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IHヒーターとガスコンロはどちらが良い?メリット・デメリットを比較!

新居のキッチンについて考える際、「IHヒーターとガスコンロ、どちらを設置しようか」と悩む方も多いのではないでしょうか。どちらにも一長一短があるため、ご自身の使い方に合った加熱機器を選ぶことが大切です。
この記事では、IHヒーターとガスコンロのメリット・デメリットについてご紹介します。キッチンを選ぶ際の一助としていただければ幸いです。
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目次
IHヒーターとガスコンロはどっちが良い?
IHヒーターとガスコンロにはそれぞれ一長一短があるため、特徴を把握してご自身に合った加熱機器を選ぶことが重要となります。IHヒーターとガスコンロのメリット・デメリットは以下の通りです。
– | メリット | デメリット |
---|---|---|
IHヒーター |
|
|
ガスコンロ |
|
|
以下でさらに詳しく解説していきます。
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IHヒーターのメリット
IHヒーターのメリットは以下の4つが挙げられます。
- 掃除がラク
- 部屋が暑くならない
- 安全性が高い
- 夜間割引がある
それぞれについて解説していきます。
掃除がラク
IHヒーターは天板が平らなガラスであるため、掃除がラクなことがメリットとして挙げられます。普段の掃除は軽く水拭きするだけで十分。油汚れがひどいときはキッチン掃除用のスプレー等を使えば簡単に汚れを落とすことができます。
料理中に食材や調味料をこぼしてしまっても、スキマに入り込んでしまうといった心配がないこともメリットです。
また、IHヒーターは本物の火を使わずに加熱できるため、上昇気流で油汚れが拡散するといった心配もありません。
部屋が暑くなりにくい
IHヒーターは本物の火を使わずに加熱できるため、部屋の温度が暑くなりにくいこともメリットです。
ガスコンロの場合は、鍋や煮込み料理などで長時間加熱すると室温も暑くなってしまいます。特にキッチンとリビングがひと続きになっている場合には、IHヒーターの方がクーラーが効きやすいこともメリットです。
安全性が高い
IHヒーターは火を使わないため、やけどや一酸化炭素中毒、消し忘れによる火災のリスクが抑えられます。特に小さなお子さんがいる家庭では大きなメリットです。
IHヒーターは電気機器のため、水をこぼした際の漏電の危険が気になる方も多いかもしれませんが、現在販売されているIHヒーターには漏電防止機能が備わっているため、通常の使用であれば感電の心配はありません。
ただし、使用直後のIHヒーターの天板は熱くなっているため、うっかり触ってやけどしてしまわないよう注意が必要です。
夜は光熱費が安い
多くの電力会社には夜間割引があるため、深夜に安く使えることもIHヒーターのメリットといえます。
例えば、東京電力の場合、夜間料金の対象は23時~翌7時まで。深夜に料理をすることが多いという方は、IHヒーターの方が光熱費を抑えられるかもしれません。
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IHヒーターのデメリット
IHヒーターのデメリットは以下の3つが挙げられます。
- 使える調理器具が限られる
- 料理の幅が狭まる
- 停電時に使えない
それぞれについて解説していきます。
使える調理器具が限られる
IHヒーターは使える鍋の形状・材質を選ぶことがデメリットとして挙げられます。基本的に「IHヒーター対応」と記載のある鍋・フライパンを購入すれば問題ないですが、ガスコンロからIHヒーターに乗り換える場合には、これまで使用していた調理器具が使えなくなってしまう可能性も。
具体的には、「鍋底に磁石がつかないもの」や「鍋底に丸み・反り・足があるもの」はIHヒーターで使用できない場合があります。お気に入りの鍋やフライパン・ケトルをひき続き使いたい場合には、IHヒーターでの使用可否にご注意ください。
料理の幅が狭まる
IHヒーターは天板と鍋が設置しているときに電気で加熱するため、「鍋やフライパンをあおる」「表面を炙る」「焦げ目をつける」といった料理には向きません。外周部の温度が部分的に上がりやすいため、焼き物では火の通り方にムラが出やすいという声も。
また、これまでガスコンロで培ってきた料理勘が、IHヒーターだと発揮できなくなることも人によってはストレスになるでしょう。
停電時に使えない
IHヒーターは電気の力で加熱するため、停電時には使えません。IHヒーターを選ぶ場合には、災害などによる大規模な停電に備えて、カセットコンロを用意しておくと安心でしょう。
