リフォームする箇所を選ぶ
キッチンの蛇口交換の費用を解説!自分でDIYできる?業者に依頼する場合はいくら?

キッチンの蛇口から水漏れがしていたり、蛇口の耐用年数が過ぎている場合などは、蛇口交換を検討するタイミングといえるでしょう。
その際、キッチンの蛇口は自分で交換できるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論、キッチンの蛇口は特別な資格がなくても自分で修理・交換することができます。
本記事では、キッチンの蛇口の種類別に、交換にかかる費用を修理業者に依頼する場合とDIY(自分で交換)する場合に分けて解説します。
また、キッチンの蛇口交換をする前に確認すべき点や、業者に依頼する際の注意点・自分で修理する際の注意点も解説しているので参考にしてください。
修理業者に依頼する場合はこちらの箇所をチェック
DIYする場合はこちらの箇所をチェック
【関連記事】
>>はじめてのキッチンリフォームガイド
市区町村を選ぶだけ
市区町村を選ぶだけ
目次
キッチンの蛇口を交換する前に確認すること
キッチンの蛇口交換をする前に確認するべきこととして、以下の2点が挙げられます。
蛇口の耐用年数に対してどれくらい使用したか確認
キッチン蛇口の耐用年数は約10年です。
そのため、使用頻度や環境によって多少前後しますが、蛇口を設置してから10年程度経過している場合には交換を検討しましょう。
どの蛇口と交換できるのか確認
キッチンの蛇口には取り付け場所とお湯・水が流れ出る取り付け穴の数で、交換できる蛇口のタイプが3つあります。
それぞれの特徴を記載した表から、自宅の蛇口がどのタイプに当てはまるか確認しましょう。
蛇口の種類 | イメージ写真 | 特徴 |
---|---|---|
単水栓 | ![]() |
水栓がキッチン台に設置されていて、取り付け穴が1つ水栓 |
壁付き混合水栓 | ![]() |
水栓がキッチンの壁に設置されている |
台付きワンホール水栓 | ![]() |
水栓がキッチン台に設置されており、取り付け穴が1つ |
台付きツーホール水栓 | ![]() |
水栓がキッチン台に設置されており、横長の台の中に取り付け穴が2つ |
同じタイプであれば交換が可能です。
市区町村を選ぶだけ
市区町村を選ぶだけ
キッチンの蛇口交換の費用相場
ここでは、キッチンの蛇口(正式名称:水栓)の交換工事にかかる費用相場について解説します。
業者に依頼するときの蛇口交換費用
業者に依頼する場合の費用相場は次の通りです。
高価な蛇口を取り付ける場合は費用がさらにかかりますが、蛇口本体の料金と取り付け工事の費用を合計した施工金額は以下が目安となっています。
蛇口の種類 | 工事費用(本体込)の相場 |
---|---|
単水栓 | 14,000円~16,000円程度 |
壁付き混合水栓 | 15,000円~25,000円程度 |
台付きワンホール水栓 | 16,000円~30,000円程度 |
台付きツーホール水栓 | 20,000円~40,000円程度 |
※取り付け費用には出張費も含まれます。
修理業者に依頼をする場合は、もっとも多く使用されている台付きワンホールタイプへの交換で16,000円~30,000円程度かかります。
なお、蛇口本体を自分で準備して、取り付け工事のみを業者に依頼する場合には、上記の相場よりも安価に工事をしてもらえることもあるため、業者とご相談ください。
自分でDIY交換する時の費用
水栓本体の費用については以下の通りです。
蛇口の種類 | 費用相場 |
---|---|
単水栓 | 6,000円〜 |
壁付き混合水栓 | 6,000円~12,000円程度 |
台付きワンホール水栓 | 6,000円~12,000円程度 |
台付きツーホール水栓 | 10,000円~15,000円程度 |
自分でDIYで行うときには、蛇口の本体価格の6,000円〜15,000円程度ほか、工具が必要な場合は工具代が2,000円〜5,000円程度かかります。
工具はすべて、ホームセンターやAmazonなどのECサイトで揃えることができます。
市区町村を選ぶだけ
市区町村を選ぶだけ
キッチンの蛇口を交換する際の注意点
業者にキッチン蛇口交換を依頼するときの注意点
キッチンの蛇口交換を業者に依頼するときの注意点は、主に次の4つです。
・指定給水装置工事事業者に依頼する
・かかる費用を事前に確認できる業者に依頼する
・蛇口交換の実績が豊富な業者に依頼
・アフターサービス・保証のある業者に依頼する
一つずつ解説します。
指定給水装置工事事業者に依頼する
