パナソニック「アクアハート」の特徴は？価格やオプション機能もご紹介！

パナソニックの「アクアハート」は、介護の現場にくつろぎとゆとりをもたらす3つの心くばりをコンセプトにしたユニットバスです。

年齢を重ねてもお風呂は毎日入りたいし、安心して入浴したいものです。

そこで本記事では、疑問を解消するために以下の内容を調査しました。

• パナソニック「アクアハート」が他社製品より優れているところは？
• パナソニック「アクアハート」はいくらくらいで導入できるの？
• パナソニック「アクアハート」にはどのようなオプションがあるの？

 

パナソニックの「アクアハート」の魅力が分かり、導入を前向きに考えられるようになるでしょう。

尚、こちらの記事での価格は執筆時点での情報をもとに紹介しています。

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パナソニック「アクアハート」の特徴

パナソニックの「アクアハート」は、個人の入浴へのこだわりを叶えることを目指し、2つのシリーズを展開しています。

ここでは、一般家庭にも導入できるa-Uシリーズの標準装備の特徴をご紹介していきます。

パーツごとに分けると特徴は以下の通りです。

安全に入浴できる浴槽の形状

出典：特長｜高齢者施設向けアクアハート｜パナソニック

よくある浴槽の場合は、壁面に傾斜があるため、筋力が落ちてくると入浴姿勢を保つのが難しくなります。

「アクアハート」は、浴槽の背面角度を3度に抑え、骨盤を起こした状態で入浴できるため、安定した姿勢で入浴できます。また、足が壁面に届きやすいような設計で、前滑りも軽減し、より姿勢が安定するようになりました。

さらに浴槽フチの3方向を幅70mmに統一して、どの方向からの出入りでもフチをつかみやすく押しやすい設計です。握るよりも押す方が力が入りやすいので、浴槽への出入りが安定します。

