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【2024年最新】京都市のリフォーム補助金・助成金制度は?申請方法や注意点も解説!

京都市のリフォーム補助金・助成金制度

京都市にお住まいの方で住宅のリフォーム等をお考えでしたら、自治体から出る補助金を使って費用を安くできる可能性があります。

本記事では、京都市にある内装・外装リフォームや耐震化・省エネ化改修などの工事に出る補助金制度と、補助条件・金額の決まり方などを役所・役場の情報よりもやさしく解説します。

「リフォーム補助金の一般知識」について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

Point

  • 京都市にあるリフォーム補助金は11個
  • 京都市では耐震化・バリアフリー化などの工事が補助金の対象
目次

京都市のリフォーム補助金の一覧

京都市にある住宅リフォーム等を対象にした補助金制度は、以下の11個です。

制度名 補助金額
住宅の省エネ地産地消・地域循環推進事業 一定額(上限20万円)※現金以外の支給方法
介護予防安心住まい推進事業 費用の3分の2(上限16万円)
みやこ杣木(そまぎ)普及促進事業 費用の2分の1(上限160万円)
重度障害者住宅環境整備費助成事業(いきいきハウジングリフォーム) 課税額により異なる(上限50万円)
防災まちづくり推進事業 事業内容により異なる(上限200万円)
細街路対策事業 全額補助(上限150万円)
分譲マンションへの耐震化補助制度 工事内容により異なる(上限4800万円)
土砂災害特別警戒区域内建築物安全対策補助事業 費用の23%(上限75.9万円)
まちの匠の知恵を活かした京都型耐震・防火リフォーム支援事業 (上限300万円)
京都市吹付けアスベスト除去等助成事業 対象工事により異なる(上限100万円)
鉛製給水管取替工事助成金制度 費用の2分の1(上限15万円)

①住宅の省エネ地産地消・地域循環推進事業

制度名 住宅の省エネ地産地消・地域循環推進事業
受付期間 不明(先着制)
補助金額
  • 一定額(上限20万円)※現金以外の支給方法
支給条件
  • 太陽光発電設備と蓄電池又はV2H充放電設備を同時設置する工事であること
  • 蓄電システムは「一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)」に登録されているものであること
  • V2H充放電設備は「令和4年度クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象であること
  • 対象設備設置完了後の申請であること 等
補助対象工事
  • 太陽光+蓄電池又はV2Hシステムの一体的導入工事
問合せ先 環境政策局 地球温暖化対策室
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-4555

京都市の住宅の省エネ地産地消・地域循環推進事業は、太陽光発電設備と蓄電池又はV2H充放電設備を同時設置する場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は一定額(上限20万円)です。

この制度では、補助金は現金ではなく、市内加盟店で利用できる「さんさんポイント」で支給されます。補助金の申請は、他の多くの制度とは違い工事の完了後となります。ご注意ください。

②介護予防安心住まい推進事業

制度名 介護予防安心住まい推進事業
受付期間 不明(先着制)
補助金額
  • 費用の3分の2(上限16万円)
支給条件
  • 65歳以上であること
  • 要介護要支援の認定を受けていないこと
  • 運動機能低下の可能性があると認められていること
  • 市民税非課税世帯であること 等
補助対象工事
  • 手すりの取付け
  • 段差の解消
  • スロープの設置
  • 引き戸への交換 等
問合せ先 健康長寿企画課
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3111

京都市の介護予防安心住まい推進事業は、転倒防止や生活機能向上のため、住宅改修工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の2(上限16万円)です。