また、2~3口同時に使う際に、一定の電力量を超えないように設定温度が下がることも。特にガスコンロから新たにIHヒーターを導入する場合は、総電力量が不足しないようにご注意ください。
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ガスコンロのメリット
ガスコンロのメリットは以下の4つが挙げられます。
- 本物の火で料理ができる
- 土鍋や中華鍋も使える
- 停電時にも使える
- 本体価格が安い
本物の火で料理ができる
ガスコンロによる本物の火は上昇気流により大きく対流するため、均等に火が通りやすいことがメリットです。実際に火の大きさが見える方が、火加減が直観的にわかりやすいという声も。
また、グリルに関してはガスコンロの方が評判がよく、直火の焼き魚などが好きな方には大きなメリットとなるでしょう。
土鍋や中華鍋も使える
鍋・フライパンの形状や材質に制限のあるIHヒーターに対し、ガスコンロは自由に調理器具を選べることがメリットです。アルミ鍋や土鍋、耐熱ガラス鍋や底の丸い中華鍋などを使いたい場合には、ガスコンロを選ぶとよいでしょう。
幅広く料理を楽しみたい方には、ガスコンロの方が向いているといえます。
停電時にも使える
ガスコンロは停電時にも問題なく使えることは、IHヒーターと比べた強みといえます。万が一、災害等でしばらく電気が使えなくなってもお湯を沸かしてレトルト食品を調理するなどしてしのぐことができるでしょう。
また、電力量に気を使わずに済むこともメリットです。電気ケトルや電子レンジの使用タイミングを気にせず3口で料理をすることができます。
本体価格が安い
ガスコンロのメリットとして、光熱費が安く済みやすいことが挙げられます。
石油連盟 Fuel+の資料(※)によると、1kWhあたりの光熱費は、電気が31.3円なのに対して都市ガスは14.6円。ガスコンロはIHヒーターよりも安い単価で調理ができることがわかります。
ただし、プロパンガスの場合は単価が23.5円まで上がることや、電気には夜間割引があることも考慮に入れる必要があります。
※参考:1kWhあたりのエネルギー別単価比較!! – 石油連盟 Fuel+
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ガスコンロのデメリット
ガスコンロのデメリットは以下の3つが挙げられます。
- やけどや火災のリスクがある
- 掃除が大変
- 部屋が暑くなりやすい
やけどや火災のリスクがある
ガスコンロは火を使うため、やけどや一酸化炭素中毒、消し忘れによる火災のリスクが高いことがデメリットとして挙げられます。特に空気が乾燥する冬には、起毛素材の服への引火事故なども数件発生しています。
近年のガスコンロは安全のための温度センサーやチャイルドロックなどが標準搭載されているものの、お子さんと一緒に料理をする場合には火の扱いに十分な注意が必要です。
掃除が大変
ガスコンロはごとくやバーナー部分など凹凸が多いため、掃除が大変なこともデメリットとして挙げられます。ごとくやバーナーの凹凸には油汚れや焦げがたまりやすいため、毎日のふき掃除のほか、1~2か月に1回程度はパーツを分解して浸け置き洗いが必要です。
また、炒め物などでは高火力により上昇気流が発生し、油汚れが壁や床にはねやすいため注意しましょう。
部屋が暑くなりやすい
ガスコンロは火を使って加熱するため、部屋の温度が上がりやすいことはデメリットといえます。冬場はメリットにもなりますが、夏場は料理中の熱中症にも注意が必要です。
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まとめ
本記事では、IHヒーターとガスコンロそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介しました。
IHヒーターは掃除がラクなことや安全性の高さが強みである一方で、使える鍋が限られていることや停電時に使えないことには注意が必要です。
また、ガスコンロは調理器具を選ばず自由に料理できる魅力がある一方で、消し忘れによる火災リスクやごとくの掃除の大変さはデメリットとなります。
とはいえ、近年の加熱機器の製品クオリティはどんどん上がっており、IHヒーター・ガスコンロとも便利で使いやすいことは間違いありません。デメリットを気にしすぎず、ご自身がどんな使い方をしたいかによって選ぶと良いでしょう。
なお、IHヒーター・ガスコンロの交換といったキッチンのリフォームを検討する際には、優良リフォーム業者紹介サービスリフォスムもぜひご活用ください。専門知識をもったオペレーターがあなたの条件にぴったりの優良業者をご案内いたします。
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