があります。
寿命は使い方にも左右されますが、まずは、お使いのIHヒーターの耐用年数と使用年数を確認してみましょう。
耐用年数に近かったり、既に超えている場合は、完全に壊れる前に修理を検討すべきです。
状況4: 調理器具を正しい場所に置いても作動しない
4つ目の状況は、調理器具を正しい場所に置いても作動しないケースです。
この場合、センサーが故障しており、調理器具が認識されていない可能性があります。
この可能性を検証するには、IH対応の他の調理器具でも反応しないか見てみましょう。
やはり反応せず、他の状況にも当てはまらない場合は、お使いのIHヒーターの耐用年数と使用年数を確認してください。
耐用年数に近かったり、既に超えている場合は、修理の必要性が考えられます。
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IHが付かない時に考えるべき耐用年数
IHヒーターの耐用年数は、機種にもよりますが、一般的には10年程度といわれています。
もちろん、使用頻度や使用方法次第で長く使えることもありますが、乱暴な使い方をしていたり、お手入れをしていない場合は10年未満で故障することもあります。
いずれにせよ、いつかは必ず寿命を迎えるものであるため、IHヒーターが付かなくなった時にどうすべきかを考えておくことは大事です。
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IHが付かない時の修理や交換の相場
IHヒーターの修理の相場は、一般的には2〜6万円ほどだといわれています。
しかし故障の状況や、IHヒーター自体の耐用年数が残り少ない場合などは、修理で済ますよりも思い切ってリフォームで交換する方が、結果的には安くなることが期待できます。
また、故障を逆に良い機会と捉えて、これまで使ってきたIHヒーターよりも見た目や機能性が優れている機種に変えることで、日々の生活が豊かになるメリットもあります。
そのため、修理を前提に進めるのではなく、業者に相談して見積もりを取ってみましょう。
その際に、どのようなリフォーム業者に相談しどういう観点で比較すべきでしょうか?
以下記事内では、良い業者を見極めるためのポイントを解説していきます。
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IHが付かない時良い業者を見極める3つのポイント
リフォームは業者によって、質や値段がまちまちです。
良い業者にお願いできれば、満足できるIHヒーターの交換をリーズナブルな価格で実現できて、しっかりしたアフターサービスも期待できます。
しかし、良くない業者にお願いしてしまうと、ニーズに合わないIHヒーターを提案されるだけでなく、割高な費用を請求されたり交換後のトラブル対応が不十分なリスクも。
以下の記事では、良い業者を見極める3つのポイントを深堀りしていきます。
- ポイント1: キッチンリフォームに強い
- ポイント2: 近くにある
- ポイント3: アフターサービスや保証制度がしっかりしている
ポイント1: キッチンリフォームに強い
IHヒーターの交換は、色々なリフォーム業者にお願いできますが、業者ごとに得意分野に違いがあります。
評判の業者や、大手のリフォーム業者だからといって、安心できるとは限りません。
キッチン関連の対応には慣れておらず、的はずれな提案や見積もりをされる恐れがあります。
まず、IHヒーターの交換の相談をする際には必ず、キッチンリフォームに強い業者を選びましょう。
中でも、IHヒーターのリフォーム実績がある業者を選ぶのがおすすめです。
予算やニーズに合わせて、最適なIHヒーターを提案してくれる可能性が高まります。
ポイント2: 近くにある
じつは、リフォーム業者を選ぶ際に、お住まいからの距離は重要なポイントです。
できるだけ近くの業者、少なくとも遠すぎない業者を選ぶようにしましょう。
なぜなら、リフォームは一度施工したら終わりではなく、その後もトラブルの際に対応してもらったり、メンテナンスをしてもらったりとアフターフォローが欠かせません。
遠い業者を選んでしまい、急なトラブル対応でも来るのが数日かかってしまうとなると、生活に支障が出てしまいます。
価格や評判も大事ですが、長くお付き合いしていく観点を忘れないように選びましょう。
ポイント3: アフターサービスや保証制度がしっかりしている
リフォーム業者を選ぶ際には必ず、アフターサービスや保証制度を確認しましょう。
IHヒーター本体の価格や交換に関する費用自体は同じでも、業者によっては保証の内容や期間が異なることがあるため注意が必要です。
IHヒーターには寿命がありますし、注意して使っていてもうっかり故障してしまうリスクはあります。
アフターサービスや保証がしっかりしていれば、気軽に相談や修理の依頼が可能です。
せっかく交換したIHヒーターを長く使い続けるためにも、注意深く調べるのがおすすめです。
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IHが付かない時は早急に対応しましょう
IHヒーターが付かなくなることは、使い続ける中でいつか起こります。
その際はまず、故障だと決めつける前に、電源や調理器具に問題はないか?チャイルドロックがかかっていないか?などを調べるようにしましょう。
それでも問題が解決しない場合、吹きこぼれの有無やトッププレートの破損、寿命によるボタンやセンサーの不良を確認してください。
その結果、やはり故障していた場合は、キッチンリフォームに強くなるべく近場にありアフターフォローがしっかりしている業者に相談しましょう。
業者によって条件や提案が違うので、複数のリフォーム業者を比較することが大事です。
ぜひ、キッチンリフォームの無料相談を活用して、良い業者を見つけてくださいね。