地域包括支援センターの判断によって、転倒事故の防止等のために住宅改修が必要だと認められた場合が補助対象です。

③みやこ杣木(そまぎ)普及促進事業

制度名 みやこ杣木(そまぎ)普及促進事業
受付期間 令和6年4月25日(木)~令和7年1月17日(金)(先着制)
補助金額
  • 費用の2分の1(上限160万円)
支給条件
  • 京都市内にある住宅に利用するためにみやこ仙木を購入すること
  • 京都市内にある店舗等に利用するためにみやこ仙木を購入すること
  • 京都市内にある店舗等に利用するためにみやこ仙木製品を購入すること
  • みやこ仙木を利用する建物が公的機関が管理するものではないこと 等
補助対象工事
  • みやこ仙木の購入
  • みやこ仙木製品の購入
問合せ先 京都市域産材供給協会「みやこ杣木普及促進事業」
京都市北区中川川登74 京都北山丸太生産協同組合内
TEL:075-406-2955

京都市のみやこ杣木(そまぎ)普及促進事業は、京都市内の店舗または住宅にみやこ仙木を利用するために購入した場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の2分の1(上限160万円)です。

募集期間の締切日よりも早くに予算額に達した場合は、申請が締め切られますのでご注意ください。

④重度障害者住宅環境整備費助成事業(いきいきハウジングリフォーム)

制度名 重度障害者住宅環境整備費助成事業(いきいきハウジングリフォーム)
受付期間 不明(先着制)
補助金額
  • 課税額により異なる(上限50万円)
支給条件
  • 体障害者手帳1級~2級または療育手帳A判定を持っていること
  • 施設や病院に入所・入院中でないこと
  • 借家の場合、所有者(管理者)から承諾の得られること
  • 生活保護世帯または世帯の市町村税所得割額合計23.5万円未満であること 等
補助対象工事
  • 手すりや滑り止めの設置
  • 浴室、トイレのリフォーム
  • スロープ設置、段差解消、引き戸への交換
  • 和室の洋室化 等
問合せ先 京都市身体障害者団体連合会
京都市中京区壬生坊城町19-4 京都市みぶ身体障害者福祉会館内
TEL:075-822-0779

京都市の重度障害者住宅環境整備費助成事業(いきいきハウジングリフォーム)は、重度障害のある人の住宅を改修する場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は課税額により異なる(上限50万円)です。

日常生活用具または介護保険の住宅改修と併用することも可能です。

⑤防災まちづくり推進事業

制度名 防災まちづくり推進事業
受付期間 ~予算額に達するまで(先着制)
補助金額
  • 事業内容により異なる(上限200万円)
支給条件
  • 京都市防災まちづくり推進事業の補助対象区域にある木造住宅又は危険ブロック塀等であること
  • 各事業の制度要件を満たした工事であること
  • 市内の業者が工事を行うこと
  • 補助金交付決定前に着工しないこと 等
補助対象工事
  • 老朽木造建築物除却事業
  • まちなかコモンズ整備事業(防災ひろばの整備)
  • 危険ブロック塀等改善事業
問合せ先 都市計画局 まち再生・創造推進室
京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3503

京都市の防災まちづくり推進事業は、京都市内で防災のために木造住宅・ブロック塀などを除去したり、防災ひろばとして整備する場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は事業内容により異なる(上限200万円)です。

防災ひろばとして整備する費用には上限200万円を上限に全額補助されます。

⑥細街路対策事業

制度名 細街路対策事業
受付期間 ~予算額に達するまで(先着制)
補助金額
  • 費用の全額補助(上限150万円)
支給条件
  • 京都市内にある幅員4m未満の道であること
  • 各事業の制度要件を満たした工事であること
  • 市内の業者が工事を行うこと
  • 補助金交付決定前に着工しないこと 等
補助対象工事
  • 緊急避難経路整備事業
  • 袋路等始端部における耐震・防火改修事業
  • 袋路始端部整備事業
問合せ先 都市計画局 まち再生・創造推進室
京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3503

京都市の細街路対策事業は、京都市内にある幅員4m未満の道に、市内業者を利用して緊急避難経路整備事業等を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の全額補助(上限150万円)です。

