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お風呂・浴室を格安でリフォームをする11の方法!格安な製品や業者の選び方

一般的なお風呂リフォームの費用相場は、100万円前後です。
お風呂リフォームを格安で実施するためには、いくつかの方法があります。
今回は、格安なお風呂リフォーム製品や、お風呂リフォームを実現するためのポイントを1つずつ詳しくご紹介します。
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目次
格安なお風呂の製品・工事費込みの費用
お風呂を格安でリフォームするためには、ユニットバス本体の価格を抑えることが重要となります。
本体価格が安いユニットバスは、以下の通りです。参考として、工事費込みの金額も掲載しています。
ノウム

- 70.25万円~(工事費込み)
- 30.25万円~(本体価格)
- 東京や大阪など対象地域のみの限定商品
グランスパ

- 89.05万円~(工事費込み)
- 49.05万円~(本体価格)
- お手入れのしやすさにこだわった機能が充実
LA

- 101.13万円~(工事費込み)
- 61.13万円~(本体価格)
- 省スペース設計のマンション用ユニットバス
ノウム(ミラタップ)

価格 | 70.25万円~(工事費込み) 30.25万円~(本体価格) |
---|---|
特徴 | 東京や大阪など対象地域のみの限定商品 |
グランスパ(タカラスタンダード)

価格 | 89.05万円~(工事費込み) 49.05万円~(本体価格) |
---|---|
特徴 | お手入れのしやすさにこだわった機能が充実 |
LA(ハウステック)

価格 | 101.13万円~(工事費込み) 61.13万円~(本体価格) |
---|---|
特徴 | 省スペース設計のマンション用ユニットバス |
工事費込みの費用は、「1216」サイズの希望小売価格に、お風呂リフォームの一般的な工事費用40万円を足したもの
メーカーによっても異なりますが、上記の本体価格よりも、10%~50%程度値引きされることがほとんどです。
またリフォーム工事には定価がありません。そのため、 業者によって工事費用に差があります。複数の業者から見積もりを取得することで、工事内容や金額の比較ができるでしょう。
お風呂リフォーム業者を探すなら、優良リフォーム業者紹介サービスの「リフォスム」もぜひご活用ください。
なお、10万円~30万円の部分的なお風呂リフォームを考えている方は、以下の記事を参考にしてください。
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格安でお風呂リフォームする11の方法
ここでは、お風呂リフォームを格安で行うための10の方法を節約できる金額が大きい順にご紹介していきます。費用をできる限り抑えたお風呂リフォームを実現しましょう。
安くできる金額 | 方法 |
---|---|
約40~80万円 | 補修メインのエコバスリフォームにする |
約18~60万円 | 補助金・減税制度を使う |
約40~50万円 | アウトレット商品を使う |
約18~48万円 | ハウスメーカーではなく下請け業者に直接依頼する |
約6~48万円 | 施主支給でリフォームを行う |
約30~40万円 | 商品のグレードを下げる |
約10~20万円 | 不要な工事を断る |
約3~12万円 | 相見積もりをとる |
約3~12万円 | 値引き交渉する |
約1~3万円 | 専門知識が不要な箇所はDIYをする |
交渉次第 | 安くなりやすい時期にリフォームする |
次項から方法を1つずつ詳しく解説します。
①【40~80万円OFF】補修メインのエコバスリフォームにする

お風呂を格安でリフォームをするなら、浴室を塗装し直したり、シートを使ったリフォームをするエコバスリフォームがおすすめです。浴槽やユニットバスは傷やひび割れの修復が可能で、直した上から塗装やコーディングを行うことでさらにきれいな状態に戻すことができます。
エコバスリフォームは部分的な補修のため、費用は20~40万円程度。通常のお風呂リフォームは「60~120万円」ほどかかるため、40~80万円ほど節約することができます。
ただし、エコバスリフォームは現在の浴室の状態によってはできないこともあります。例えば、浴室内が水漏れをしている場合には塗装などを行ったとしても根本的に解決しないことがあり、補修メインのリフォームはできません。その場合は、リフォーム業者に補修メインのリフォームをしたいことを伝え、浴室内の状態を確認してもらいましょう。
➁【18~60万円OFF】補助金・減税制度を使う

