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給湯省エネ2025事業とは?補助金額のシミュレーションや条件・申請方法も解説

「給湯省エネ2025事業」は、2025年10月20日現在、申請を受付中です。
補助される金額に2024年度版からの変更もありますので、給湯器のリフォームを考えている方は場合は、事業の内容を知って最大限おトクに工事を行いましょう。
この記事のポイント
補助金額は給湯器1台あたり6万円から20万円
給湯器の性能が高い場合や、古い給湯器の撤去がある場合金額が加算される
工事は制度の登録業者に頼む必要アリ
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目次
給湯省エネ2025事業の概要

「給湯省エネ2025事業」(正式名称:高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金)とは、事業の対象機器に指定されている高効率給湯器を自宅に導入する場合に、機器により1台6万円~20万円の補助金が受け取れる制度です。
給湯は家庭の消費するエネルギーのなかでも大きな割合を占める分野です。
そのため、備え付けの給湯器を省エネ性の高いものに切り替えることで、光熱費の節約や国内のエネルギー事情の改善に大きく寄与します。
| 制度名 | 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(給湯省エネ2025事業) |
|---|---|
| 募集期間 | 2025年4月14日(月)~2025年12月31日(水)(予算上限に達し次第終了) |
| 補助金の額 | 6万円~20万円/台(導入する給湯器に応じて変動) |
| 支給条件 |
|
| 対象工事の例 |
|
| 問い合わせ先 | 住宅省エネ2025キャンペーン 補助事業合同お問い合わせ窓口 TEL:0570-022-004(9~17時・土日祝可) IP電話等からの場合:03-6629-1601(9~17時・土日祝可) |
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給湯省エネ2025事業の補助額
対象となる高効率給湯器は「エネファーム」「ハイブリッド給湯器」「エコキュート」の3種類です。
これらを設置する工事を行った場合に、1台あたり6万円~20万円が支給されます。
戸建住宅の場合はいずれか2台分まで、共同住宅の場合はいずれか1台分までの補助金額の上限となります。
対象機器ごとの補助額シミュレーション
より簡単に補助額を分かるように、本記事では補助額シミュレーションをご用意しました。
最短4問答えるだけでご自身の補助額を知ることができるため、ぜひご活用ください。

① 導入予定の給湯器は?(1/4~5問)
② 沸き上げ時間帯シフト機能のある機種ですか?(2/5問)
沸き上げ時間帯シフト機能とは?
翌日の天気や日射量の予報に合わせて、昼間の太陽光が使える時間帯にお湯を沸かすための機能です。
翌日の天気や日射量の予報に合わせて、昼間の太陽光が使える時間帯にお湯を沸かすための機能です。
② 停電時対策機能のある機種ですか?(2/4問)
停電時対策機能とは、気象情報と連動して停電時も稼働を停止せず、かつネット接続が可能な機能を指します。
④ 蓄熱暖房機 or 電気温水器の撤去を行いますか?(最終)
次項からは各機種ごとの支給の基本額や加算要件を詳しく、一つずつ解説して行きます。
エコキュート(ヒートポンプ給湯器)
エコキュート(ヒートポンプ給湯器)を導入した場合、一台につき6万円が補助されます。
更に導入するエコキュートに規定よりも高い省エネ性がある場合、性能加算額として最大で7万円が加算されます。
エコキュートの加算要件としては2つ存在し、それぞれ下記の通りです。
| 設置する給湯器 | 性能要件 | 加算額 | |
|---|---|---|---|
| 片方を満たす | 両方を満たす | ||
| エコキュート (ヒートポンプ給湯器) |
沸き上げ時間帯 シフト機能がある |
+4万円/台 | +7万円/台 |
| 目標値より5%以上 CO2排出量が少ない |
+6万円/台 | ||
ハイブリット給湯機
ハイブリット給湯機を導入した場合、一台につき8万円が補助されます。
こちらも規定よりも高い省エネ性を満たしている場合、性能加算額として最大で7万円が加算されます。
ハイブリット給湯器の要件としては2つ存在し、それぞれ下記の通りです。
| 設置する給湯器 | 性能要件 | 加算額 | |
|---|---|---|---|
| 片方を満たす | 両方を満たす | ||
| ハイブリット給湯器 | インターネット接続・再エネ電気を昼間に使用できる | +5万円/台 | +7万円/台 |
| 目標値より5%以上 CO2排出量が少ない |
+5万円/台 | ||
エネファーム(家庭用燃料電池)
エネファーム(家庭用燃料電池)を導入した場合、一台につき16万円が補助されます。
こちらも導入した機器に規定よりも高い省エネ性がある場合、性能加算額として4万円が加算されます。
ハイブリット給湯器の要件としては1点のみであり、下記の通りです。
| 設置する給湯器 | 性能要件 | 加算額 |
|---|---|---|
| エネファーム (家庭用燃料電池) |
停電時の対策機能 | +4万円/台 |
撤去加算額
上記いずれかの給湯器の設置に際して、規定の機器の撤去工事を行う場合は「撤去加算額」が追加支給されます。
加算対象の工事は以下の2種類です
| 工事の内容 | 加算額 | 備考 |
|---|---|---|
| 蓄熱暖房機の撤去 | 8万円/台 | 2台まで |
| 電気温水器の撤去 | 4万円/台 | 戸建住宅:2台まで 共同住宅:1台まで |
例えば、給湯器の導入にあわせて、既存の蓄熱暖房機を2台撤去した場合は、8×2=16万円の加算となります。
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「エコキュート」「ハイブリッド給湯器」「エネファーム」とは?
給湯省エネ2025事業業の補助対象機器には「エコキュート」「ハイブリッド給湯器」「エネファーム」の3種類がありますが、それぞれどのような給湯器なのでしょうか?
それぞれの機能や価格の違いを見ていきましょう。
エコキュート(ヒートポンプ給湯器)