この制度には3つの補助事業があり、30~150万円まで、それぞれに補助上限額が定められています。

⑦分譲マンションへの耐震化補助制度

制度名 分譲マンションへの耐震化補助制度
受付期間 不明(先着制)
補助金額
  • 工事内容により異なる(上限4800万円)
支給条件
  • 京都市内にある1981年5月31日以前に建てられた分譲マンションであること
  • 耐震改修等の実施について、管理組合等の決議がとれていること
  • 補助金交付決定前に着工しないこと
  • 施工後、制度が定める耐震性を有していること 等
補助対象工事
  • 耐震診断
  • 耐震改修設計
  • 耐震改修工事
問合せ先 都市計画局 建築指導部 建築安全推進課
京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3613

京都市の分譲マンションへの耐震化補助制度は、京都市内の制度要件を満たす分譲マンションに、耐震改修工事等を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は工事内容により異なる(上限4800万円)です。

この制度は2023年現在一時休止中ですが、相談は受け付けておりますので、まずは建築安全推進課までお問合せください。

⑧土砂災害特別警戒区域内建築物安全対策補助事業

制度名 土砂災害特別警戒区域内建築物安全対策補助事業
受付期間 不明(先着制)
補助金額
  • 費用の23%(上限75.9万円)
支給条件
  • 京都市内にある居室を含む建築物であること
  • 砂災害特別警戒区域の指定の際に存在している建築物であること
  • 補助金交付決定前に着工しないこと
  • 制度要件を満たした鉄筋コンクリート造(RC造)の外壁や防護壁の設置工事であること 等
補助対象工事
  • 鉄筋コンクリート造(RC造)の外壁や防護壁を設置する工事
問合せ先 都市計画局 建築指導部 建築安全推進課
京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3613

京都市の土砂災害特別警戒区域内建築物安全対策補助事業は、京都市内の制度要件を満たす建築物に、所有者等が自ら安全対策工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の23%(上限75.9万円)です。

この制度を利用する場合は、京都府の土木事務所で公示図書を入手する必要があります。

⑨まちの匠の知恵を活かした京都型耐震・防火リフォーム支援事業

制度名 まちの匠の知恵を活かした京都型耐震・防火リフォーム支援事業
受付期間 令和6年(2024年)4月18日から~12月27日まで(先着制)
補助金額
  • (上限300万円)
支給条件
  • 京都市内にある木造住宅又は京町家等であること
  • 市内の業者が工事を行うこと※例外あり
  • 補助金交付決定前に着工しないこと
補助対象工事
  • 本格的な耐震改修工事
  • 簡易な耐震改修工事
  • 防火改修工事
問合せ先 都市計画局 建築指導部 建築安全推進課
京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3613

京都市のまちの匠の知恵を活かした京都型耐震・防火リフォーム支援事業は、京都市内にある木造住宅又は京町家等に、市内業者を利用して耐震改修工事等を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は(上限300万円)です。

この制度は、2022年度から一時休止中です。

⑩京都市吹付けアスベスト除去等助成事業

制度名 京都市吹付けアスベスト除去等助成事業
受付期間 不明(先着制)
補助金額
  • 対象工事により異なる(上限100万円)
支給条件
  • 市の区域内にある建物であること
  • 0.1%以上のアスベストが含まれる建材を使用している建物であること
  • 解体予定の建築物ではないこと
  • 同補助金以外の類似する補助金制度を利用していないこと 等
補助対象工事
  • アスベストの含有調査
  • アスベストの除去
問合せ先 都市計画局 建築指導部 建築安全推進課
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075-222-3613

京都市の京都市吹付けアスベスト除去等助成事業は、吹付けアスベストが含まれる建材を利用した建物の工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は対象工事により異なる(上限100万円)です。

