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ユニットバスの修理に必要な費用は?よくある浴室トラブルへの対処法と費用相場

ユニットバスの壁や床、浴槽で修理が必要になった場合に、DIYやリフォームでの修理・交換を検討する方は多いでしょう。
ユニットバスは、各パーツを組み立てて一体化したセットであるため、個別の部位の修理ができる場合と、ユニットバス全体の交換が必要になる場合があります。
本記事では、ユニットバスの修理が必要になるケースを部位ごとに解説し、修理の費用相場やDIYで修理できるかなどを解説します。
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目次
ユニットバスの修理・補修の費用相場
ユニットバス(お風呂)の修理・補修をリフォーム会社に依頼する場合、目安となる部位別の費用相場は以下の通りです。
トラブル(修理部位) | 費用相場 | 作業時間 | 耐用年数 |
---|---|---|---|
排水口の詰まり解消 | 0.8万円〜3.8万円 | 30分程度 | 20年〜30年程度 |
シャワーの修理・交換 | 0.9万円〜3万円 | 1時間〜2時間程度 | 10年程度 |
蛇口・水栓の修理・交換 | 0.7万円〜3.5万円 | 1時間〜2時間程度 | 10年〜15年程度 |
浴槽の補修・塗装 | 9.5万円〜15万円 | 2日〜3日程度 | 20年〜30年程度 |
浴槽の交換 | 20万円〜60万円 | 1週間〜10日程度 | 20年〜30年程度 |
浴室ドアの修理・交換 | 1.5万円〜16万円 | 1日程度 | 15年〜20年程度 |
天井の重ね張り | 3.5万円〜7万円 | 1日〜3日程度 | 20年〜30年程度 |
床の修理・塗装 | 3万円〜30万円 | 1日〜3日程度 | 20年〜30年程度 |
換気扇の修理・交換 | 0.5万円〜15万円 | 1時間程度 | 10年〜15年程度 |
浴室乾燥機の修理・交換 | 1.5万円〜40万円 | 1日程度 | 10年〜15年程度 |
給湯器の修理・交換 | 0.7万円〜38.5万円 | 2時間〜6時間程度 | 10年〜15年程度 |
ユニットバスの各設備には耐用年数(寿命)があり、1つの設備で劣化が見られる場合、別の箇所でも不具合が発生する可能性が高いです。
まとめて依頼することで、人件費が抑えられて費用が安くなることも。リフォーム会社と相談しながら修理範囲を決めましょう。
寿命を迎えている場合はユニットバスの交換も検討
ユニットバス全体の寿命は15年〜20年とされています。耐用年数を経過している場合は、新しいユニットバスへの交換を検討しましょう。
耐用年数を大きく経過すると、水漏れなどのトラブルが発生しやすくなり、住宅が傷む原因にもなります。
ユニットバス全体の交換は、45万円~150万円が費用相場です。国や自治体から補助金を受けられる可能性もあるため、長期的にはコストを抑えられるでしょう。
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ユニットバスの修理箇所を部位ごとに解説!
ユニットバスは各パーツが一体化したお風呂のため、たとえば壁だけ、床だけなど、一つの部位だけの交換や修理が難しい設計です。
ただし、軽微な破損や劣化であれば補修も可能です。ここではユニットバスの箇所ごとに修理が必要なケースを紹介します。
「壁」の修理が必要になるケース
ユニットバスの壁がひび割れたり剥がれたりすると、壁の内部に水が侵入して住宅が傷む原因となります。
ユニットバスの壁に穴や亀裂が入っている場合には、早めの修理または交換が必要です。
軽微な壁の破損であれば、上からパネルやシートを貼り付けたり、タイル部分をパネルに交換することで修理可能な場合もあります。
浴室の壁用のパネル・シートはカラーやデザインも豊富なため、お風呂の雰囲気を変えるためにDIYをしても良いでしょう。
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「床」の修理が必要になるケース
ユニットバスの壁と同様に、床に発生した穴や亀裂は住宅を傷める可能性があります。
傷やすり減り程度でも、表面に汚れが溜まることから、黒ずみやカビの原因となります。
カビは吸い込むと健康を害することもあるため、上から浴室床用のシートを貼り付けるなどの補修が大切です。
DIYで床用のシートを上から貼ることも可能ですが、その場合には汚れやカビを落として乾燥させる下地処理が重要となります。
下地処理が不十分だとシートと床の間にカビが繁殖し、ユニットバスを劣化させることもあるため注意が必要です。
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「浴槽」の修理が必要になるケース
一般的なユニットバスで使用されるのはFPR素材を使用した浴槽です。
FRPはプラスチック素材の一種で、経年劣化により傷や黒ずみが発生することがあります。
掃除をしても落とせない汚れやひび割れ、穴などの破損は「FRPライニング」という工法で再コーティングすることで、新品同様にすることができます。
DIYによる浴槽修理は難易度が高いため、浴槽の破損が見つかった場合にはリフォーム会社に相談しましょう。
FRPライニングで補修ができる場合には、浴槽交換やユニットバス交換よりも費用を抑えられる可能性が高いです。
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「洗面台」「トイレ」の修理が必要になるケース
洗面台がセットの2点ユニットバス、洗面台とトイレがセットの3点ユニットバスでは、洗面台やトイレの破損にも注意が必要です。
洗面台やトイレのひび割れや水漏れが発生した場合には、住宅の劣化やケガにつながる可能性も高いため、早めに修理を行いましょう。
洗面台やトイレについては、DIYは難易度が高いため、業者に依頼する方が良いでしょう。
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ユニットバスをDIYで修理できる?
結論から言うと、シャワーヘッドの交換程度であればDIYも可能ですが、浴槽や壁・床の交換などをDIYで修理することは非常に難しいと言えます。
ユニットバスは各設備がセットになっており、一部のみの修理や交換が難しい構造になっています。DIYに失敗してしまうと、水漏れなどの不具合が発生し、結果として修理費用が増加する原因になります。
また、壁の中の腐食や配管の劣化など、修理が必要な別の箇所が見つかる可能性もあります。無理せず専門の修理業者に依頼することをおすすめします。
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ユニットバスの修理はどこに頼む?
ユニットバスの修理・補修をどこに頼むか迷った際には、以下の業者に依頼しましょう。
- 総合リフォーム店
- 地域密着型の工務店
- 水道局指定業者
ユニットバスの修理や交換を依頼する際には、お風呂の修理・リフォームの実績がある会社や工務店を選ぶことをおすすめします。
リフォーム会社の見極めは、会社のホームページから実績を確認し、見積書のわかりやすさ、問い合わせへの対応などもチェックしておきましょう。
なお、ユニットバスの修理業者探しや見積もり依頼がまだ済んでいないという場合には、優良リフォーム業者紹介サービスリフォスムの利用もおすすめです。
相見積もりの一括依頼が無料でできますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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ユニットバスの修理は相見積もりを取り寄せよう
ユニットバスは各パーツを組み立てて一体化したお風呂のため、部位ごとでの交換や修理は非常に難しいです。
特にDIYでの修理は、さらなるトラブルや出費を招く可能性もあるため、リフォーム会社に調査をしてもらってから進めると安心です。その際には、複数のリフォーム会社から相見積もりを取ると安心です。
なお、ユニットバスの修理業者をお探しの際には、ぜひ優良リフォーム業者紹介サービスリフォスムもご活用ください。
リフォスムは複数のリフォーム会社からの見積もりを一括で取り寄せられるサービスで、診断は無料です。ユニットバスのトラブル対処を依頼したい場合にも、お気軽にご利用ください。