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リノベーション期間はどれくらい?工事期間とリノベ中の仮住まい方法を詳しく解説

フルリノベーションを行う場合、原則として仮住まいをすることになります。

そのため、リノベーションを行う際には、工期やスケジュールをしっかり把握することが大切です。

本記事では、フルリノベーション、部分リノベーション・リフォームのそれぞれの工事期間の目安と、リノベーション期間を減らすためにできる3つの方法を解説します。

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目次

フルリノベーションにかかる期間

フルリノベーションとは、住宅の柱や骨組み以外、壁や装飾もすべてを解体して新しく建築工事を行う方法です。

内装や間取り、設備の全てを新しくするため、家の広さや工事内容にもよりますが、長い工事期間がかかります。

ここでは、一戸建てとマンションの、それぞれの場合にかかるリノベーション期間を解説します。

一戸建てのフルリノベーションにかかる期間

一戸建てのフルリノベーション期間は、建物が木造か鉄骨かによって変動しますが、設計期間と工事期間を合わせて5ヶ月~8ヶ月程度かかります。

設計期間が2ヶ月~3ヶ月、工事期間が3~5ヶ月ほどです。

一戸建てのフルリノベーションは、マンションよりも大規模になる場合が多くなっています。

マンションは主に内装部分の施工で済むのに比べ、一戸建ての場合には、構造部分や外壁、屋根などの状況も影響することがあるためです。

マンションのフルリノベーションにかかる期間

マンションのフルリノベーション期間は、施工面積に左右されますが、一般的なファミリー物件である70平米・3LDK程度の場合、設計期間と工事期間を合わせて5ヶ月~9ヶ月程度かかります。

設計期間が2ヶ月~3ヶ月、工事期間は2.5ヶ月~5.5ヶ月ほどです。

また、マンションでリノベーションができるのは、専有部分(自宅の中)のみです。

共有部分であるバルコニーや玄関扉などは、リノベーションをすることができないため、一戸建てと比較すると工事期間自体は短い傾向にあります。

一方で、管理規約によって工事のできる曜日が指定されていたり、マンションの管理組合に工事の申請をして許可を得たりしなければならない場合があるなど、予想以上にリノベーション期間が伸びてしまうこともあるため注意が必要です。

部分リノベーションの工事期間の目安

内装や設備を全て新しくするフルリノベーションと違い、部分リノベーションは短い期間で工事が完了します。

ここからは、内装のリノベーションと水回りのリノベーションの工事期間の目安を解説します。

内装の部分リノベーション期間

壁・天井のクロスの張り替えや、床のフローリング張り替えは1部屋1日~2日で工事が完了します。

以下の表は、部分リノベーションの工事内容と工事期間の目安です。

工事内容 工事期間
和室から洋室に変更 2週間程度
2DKから1LDKに変更 1ヶ月前後
LDKのリノベーション 2週間程度
フローリングの張り替え 1日~2日
壁面のリノベーション(クロスの張り替えや造作家具・収納の設置) 1日~2週間程度
押入れをクローゼットに変更 1週間程度
子供部屋のリノベーション・ロフトの設置 2週間~1ヶ月程度

ただし施工する部屋が多くなれば、工事期間も長くなるため、正確な見積は業者から取り寄せるようにしましょう。

水回りのリノベーション期間

水回りのリノベーションの工事期間は、トイレであれば1日程度、キッチンの大幅なリノベーションであれば1ヶ月程度と、場所によってさまざまです。

特にキッチンのリノベーションは、キッチンの形やタイプ、位置を変更するかによって必要な工事期間が大きく変わります。

キッチンの位置を変えない場合は1週間程度ですが、位置を変える場合は配管・配線工事を伴うため最長で1ヶ月程度かかるでしょう。

お風呂のリノベーションは、お風呂のタイプを変更するかどうかで必要な工事期間が変動します。

ユニットバスからユニットバスへの交換であれば、4日程度、在来工法のお風呂からユニットバスに変更したり、浴室を拡張したりするような、大きな変更を行う場合には、最長で2週間程度かかるでしょう。