分析調査は費用の全額(上限額25万円)、除去工事は費用の2/3(上限額100万円)まで補助されます。

⑪鉛製給水管取替工事助成金制度

制度名 鉛製給水管取替工事助成金制度
受付期間 令和6年4月1日(月曜⽇)~令和7年1⽉31⽇(金曜⽇)(先着制)
補助金額
  • 費用の2分の1(上限15万円)
支給条件
  • 市の指定事業者に依頼すること
  • 市の⽔道事業の給⽔区域内にある給⽔装置の所有者であること
  • 住宅の敷地内にある水道管の取替工事であること
  • 公的機関が実施する工事ではないこと 等
補助対象工事
  • 鉛製の給水管の取り換え
問合せ先 上下水道局 水道部 水道管路課 給水担当
京都市南区上鳥羽鉾立町11-3
TEL:075-672-7749

全域の鉛製給水管取替工事助成金制度は、自宅の敷地内にある鉛製の給水管の取り換え工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の2分の1(上限15万円)です。

補助予定件数は40件です。補助金の申請手続きは、工事の依頼を受けた指定業者が行います。

京都市のリフォーム補助金の申請の流れ

リフォーム補助金の支給は、多くの自治体で先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています
補助金を受け取りたい場合は、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛かりましょう。

手続きにかかる期間

補助金の申請手続きの各段階にかかる期間は以下が目安です。

  • 業者を呼んでから見積もりが届くまでは1ヶ月~1ヶ月半
  • 申請から支給決定通知は約3~4週間
  • 工事完了報告から補助金振込は約1ヶ月

自治体によってて多少異なる場合があります。詳細に知りたい場合は各制度の担当課まで問い合わせください。

申請手順

補助金申請の流れ・やること・期間

実際の補助金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

  1. 役所への事前相談
  2. 見積もりを取る
  3. 必要書類を入手
  4. 必要書類を提出
  5. 審査結果の通知
  6. リフォーム工事の契約・開始
  7. 実績報告書と請求書を提出
  8. 補助金の振込み

Step 1:役所への事前相談

リフォーム工事をしたい住宅の情報をあらかじめ自治体の担当課に伝え、制度対象となるかを確認します。
相談前には老朽化の状況を写真に取るなどしておくとより良いでしょう。

Step 2:リフォームの見積もりを取る

リフォーム補助金の申請には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
そのため、業者を呼んで現地調査・見積もり取得をこの段階で行う必要があります。

業者を呼んでから見積もり書の取得には1ヶ月~1ヶ月半かかることもあります。
見積もり取得にかかる時間を考えると、事前相談より先に見積もり依頼を行うのもよいでしょう。

Step 3:必要書類を入手

自治体のウェブサイトにいくと申請書類がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

様式は補助金制度の担当課(多くは建築関係、都市整備関係)の窓口などでも入手できることもあります。

申請時に必要なことが多い書類等

工事の見積書
不動産登記全部事項証明書(土地・建物)
工事着手前の写真
工事を含むの立面図、平面図
付近の見取り図
住民票
納税証明書 または 非課税証明書

Step 4:申請書類を提出

手配・記入が終わった申請書を、窓口か郵送で提出します。
多くの自治体は、申込みは予算内での先着順になっています。多くは新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5:審査結果の通知

役所への申請からおおよそ3~4週間後、審査結果と申請が通った場合は着工の許可がでます。
通知方法ははがき等の郵送か、抽選結果の掲示(役所窓口・ウェブ上など)で行われることが多いようです。

Step 6:リフォーム工事の契約・開始

この段階でリフォーム工事を開始します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、必要に応じて確保しましょう。

Step 7:実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書や請求書を作成し、提出します。
工事完了日から1ヶ月程度の提出期限が設けられていることが多いのでご注意ください。

Step 8:補助金の振込み

完了報告後、不備等がなければ約1ヶ月ほどで補助金が振り込まれます。

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まとめ

以上、京都市のリフォーム補助金制度と、申請時に気をつけたい注意事項についての解説でした。

住宅リフォームをお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、[text style=”9″]地元の施工業者に相談するほうが安くて高品質な工事を受けられる[/text]ためオススメです。
当ページからも、あなたの家の場合の適正費用をチェックしたり、業者からの相見積りを手軽に取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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