お風呂リフォームの目的が家族の介護が関係している場合は、介護保険制度やバリアフリーリフォームなどの補助金・減税制度を使いましょう。
介護保険制度は家族に要介護認定を受けている人がいれば最大18万円までが補助されます。
また、バリアフリーリフォームは手すりの取り付けや段差の解消などのバリアフリー化を目的としたリフォームのことです。バリアフリー化を実施することで、自身の所得税や固定資産税が控除されます。
出典:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会/バリアフリーリフォーム編
③【40~50万円OFF】アウトレット品を使う

お風呂を格安リフォームしたいなら、アウトレット品を使うことも費用を削減するのに有効な方法です。商品によって割引率に違いがありますが、定価の2分の1や3分の1で購入できる浴槽もあります。なお、アウトレット品はショールームやインターネットショップなどで購入が可能です。
▼参照サイト
水廻りのリフォーム専門店 みずらぼ
「みずらぼ」では、LIXILの「リノビオP」を定価85.5万円に対して31万円で販売しており、50万円ほど安く商品を手に入れることができます。
※2022年6月時点
④【18~48万円OFF】ハウスメーカーではなく下請け業者に直接依頼する

リフォームの下請け業者に直接依頼すれば、中間マージンを取られることがないため、さらに安くリフォームができるでしょう。
リフォームの費用は、一般に地元業者に依頼するよりも、ハウスメーカーに頼んだほうが3~4割高いと言われています。
これをお風呂リフォームの費用相場「60~120万円」に当てはめると、節約できる金額は約18~48万円と試算できます。
⑤【6~48万円OFF】施主支給でリフォームを行う
設置する設備や商品を自分で用意する施主支給でもリフォームにかかる費用は削減できます。
通常、リフォーム業者は設備や材料費に10~40%ほど上乗せしています。そのため、施主支給でリフォームするとお風呂リフォームの費用相場である「60~120万円」のうち、約6万~48万円を節約できます。
ただし、施主支給にはメリットとデメリットの両方があるため、この点には注意しましょう。
メリット | ・商品の選択肢が広がる ・安価で購入できる |
---|---|
デメリット | ・設備の不具合などの責任の所在が不明になりやすい ・施主支給に対応してもらえない場合もある |
施主支給はそもそも対応していない業者があるほか、万が一設備に不具合があった場合に自分でメーカーに問い合わせたりする必要があるのがデメリットです。
しかし、購入先によっては安くなったり、商品選択の幅が広がったりするので、どの設備機器販売会社から購入するか重要になります。
設備機器販売会社の選び方
・設備機器の保証が長い会社
・電話やメール等の対応が良い会社
・対応が早い会社
・何かのポイントや特典がついてくる会社
⑥【30~40万円OFF】商品のグレードを下げる

お風呂リフォームは、浴室自体に掛かる費用と工事費用の2つがあります。なかでも、浴槽の交換を行う場合には商品のグレードを下げることで大きく費用が抑えられます。これはグレードによって倍以上の差が価格に反映されているためです。
グレード別の費用相場は以下の通りです。
ユニットバスのグレード
- ハイグレード・・・90~120万円
- ミドルグレード・・・70~90万円
- ローグレード・・・60~80万円
この場合、ハイグレードからローグレードに変更しただけで、約30~40万円節約することができます。
お風呂を格安でリフォームしたいのなら、グレードを下げましょう。
>>人気のユニットバス/お風呂のメーカーは?機能・特徴も解説
⑦【10~20万円OFF】不要な工事を断る

提案されたリフォーム工事案の中で、不要な工事を断ることも費用を抑えるうえでは重要です。
例えば、浴室のドア交換やテレビ設置、給湯器交換などを削減すれば、10~20万円ほど節約することができます。
ただし、後々工事が必要になった場合に費用が割高になってしまうケースや、現在の浴室があまりにも経年劣化がひどい場合はどうしても工事が必要になることがあります。
したがって、本当に工事の一部を断れるのか、断った際にどのようなデメリットが生まれるのかを確認しておきましょう。
⑧【3~12万円OFF】相見積もりをとる

お風呂を格安でリフォームしたいなら、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼するようにしましょう。相見積もりをとることにより、業者間で価格競争が起こり、各社の提示価格が全体的に下がります。
相見積もりで削減できる額は工事の5%~10%ほどと言われているので、これを費用相場の「60~120万円」に当てはめると3~12万円の節約となります。
また、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することで一般的な費用相場をつかむこともできます。相場がわからなければ、見積りを出されてもどの項目が適切な費用であるのかがわかりません。提示された見積もりが適切なのかを見抜くためにも複数のリフォーム会社に見積もりを依頼するとよいでしょう。
⑨【3~12万円OFF】値引き交渉する