キッチン、お風呂、トイレ、洗面所の詳しいリノベーション箇所と期間は次の通りです。

リノベーション箇所 工事期間
キッチン 2日~1ヶ月程度
 ・キッチン交換  2日~3日程度
 ・キッチン回り

  (壁や床など)を含むリノベーション

 1週間程度
 ・オープンキッチンに変更

  (ダイニングとの壁を撤去)

 1ヶ月程度
お風呂 2日~2週間
 ・ユニットバスからユニットバス  4日~5日
 ・在来工法からユニットバス  1週間程度
 ・在来工法から在来工法  1週間程度
 ・浴室の移動・拡張  1週間~
トイレ 1日
洗面所 2日~5日

水回りは下地材や土台が傷みやすい箇所のため、追加で工事が必要になり、期間が伸びてしまうこともあるので注意しましょう。

リノベーション期間中は仮住まいをするべき?

今住んでいる自宅をフルリノベーションする場合には、工事中の仮住まいを確保する必要があります。

ここからは仮住まいの際の注意点と費用について解説します。

自宅のフルリノベーション期間は原則仮住まい

自宅をフルリノベーションする場合は、工事中に居住スペースがなくなってしまうため、原則として仮住まいが必要です。

また、水回りや間取り変更などの部分リノベーションの場合でも、水が止まったり、騒音やごみ・ホコリが発生したり、業者が出入りしたりするため、仮住まいを選ぶ人も多くなっています。

工事を行う業者にとっても、住人が仮住まいをしてくれた方が、事故のリスク軽減や作業効率の向上につながるため安心です。

そのため仮住まいを選択すると、結果的に工事期間も短くなるというメリットもあります。

仮住まいにかかる費用

仮住まいの場所としては、賃貸住宅のほか、ウィークリーマンション・マンスリーマンション、ホテルが挙げられます。

ここでは賃貸住宅を借りた場合の費用の目安を解説します。

一戸建て・マンションのどちらのフルリノベーションでも、最大で8ヶ月程度かかるため、家賃10万円で8ヶ月間、家を借りた場合の費用をシミュレーションすると、以下の通りです。

 【合計150万円】

  • 家賃:80万円(8ヶ月)
  • 敷金:20万円(家賃2ヶ月分)
  • 礼金:10万円(家賃1ヶ月分)
  • 仲介手数料:10万円
  • 諸経費:10万円
  • 引っ越し費用:20万円(自宅→仮住まい、仮住まい→自宅の2回)

実際は家賃の金額によりますが、仮住まいの費用は家賃の十数ヶ月分を目安に考えておきましょう。

なお、仮住まいの際に注意したいのは、1年以内の退去だと違約金が発生してしまうケースです。

そのため、仮住まいの賃貸物件を決める際には、違約金の有無にも注意することをおすすめします。

リノベーション期間中の仮住まいの3つの選択肢

前述のように、リノベーション期間中の仮住まいには以下の3つの選択肢があります。

  • 賃貸住宅
  • ウィークリーマンション・マンスリーマンション
  • ホテル

それぞれのメリット・デメリットを解説します。

賃貸住宅に仮住まい

賃貸住宅は物件数が多いため、探しやすい点がメリットです。

デメリットとしては、ウィークリーマンションなどの場合には不要な敷金・礼金や仲介手数料など、初期費用がかかり高額となることです。契約の際に連帯保証人が必要になることも手間となります。

また、仮住まいの場合は1年以内に退去することが多いため、長く住めないことから契約を断られてしまう場合もあります。

入居してからも、光熱費などのランニングコストがかかることや、生活のインフラを自分で整えなければならない点にも注意が必要です。

ウィークリー・マンスリーマンションに仮住まい

ウィークリーマンションやマンスリーマンションの場合は、週単位・月単位で借りることができるため、リノベーション期間が比較的短い場合に向いています

家賃以外の諸経費が抑えられる点や、家具や家電、インターネットやインフラなどがすでに用意されている場合が大半であることもメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、ファミリー層向けの間取りの物件が少ないことと、荷物が多い場合には、トランクルームや倉庫の契約が別途必要になることです。

