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コの字型キッチンのメリット・デメリットは?リフォーム事例も紹介!

コの字型キッチンのメリット・デメリットは?リフォーム事例も紹介!
キッチンのレイアウトにはI型やL型、Ⅱ型など様々あります。
それぞれに特徴がありますが、本記事でご紹介する「コの字キッチン」は使いやすさとおしゃれさを兼ね備え、幅広い層から支持されているレイアウトです。
本記事では、そんなコの字型キッチンのメリットやデメリット、費用相場、リフォーム事例をご紹介します。
この記事のポイント
オープンタイプと独立タイプの2つに分けられる
コの字キッチンは、作業台が広く、効率よく調理ができるのが魅力の1つ
コの字キッチンは、【関連記事】
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目次
コの字型キッチンとは
コの字型キッチン(別名:U型キッチン)とは、上から見た時に「コ」の字のような形のキッチンのこと。調理スペースが広く効率よく作業ができることから、料理好きの人に人気のレイアウトです。
コの字キッチンはさらに以下の2つに分けられます。
▼オープンタイプのコの字キッチン

出入口の他に1面の壁が無いタイプ。壁付けキッチンと対面キッチンの両方の良さがあるレイアウトです。対面側のキャビネットはカウンターテーブルとすることも。
▼独立タイプのコの字キッチン

出入口以外の3面が壁で囲まれているタイプ。料理に集中しやすく掃除もラクなレイアウトです。
次項からはコの字キッチンのメリット・デメリットについてご説明していきます。
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コの字型キッチンにリフォームした事例
実際にコの字キッチンへとリフォームした施工事例を9つご紹介します。
無垢のコの字キッチン

収納扉とフローリングに無垢の木材を使用。
カントリー調のナチュラルな雰囲気のキッチンとなっています。
シンプルなセミオープンタイプのコの字キッチン

シンク側をセミオープンにすることで、対面キッチンの良さも取り入れています。
上品で大人っぽさもある、シンプルな白いキッチンです。
おしゃれなカフェ風コの字キッチン

おしゃれなカフェや喫茶店のような雰囲気のある、おしゃれなコの字キッチンです。
アンティークなペンダントライトやチェア、むき出しのダクトなどが良いアクセントとなっています。
コンパクトで使いやすいコの字キッチン

体の向きを90度変えるだけでコンロ⇔シンクを行き来可能。
調理効率が抜群に良いキッチンとなっています。
無垢材の良さを活かした自然派コの字キッチン

床や天井を含め、ウッディな質感で統一された自然派なコの字キッチンです。
無垢材の中でもあえて節が残った木材を使うことで、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
ヴィンテージ感のあるシックなコの字キッチン

上品なダークブラウンを基調としたコの字キッチン。天板にはブラウンの細かい美しい模様が入っています。
デッドスペースになりがちなコーナー部分には、回転式のラックを設置しました。
生活感を出さないおしゃれなコの字キッチン

幅や高さをなど細部までこだわった、こだわりのオーダーメイドのキッチンです。
ダイニング部分よりも一段下げているため、奥行きのあるオープンタイプに仕上がりました。
大容量の収納が嬉しいコの字キッチン

キッチン本体のキャビネット収納に加えて、吊戸棚とパントリー(画像右)が備え付けられ、収納量たっぷりのコの字キッチンです。
天板も広いため、ゆとりを持って料理をすることができるでしょう。
マンションでのコの字キッチンリフォーム

撤去できない壁がある中でスペースを最大限に利用しました。
制約の多いマンションでも、工夫次第でコの字キッチンにリフォームできますよ。
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コの字型キッチンのメリット
コの字キッチンのメリットは以下の5つが挙げられます。
効率よく料理できる
コの字キッチンの特徴の1つに、キッチンの中での導線の良さが挙げられます。コンロやシンク、キャビネットなどすべての場所に1~2歩で手が届くため、サクサクと効率よく料理を進めることが可能です。