見積りが出た後、契約したい業者が定まったらもうひと声値引きができないか交渉するのも手です。
工事総額にもよりますが、全体の5~10%程度の値引きなら応じてくれる業者も多いようです。お風呂リフォームの費用相場の「60~120万円」に当てはめると3~12万円の節約です。
ただし、相見積もりをとったうえでさらに価格交渉をするのはNGです。
業者の心象を悪くしたり、仕上がりに影響がでかねないレベルのコストカットを招くことにもなるので控えましょう。
➉【1~3万円OFF】専門知識が不要な箇所はDIYする
水回りの配管工事や電気設備の配線は専門知識が必要なのでリフォーム会社に任せ、手すりの設置やシャワーヘッドの交換などの簡単なリフォームはDIYでやるのも良いでしょう。
例えば、手すりを取り付ける工事費用は15,000円程度、シャワーヘッドの交換費用は8,000円程度なので、これらを自分で行えば約1~3万円は節約することができます。
ただし、DIYは費用面で節約につながりますが、失敗した場合には結果的に費用がより多くかかることがあります。例えば、DIYをしたことで建物を傷つけてしまった場合はそれに対する修理が必要になり、余計な費用がかかってしまいます。
よって、普段からDIYを行っている人には向いていますが、自信がない場合は止めておきましょう。
⑪【交渉次第】安くなりやすい時期にリフォームする
お風呂に限らずリフォームは、時期によって費用が変動することがあります。
特に、工事が比較的落ち着く「閑散期(1~2月、6~7月)」は、業者との価格交渉がしやすく、費用を抑えられる可能性が高まります。
また、期末にあたる12月や3月は、業者が売上を確保したいタイミングでもあるため、値引き交渉やキャンペーンが行われるケースもあります。
お風呂リフォームを格安でしたい方は、リフォームの時期を調整しましょう。なお、どのくらい安くなるかは、業者との交渉次第になることが多いです。
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安さでリフォーム業者を選んで後悔した例
お風呂に限らずリフォーム業者を、「安さ」だけで選び、後悔してしまう方がいます。
後悔してしまった例とともに、格安でも安心してお風呂リフォームを依頼できる業者選びのコツについて解説していきます。
後悔した例①契約を急かされ納得のいくリフォームができなかった
「今契約すれば安くしますよ」と、契約を迫る業者に依頼した結果、納得のいくリフォームにならなかったケースです。
契約を急がせる業者の中には、十分な説明をせずに契約を結ばせ、手抜き工事や期待外れの仕上がりになるケースも見られます。
じっくり比較・検討する時間を与えない業者は、悪質な可能性が高いでしょう。必ず複数の業者から見積もりを取り、内容を十分に吟味することが重要です。
複数の業者と比較することで、費用だけでなく、担当者の対応や提案力なども見極めることができるでしょう。
後悔した例②格安でリフォームするつもりが追加工事が発生した
見積もりに書かれた金額の安さで業者を選んだ結果、追加工事が発生して割高になってしまったと後悔する方も多いです。
契約後に「ここも補修が必要」「追加の材料が必要」といった理由で、見積もりの金額を大幅に超えてしまうことがあります。
これは、最初の見積もりを意図的に低く見せるため、必要な工事を省略したり、『お風呂リフォーム一式〇〇円』といった曖昧な見積もりを提示したりする業者がいるためです。
お風呂リフォームの契約前に、見積書に詳細な内訳が書かれているか確認しましょう。
後悔した例③リフォーム後のトラブルに対応してもらえなかった
リフォーム後のトラブルに対応してもらえず、後悔する可能性もあります。
保障・アフターサービスがない業者は、その分費用が安い場合が多いです。しかし、不具合が発生してもすぐに対応してもらえず、修理費用を自己負担するケースが少なくありません。
不具合が発生した場合に無償で修理してもらえる保証があれば、リフォーム後も安心して過ごすことができます。
アフターサービスや保証がついているだけでなく、その内容や期間も確認してください。
まとめ
お風呂リフォームを格安で実現するための方法や業者選びのコツを解説しました。
お風呂を格安でリフォームしたいなら複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することがおすすめです。そして、工事を依頼を行う際には悪徳業者に騙されないようにしっかりと見極めましょう。
ぜひ信頼できる業者を見つけてお風呂のリフォームを格安で行ってください。