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パントリーとは?メリット・デメリット・注意点を解説
憧れのパントリー収納を作ろうと検討している方の中には、「パントリーを作りたいけれど本当に必要かどうかわからない……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
パントリーは大量の食材のストックができる反面、気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。
本記事では、
- パントリーってそもそも何?
- パントリーのメリット・デメリットは?
- パントリーを設置するうえでの注意点は?
といった疑問にお答えします。
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目次
パントリーとは?
パントリーとはキッチン内、もしくはキッチンの隣に位置する収納スペースを指します。納戸や収納庫などと同じ収納スペースの一種ですが、パントリーは常温保存できる食料品や食器、調理器具などを収納することが多いのが特徴です。
パントリーとひとくちに言っても扉のありなしや奥行きの深さなど、さまざまな種類があります。その中でどんなパントリーを作るべきかは、何を収納するかで異なります。
また、使い方次第でパントリーの適切な設置場所は変わってきます。そのため、使用目的を明確にしておくことが、パントリー作りの成功のカギとなります。
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パントリーのメリット
パントリーを設置するメリットは以下の4つです。
- キッチンが片付く
- ストックができる
- 災害時に備えられる
- 整理整頓しやすい
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.キッチンが片付く
パントリーを作ることで得られるメリットの1つめは、キッチンが片付くことです。
キッチンの収納だけでは足りない場合も、パントリーがあれば解決します。使用頻度の低い、鍋やホットプレートなどの調理器具を収納しておけば、キッチンがスッキリ片付くでしょう。
特に鍋やホットプレートは大きくかさばるのでキッチンには収納しづらいですが、パントリーなら楽々収納できます。
2.大量のストックができる
パントリーを作ることで得られるメリットの2つめは、大量のストックができることです。
パントリーの広い収納スペースなら、お米や水などの場所をとるものでも気軽にストックできます。
長期保存食品もたくさんストックしておけるため、安売りの時に買いだめすることも可能です。ただし、パントリーが広いからといって買いすぎると、整理整頓しにくくなるので気をつけてください。
3.災害時に備えられる
パントリーを作ることで得られるメリットの3つめは、災害時に備えられることです。
災害時に備えて長期保存ができる非常食をパントリーに収納しておくこともできます。
非常食の備えがあれば、台風などで買い物に出られないときに安心です。非常時は普段と違う環境や不安によってストレスになりやすいため、非常食だけでも災害時のために備えておくとよいでしょう。
4.キッチンの収納より整理整頓しやすい
パントリーを作ることで得られるメリットの最後は、キッチンの収納より整理整頓しやすいことです。
パントリーは棚がオープンになっていることが多いです。引き出しや扉つきの収納よりも、どこに何があるのか一目でわかるので、整理整頓がしやすいといえます。
またパントリーは広さがあるため、無理やりものを押し込まなくても収納できます。そのため、奥の方にしまっていて存在を忘れていた、といった事態を防ぎやすいのです。
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パントリーのデメリット
パントリーにはメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
具体的には以下の3つです。
- キッチンとは別のスペースをとる
- 費用がかかる
- 管理が必要になる
パントリー間取りに取り入れられているため、家を建ててから別の部屋に変更することは難しいです。
設置してから後悔のないよう、前もって確認しておきましょう。
1.キッチンとは別のスペースをとる
パントリーのデメリット1つめは、キッチンとは別のスペースをとることです。
パントリーは広ければ広いほどたくさんのものが収納できますが、設置するためにはスペースが必要です。そのためにはリビングや廊下など、ほかの部屋を狭くしなければいけません。
パントリーは、中で過ごすわけではない収納専用のスペースです。ほかの場所を狭くしてでもパントリーを作る必要があるのかどうか、しっかり検討しましょう。
あなたが収納上手だったり、キッチンに広い収納スペースを設けたりするのであれば、パントリーではなくほかのスペースとして活用した方がいいかもしれません。
2.費用がかかる
パントリーのデメリット2つめは、設置に費用がかかることです。パントリーの増設費用の目安をまとめました。
パントリーのタイプ | 増設費用の目安 |
---|---|
壁タイプ | 10万~15万円 |
ウォークインタイプ | 20万~50万円 |
増築してパントリーを作る | 100~140万円 |
パントリーの設置には最低でも10万円以上はかかります。
場合によっては家の面積を増やさなければ設置できないかもしれません。そうなると増築してパントリーを作るようになるので、費用もかなりかさんでしまいます。
しかしながら、費用面で妥協して使い勝手の悪いパントリーとなっては本末転倒です。使用目的をしっかり考えてから作るよう心掛けましょう。
3.管理が必要になる
パントリーのデメリット3つめは、管理が必要になることです。
パントリーはスペースが広いためたくさん収納できますが、その分、整理してストックを管理しなければなりません。
そのため、あなたが収納作業が苦手な場合、かえって負担となってしまう可能性は否めません。
できるだけ楽に管理できるように、パントリーの活用方法をしっかりイメージしておきましょう。
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パントリーを設置するうえでの注意点
パントリーとひとくちに言っても、先ほども述べたように設置場所はさまざまです。また、収納するものによって広さも変わってきます。
パントリーを作る際には、収納するものやライフスタイルに合っているかを考えるのが大切です。使いやすいパントリーを作るために注意すべき点をご紹介します。
1.扉の有無
パントリーを設置するときの1つめの注意点は、扉の有無です。
扉があれば、来客時にすぐにパントリーの中身を隠せます。なるべく生活感を出したくないのであれば扉をつけた方がよいでしょう。
ただし、扉をつけるには扉の設置費用がかかります。また出入りする度に扉を開け閉めする手間もあります。
反対に、扉がないパントリーは行き来しやすい点がメリットです。使いやすさを重視したいなら、扉のないオープンタイプがよいでしょう。
2.奥行きの深さ
パントリーを設置するときの2つめの注意点は、奥行きの深さです。
奥行きが深ければ深いほど、たくさんのものを収納できます。しかし、奥行きが深すぎると奥に収納したものが取り出しにくいので注意が必要です。
パントリーは奥行きが深ければ深いほど良いわけではありません。何を収納するのかある程度考えてから奥行きを決めるようにしましょう。
とくに収納スペースが多いとどんどんものを詰め込んでしまう方は、要注意です。
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パントリーのまとめ
パントリーを作るときは、何を収納するのかをまず決めることが重要です。どのように活用するのかイメージしながら、設置場所や奥行きなどの詳細を決めましょう。
広い収納スペースだからこそ、収納方法にもこだわる必要があります。使い勝手のよいパントリーを作り、有効活用してください。
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