エコキュートとは、夜間電力や太陽光で発電した電力でお湯を作り、必要なときの備えて貯湯タンクに蓄える機器のことです。比較的安価な電力でお湯を使うことができます。
給湯省エネ2025事業を利用してエコキュートを導入した場合の補助金額は1台につき6万円です。
なお、エコキュートの本体価格はタンク容量370Lのもので定価45万円~53万円、460Lのものでは51万円~58万円が通常です。
制度の対象製品は、太陽光を利用できる「おひさまエコキュート」か、公式サイトに規定された地域・世帯人数等によって変わる基準値を満たした通常のエコキュートのいずれかとなっています。
ハイブリッド給湯機

画像出典:⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の省エネルギー推進事業費補助⾦事業概要 経済産業省(PDF)
ハイブリッド給湯機とは、ヒートポンプ給湯機とガス温水機器を組み合わせたものです。天候や気温によってふたつの熱源を効率的に用いることで、高効率な給湯が可能です。
給湯省エネ2025事業を利用してハイブリッド給湯器を導入した場合の補助金額は1台につき8万円です。
ハイブリッド給湯機の本体価格は定価75万円~88万円ほどが相場となっています。
対象製品には2つの条件があります。
- 熱源設備として電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用するシステムで、貯湯タンクを持つ機器であること。
- 一般社団法人日本ガス石油機器工業会の規格(JGKAS A705)で、年間給湯効率が108%以上のものであること。
エネファーム(家庭用燃料電池)の場合

画像出典:株式会社アイシン
エネファームとは、ガスから水素を作って空気中の酸素と反応させて発電する機器です。ガスを直接燃やして熱をとりだすよりも高い効率で発電が可能です。発電の際の排熱を利用して給湯器の役割も果たします。
給湯省エネ2025事業を利用してエネファームを導入した場合の補助金額は1台につき16万円です。
エネファームの本体価格は定価100万円~200万円ほどが相場となっています。
2025年4月現在、5社のメーカーによる計122製品が登録されています。
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給湯省エネ2025事業の申請手順
給湯省エネ2025事業の申請手続きは、工事を請け負った施工業者が行います。そのため、住宅の所有者が直接行う手順はありません。
申請代行が可能な登録事業者は、制度公式サイトの「補助金利用を相談できる事業者の検索」から行えるようになる予定です。
調べるのが大変な場合、他にもリフォームの相談がある場合は、全国どこからでも使えるリフォームの相談窓口(無料) の利用がおすすめです。まずは画面に従って情報を入力してください。
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給湯省エネ2024事業との違い
2024年度版と「給湯省エネ2025事業」の違いは、基本額が減少し、性能ごとの加算が増加している点にあります。
具体的には、下記のような金額の変化があります。
2024年度版との違い
- ヒートポンプ給湯機;基本額が2万円減少。性能ごとの加算額が8万円増加
- ハイブリット給湯機:基本額が2万円減少。性能ごとの加算額が10万円増加
- エネファーム:基本額が2万円減少。性能ごとのの加算額が2万円増加
補助金の活用を検討中の方は、加算の要件までしっかりと確認しておくことをおすすめします。
現在の募集状況(2025/10/20更新)
給湯省エネ2025事業は現在受付中です。
2025年10月20日現在、予算に対する補助金申請額の割合(概算値)は72%です。
募集期間内でも予算に達した時点で申請受付を終了するため、注意して申請しましょう。
最新状況は公式サイトの新着情報をご覧ください。
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