指定給水装置工事事業者とは、水道法第16条2第1項に基づいて水道事業者(主として自治体の水道局など)から、区域内の住民に給水装置工事を適切に施行できると認められ、その指定を受けた業者のことです。
自治体から認められている業者のため、施工実績や知識の面でも安心です。
指定給水装置工事事業者ではない業者ができる工事は、パッキン交換などの簡単な修理や配管のつまり除去作業などです。
そのため、蛇口交換を安全・適切に行ってほしい場合には、指定給水装置工事事業者に依頼することをおすすめします。
かかる費用を事前に確認できる業者に依頼する
蛇口交換の費用は業者によって異なります。
よくあるトラブルの例として、HPに記載されている金額よりも高いことが挙げられます。
HPに記載されているのは、基本料金のみの場合が多いため、事前に電話でかかる費用を確認するようにしましょう。
なお、多くの業者では以下のような料金体系となっています。
- 基本料金
- 作業料金
- 出張費
作業前に見積もりを出してくれず、作業後に高額な料金を提示されるという悪質なケースもあるため、トラブルを避けるためにも、事前に費用を教えてくれる業者に依頼しましょう。
蛇口交換の実績が豊富な業者に依頼する
依頼の際には、業者のHPに実績が掲載されているかどうかも確認しましょう。
実績や口コミの多い業者ほど、安心できる業者だと判断できます。
自宅のキッチン蛇口の状況と似ている実績が掲載されていれば、具体的にかかる費用もイメージしやすくなります。
アフターサービス・保証のある業者に依頼する
プロの業者に工事をしてもらっても、後で水回りのトラブルが発生する可能性はあります。
施工後に不具合が起きた時でも、無料でサポートしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
業者の中には、蛇口の定期点検を無料で行ってくれるところもあります。
業者によってアフターサービスや保証の内容は違うため、急いで業者を選ぶのではなく、保証内容なども確認してから依頼するようにしましょう。
自分でキッチンの蛇口を交換するときの注意点
DIYが得意な方や、モンキーレンチ・ドライバーなどの工具を持っている方は自分で蛇口の修理・交換をすることも可能です。
自分でキッチンの蛇口を取り替える際は、以下の注意点を踏まえて行いましょう。
製造メーカー別の施工説明書を確認する
一般的な蛇口の交換方法はインターネットで調べるとわかりやすい動画などがあり、簡単に修理方法を確認することができます。
しかし、実際は商品によって少しずつ作業内容が異なります。
事前に交換したい水栓製品の施工説明書を確認の上、交換の流れをイメージすることがおすすめです。
施工説明書は各メーカーの公式サイト上でも見ることができるので、水栓製品を購入する前に自分で交換できるのかの確認にもなります。
修理・交換に必要な道具を揃える
交換したい部品や水栓本体の購入を検討すると共に、必要な道具を揃えましょう。
タオルや雑巾、モンキーレンチ、プラスドライバーは必須で、その他の工具は取り付ける製品によって必要なものが異なります。
上記で説明した施工説明書で、専用の道具が必要か事前に確認し、道具がそろった状態で始めましょう。
作業前に止水栓を締めて、水を止める
水の流れを止める栓には、家全体の水の流れを止める元栓と、各水栓箇所で一時的に水と止めることができる止水栓があります。
準備が整い、作業に取り掛かる前に、止水栓を締めて水の流れを止めましょう。
多くの場合、キッチンシンクの下にお湯と水の2本の給水管があり、それぞれに止水栓があります。
壁付タイプの水栓は蛇口の根元に止水栓が設置されている場合と、設置されていない場合がありますので、ない場合は元栓を締めて作業に取り掛かりましょう。
また、もし作業途中で「部品が破損してしまいそう」「最後まで交換が難しい」と判断した場合は、迷わず作業を中止して、業者に依頼しましょう。
市区町村を選ぶだけ
市区町村を選ぶだけ
キッチンの蛇口交換はプロの業者に頼もう
いかがでしたでしょうか?これまでの解説のように、キッチンの蛇口交換には、蛇口の本体料金・交換作業料金・出張料金がかかります。
ご自身のキッチンの水栓の種類を確認しながら、価格面・機能面で納得のいく商品を選んで交換を依頼しましょう。また、安全性・トラブル回避の観点から、できれば指定給水装置工事事業者に依頼できると安心です。
なお、キッチンの蛇口交換をはじめ、リフォームに関して業者選びでお悩みの方は、ぜひ「リフォスム」もご利用ください。全国の業者の中から、あなたの地域に近く、条件の合った業者と見積もりを複数ご提案させていただきます。ぜひお気軽にインターネットからお試しください。