2分30秒でスピード排水できる排水システム

出典：特長｜高齢者施設向けアクアハート｜パナソニック

パナソニックの従来品は、排水口が1つなので排水するのに約5分かかっていました。

「アクアハート」は、排水口を2つに増やし、排水時間を2分30秒に短縮しています。

介護施設では、一人ごとに浴槽のお湯をはりかえるため、この排水システムによって入浴効率を高められます。一般家庭でも、介護の時に重宝する機能です。

ポップアップ排水栓の場所も、側面の中程に配置して、誤って押さないよう配慮された造りです。

段差を減らしバリアフリーな浴室入り口

出典：特長｜高齢者施設向けアクアハート｜パナソニック

介護が必要になると、ちょっとした段差でも転びやすくなります。

「アクアハート」では、浴室と脱衣室の段差部分にスロープ技術を採用し、極限まで段差を減らしました。

また、劣化しやすいドア下のパッキンをなくしているため、車いすで出入りをしてもパッキンの劣化を気にする必要がありません。

レール下に排水管を設けたので、脱衣室側に水が流れない構造になっています。ドアレール部分は取り外しができるので、お掃除も簡単です。

最大間口1200mmの幅広3枚引戸

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニックす

介護が必要な方の場合、浴室内に車いすで入られることもあります。

「アクアハート」の浴室の扉は3枚引戸で、933〜1,200mmの間口を確保したので、車椅子やシャワーキャリーでの出入りもスムーズです。

浴室の広さや入り口のタイプによって、間口の幅が異なります。

また、ドアのハンドルも大きめサイズを採用していますので、車いすに座っている方も車いすを押している方もつかみやすいでしょう。

洗い場に排水が流れない衛生的な排水構造

出典：特長｜高齢者施設向けアクアハート｜パナソニック

「アクアハート」は、浴槽と床板の排水口を直接繋いで排水するので、掃除が大変な浴槽下に排水が溢れにくく衛生的な構造です。

また、洗い場と浴槽の間にエプロンせきを設け、排水が流れてくるのを防止し、浴槽下はさらに清潔を保てます。

排水口には髪の毛が集まりやすく、簡単に捨てられるヘアキャッチャーを採用しています。

パナソニック「アクアハート」の価格

パナソニックの「アクアハート」の本体価格は、170万円〜340万円ほどです。

浴室の価格は、プランとサイズによって変わってきます。

ここでは、一般家庭用の4つのプランをご紹介します。

バスプラン

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

洗い場の水栓はKF800で、ワンタッチホワイトシャワーが装備されているプランです。

ワンタッチホワイトシャワーは、シャワーヘッドに止水ボタンがついており、栓をひねらなくてもお湯の出る・止めるを切り替えられます。

本体価格は、171万円〜315万円です。

浴室のサイズやオプションによって、価格が変動します。

浴室サイズ別の価格を以下の表にまとめました。

▼価格表

バス・Theシャワープラン

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

洗い場水栓Theシャワーがついているプランです。

Theシャワーは、従来のハンドシャワーより広範囲にお湯を浴びられるシャワーで、効率的に身体を温めてくれます。

本体価格は浴室サイズやオプションによって違っていて、189万円〜260万円ほどです。

以下にサイズ別の価格をまとめました。

▼価格表

バス・ライトタッチ水栓プラン

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

洗い場水栓がライトタッチ水栓で、シャワーヘッドに新W節水シャワーを採用しているプランです。

浴室のサイズや追加オプションによって価格が変動します。

本体価格は、195万円〜340万円ほどです。

以下にサイズ別の価格をまとめました。

▼価格表

おきラク手すりプラン

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

洗い場水栓がライトタッチ水栓で、シャワーヘッドは新W節水シャワー、浴室サイズに合わせたおきラク手すり1本を装備したプランです。

おきラク手すりは、シャンプーなどの小物類を安定して置けて、手すりとしても使用できる幅広のワイヤーラックです。

浴室のサイズや追加オプションによって価格が変動しますが、おおよそ206万円〜296万円ほどになります。

手すりをつけた時の使いやすさを重視して、浴室のサイズ展開は1216〜1624までとなっています。

以下にサイズ別の価格をまとめました。

▼価格表

パナソニック「アクアハート」で選べるオプション

パナソニックの「アクアハート」は、標準装備のお風呂も機能的ですが、オプションを追加するとさらに満足度が上がります。

パナソニック「アクアハート」で人気のオプションを5つご紹介します。

ヒノキ柄天井

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

古くから日本人に好まれてきた檜の木肌を表現した柄で、壁だけでなく天井もヒノキ柄にできます。

ヒノキの入浴剤を入れてお湯に浸かれば、まさに高級旅館のような雰囲気になり、温泉旅行気分を味わえます。

自然な木目の雰囲気で、目からも癒されるでしょう。

ビームシャワー

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

シャワーヘッドからワンタッチで3つの水流モードが選べます。

しっかり流せるノーマルモード、ワイドに拡散してたっぷり浴びれるワイドモード、パワフルな水流で汚れを洗い流すお掃除モードがあります。

一つのシャワーヘッドで切り替えができるので、介助中でも気になる汚れをサッと流せ、お風呂掃除が楽になるでしょう。

大型浴槽W1600

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

入浴しやすい背面角度や、握りやすい70mmの浴槽フチ、またぎやすい400mmの高さの浴槽はそのままに、浴槽のサイズを広くできます。

体格の良い方でもゆったり入れ、浴槽内にベンチもつけられるので、半身浴も楽しめます。

滑り止めマットが1枚ついてくるので、安心です。入浴方法の選択肢が、さらに増えるでしょう。

フラットラインLED照明（調光）

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

一般的な照明でも十分に明るいですが、フラットラインLED照明にすると、気分によって2種類の調色から選べ、豊かなバスタイムになります。

くつろぎたい時には電球色にすると落ち着いた気分で入浴でき、視野を確保したい時には白色にすると浴室内がよく見えます。

照明のそばだけでなく、全体を照らすので、足元や床のスミもしっかりと見えるでしょう。

ナノイー搭載カビシャット暖房乾燥機

出典：カタログ｜アクアハート｜パナソニック

入浴後、浴室に水分が残っている時間が長いほど、カビが発生しやすくなります。

ナノイー搭載カビシャット暖房乾燥機なら、センサーで浴室内の温度と湿度を検知し、効率的に乾燥させます。

節電乾燥運転中はナノイーを放出し、空気中のカビを抑制してくれ、Wの防カビ効果です。

エコナビ機能を使えば、年間の電気代が約30％削減できることもメリットです。

パナソニック「アクアハート」にリフォームした事例

実際に「アクアハート」にリフォームした事例も紹介します。

事例①：家族のために介護用の浴室へ

出典：クサマデンキ｜ホームページ｜浴室リフォーム

生活スペースが2階なのに、お風呂は1階にあり、その都度高齢の家族が上り下りするのが難しくなったので、2階に介護用の浴槽を導入することにしました。

今までの浴槽は狭かったり、高さもあってまたぎにくかったり、さらには介助に入りにくいという難点もありました。

ですが、「アクアハート」にしてから、明るくスペースも十分で、介助するストレスも軽減されています。

段差がなく、ドアもスライド式になったので、介護が必要な家族も使いやすくなりました。

まとめ

パナソニック「アクアハート」の特徴や価格、オプションをご紹介しました。

「アクアハート」は、要介護者向けのバリアフリー浴槽なので、オプションや仕様も介助しやすいものに特化しています。介護される方、介護する方の双方が、快適に過ごせるお風呂と言えるでしょう。

ご自宅の介護を楽にしたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。