ホテルに仮住まい

ホテルであれば、宿泊料金以外の費用はかかりません

ただし、家具などの家財道具を持ち込むことはできないため、トランクルームや倉庫の契約が別途必要となります。

また、食事も自炊が難しいため、長期間の仮住まいとしては、ホテルは向いていませんが、短期のリノベーション期間の仮住まいにはおすすめです。

リノベーション期間を減らすためにできること

フルリノベーションをする場合、5ヶ月~8ヶ月程度かかることをお伝えしました。

ここからは、少しでもリノベーション期間を減らすためにできる3つの方法をご紹介します。

  • マンション規約を事前に確認
  • 近隣住民にリノベーションすることを事前に伝えてトラブルを防ぐ
  • 事前に部屋の整理整頓を行う

ひとつずつ解説します。

マンション規約を事前に確認

マンションの住戸をリノベーションする場合には、マンションの管理規約を事前に確認しておきましょう。

マンションの管理規約によっては、工事のできない場所や、事前の申請が必要となるケースがあります

工事が始まってから規約を確認して、規約違反や申請の不手際があった場合、工期が遅れる原因となってしまうため、事前に確認して工期遅れのリスクを回避しましょう。

近隣住民にリノベーションすることを事前に伝えてトラブルを防ぐ

主にマンションのリノベーションの場合ですが、リノベーションを行う際には騒音や振動が発生します。

そのため、特に隣や上下の部屋に住む住民への配慮は怠らないようにしましょう。

事前にリノベーション期間を伝えたり、挨拶をしたりすることで、トラブルのリスクを回避することができます。

事前に部屋の整理整頓を行う

リノベーションが始まる前には、工事箇所の掃除や、人や機材の出入りする通路をきれいにしておきましょう。

工事の機材や職人の出入りがスムーズにできる環境を整えておくことにより、作業効率が良くなります。

リノベーション内容を事前に決定しておく

リノベーション期間が伸びる原因として、工事の最中にオプションを追加することが挙げられます。

工事が始まる前に、決められることは全て決めておくようにしましょう。

具体的には以下のようなポイントを事前に決めておくことをおすすめします。

  • リノベーションが完了した後の家具の配置
  • リノベーションをする場所の寸法の確認
  • お風呂やユニットバス、キッチンのオプション工事
  • キッチン回りの収納
  • 床暖房の有無
  • 床の素材や色
  • 壁紙の素材や色

なお、床暖房の追加はマンションによってはできない場合もあるため、事前の確認が大切です。

工事期間の遅れが業者側にある場合の注意点

リノベーション期間が延びてしまう原因が、施工業者側にあるケースもあります。

例えば、工程管理がずさんで遅れが発生してしまったり、職人の人員手配にミスがあり人手が足りなかったり、職人が技術不足・経験不足だったりするケースなどがあります。

また、解体時に予想外の劣化や不具合が見られて、追加の資材発注や人の手配が必要になったものの、スムーズに対処できない場合などもあります。

リノベーション期間には、予測できないことも起こる可能性があることから、優良業者を選ぶことが大切です。

また、工期が遅れてしまった場合の保証や対処法について、あらかじめ業者に確認すると良いでしょう。

リノベーションにかかる期間を見積もり、仮住まいを決めよう

リノベーションの規模にもよりますが、リノベーション期間中は仮住まいをすることがおすすめです。

賃貸住宅、ウィークリーマンション・マンスリーマンション、ホテルなど、仮住まいをする場合の選択肢は主に3つです。

リノベーションの期間や人数、荷物の量に応じて適切な仮住まい先を選びましょう。

また、リノベーション工事には予想外のことも起こる可能性があることから、対応力と技術力のある優良業者に施工を依頼することが大切です。

リノベーションに関して、業者選びでお悩みの方はぜひ「リフォスム」をご利用ください。全国の優良業者の中から、お住まいの地域に近い、条件の揃った業者をご提案します。ネットで複数業者の見積もりを取り寄せることができるので、ぜひお気軽に使ってみてください。

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