また、コの字キッチンではきれいなワークトライアングルを作りやすいこともポイント。効率よく料理をこなすには、コンロ・シンク・冷蔵庫を結ぶ線が正三角形に近いことが望ましいとされています。レイアウトの自由度が高いコの字キッチンなら、容易に作成可能です。
収納が多い
コの字キッチンは一般的なI字型キッチンと比べて辺が2つ多いため、キャビネットの収納量が多いこともメリットです。ホームベーカリーやホットプレート、圧力鍋といった大きめの調理家電が多いお宅でも、ゆとりを持って収納することができるでしょう。
さらに、独立タイプのコの字キッチンであれば3面の壁すべてに吊戸棚を設置することも可能。抜群の収納力をもったキッチンにすることができます。
作業台が広い
コの字キッチンはキッチン自体が大きいため、作業台が足りなくて困るということはないでしょう。ガスオーブンやミキサーなどを置くのはもちろん、使う食材をすべて天板の上にならべて豪快に料理することもできます。

その他ピザやパスタ、クッキーを生地から作る際にも作業台の広さは有益です。夫婦2人でキッチンに立つのも良いでしょう。
ベビーゲートが設置しやすい
コの字キッチンは出入り口が1か所しかないため、ベビーゲートを設置しやすいこともメリットです。
一般的なI字型キッチンの場合、子供が近くにいることに気が付かず思わぬケガにつながってしまうことも…。コの字キッチンであれば、ベビーゲートさえ設置しておけばそういった事故が起こる心配は少ないといえます。
料理に集中しやすい
コの字キッチンは3面がキャビネットに囲まれているため、料理に集中しやすい環境です。
一方、近年人気の対面キッチンはテレビを観ながら、あるいは子供の様子を見守りながらでも料理ができます。しかし、気が散って料理が進まなかったり、鍋を焦がす・指を切るといったミスにもつながりやすい一面もあります。
「料理をするときは料理をする」というメリハリがつけやすいことがコの字キッチンの強みといえます。
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コの字型キッチンのデメリット
コの字キッチンのデメリットは以下の4点が挙げられます。
コーナー部分が使いづらい

2か所あるコーナー部分がデッドスペースになりやすいことはコの字キッチンの弱点です。「収納扉がぶつかり合ってしまう」「奥のものが取り出しにくい」といった点に不便さを感じる人が多いようです。
価格が高い/スペースをとる
コの字キッチンはキャビネット自体が大きいため、本体価格/工事費用ともに高くなりがちです。同じ理由で設置するスペースも広く確保する必要があります。リフォーム後に後悔しないよう慎重に検討しましょう。
ダイニングとの導線が長い

コの字キッチンは出入り口が1つしかないため、ダイニングへ行くためにいちいち回り込むのが手間です。とりわけ、独立タイプのコの字キッチンはカウンター越しに配膳することができないため、ダイニングとの往復回数が多くなってしまいます。
レイアウトや家電の配置に迷いがち
コの字キッチンと一口に言ってもレイアウトは様々。よく言えばレイアウトの自由度が高いのですが、「いつまでも配置が決まらない…!」と途方に暮れてしまう人が多いのも事実です。
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コの字型キッチンにリフォームする費用
コの字キッチンにリフォームする費用は、200万円~400万円が目安です。内訳は「本体価格」「設置工事費用」「その他の工事費用」で構成されます。
コの字キッチンの本体価格
コの字キッチン本体の価格は、150万円~350万円が目安です。
メーカーによっては明確に価格が表示されていないこともあります。その場合には、L型キッチンに作業台を追加した価格を目安として考えるとよいでしょう。
コの字キッチンの設置工事費用
キッチンをコの字型にリフォームする費用は、22万円~36万円が目安です。
コの字型キッチンは広い設置スペースが必要になり、キッチン自体も大きいため、費用は高い傾向にあります。
その他の工事費用
コの字型キッチンににリフォームする工事には、古いキッチンの解体や配管工事、床や壁の張り替えなども必要になります。
これらの工事にかかる費用は、30万円~40万円が目安です。
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記事のおさらい
最後に記事のおさらいです。
コの字キッチンのメリットは?
コの字キッチンのメリットは以下の5つが挙げられます。
メリット
- 効率よく料理できる
- 収納が多い
- 作業台が広い
- ベビーゲートが設置しやすい
- 料理に集中しやすい
詳しくはコの字キッチンのメリットをご覧ください。
コの字キッチンのデメリットは?
コの字キッチンのデメリットは以下の5つが挙げられます。
デメリット
- コーナー部分が使いづらい
- 価格が高い/スペースをとる
- ダイニングとの導線が長い
- レイアウトや家電の配置に迷いがち
詳しくはコの字キッチンのデメリットをご覧ください。