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【2024年最新】大阪市のリフォーム補助金・助成金制度は?申請方法や注意点も解説!

大阪市のリフォーム補助金・助成金制度

大阪市にお住まいの方で住宅のリフォーム等をお考えでしたら、自治体から出る補助金を使って費用を安くできる可能性があります。

本記事では、大阪市にある内装・外装リフォームや耐震化・省エネ化改修などの工事に出る補助金制度と、補助条件・金額の決まり方などを役所・役場の情報よりもやさしく解説します。

「リフォーム補助金の一般知識」について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

Point

  • 大阪市にあるリフォーム補助金は7つ
  • 大阪市ではバリアフリー対策や省エネ設備の設置、耐震対策、空き家を活用するための工事が補助金の対象
目次

大阪市のリフォーム補助金の一覧

大阪市にある住宅リフォーム等を対象にした補助金制度は、以下の7つです。

制度名 補助金額
高齢者住宅改修費給付事業 費用の10/10(上限30万円)
大阪市住宅省エネ改修促進事業 費用は導入システムや工事によって異なる(上限70万円)
大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度 費用の3分の1(上限100万円)
大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業 費用の3分の1(上限75万円)
民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度(耐震改修工事) 費用の2分の1(上限100万円)
重度心身障がい者(児)住宅改修費給付 対象となる障がいに応じた一定額(上限100万円)
空家利活用改修補助事業 費用の11分の10(上限100万円)

※表内の制度名を押下すると解説箇所にジャンプします。

①高齢者住宅改修費給付事業

制度名 高齢者住宅改修費給付事業
受付期間 2024/4/1(月)~1899/12/30(土)(先着制)
補助金額
  • 費用の10/10(上限30万円)
支給条件
  • 介護保険料段階が第1~6段階で、要介護認定で要支援以上の認定を受けた高齢者のいる世帯であること
  • 介護保険制度の居宅介護住宅改修費制度に関連し、その給付対象とならない工事であること
  • 介護保険制度の住宅改修と同時に行われる工事であること
補助対象工事
  • お風呂、キッチン、トイレ等のバリアフリー工事
  • 和式トイレから洋式トイレへの交換
  • スロープの設置
  • 居室や出入口の改善 等
問合せ先 福祉局高齢者施策部 地域包括ケア推進課
大阪市北区中之島1-3-20 大阪市役所2階
TEL:06-6208-8060

大阪市の高齢者住宅改修費給付事業は、介護保険制度の居宅介護(介護予防)住宅改修費の支給を受けて住宅改修を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の10/10(上限30万円)です。

補助金の対象工事は、介護保険の支給対象とならない工事で、介護保険制度の住宅改修と同時に行われる工事です。

②大阪市住宅省エネ改修促進事業

制度名 大阪市住宅省エネ改修促進事業
受付期間 2024/6/4(火)~2025/1/31(金)(先着制)
補助金額
  • 費用は導入システムや工事によって異なる(上限70万円)
支給条件
  • 昭和56年6月1日以降に着工した建物であること
  • 建築基準法、その他関係法令等に適合している建物であること
  • 他の補助制度により国又は地方公共団体等から補助を受けていないこと
  • 大阪市内の住宅であること 等
補助対象工事
  • 省エネ改修工事
  • 省エネ設計
問合せ先 都市整備局 企画部 住宅政策課 民間住宅助成グループ
大阪府大阪市北区中之島1‐3‐20 大阪市役所6階
TEL:06-6208-9228

大阪市の大阪市住宅省エネ改修促進事業は、住宅ストックの省エネルギー性能を向上を図るため、民間の既存の戸建・共同住宅の所有者等に対し、開口部(外気に接する窓又はドア)、躯体等(天井、屋根、外壁又は床)、設備等の省エネ改修工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用は導入システムや工事によって異なる(上限70万円)です。

補助対象は、省エネ性能が向上する改修工事に限ります

③大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度

制度名 大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度
受付期間 2024/4/1(月)~2024/11/29(金)(先着制)
補助金額
  • 費用の3分の1(上限100万円)
支給条件
  • 大阪市内にある民間が所有する建築物であること
  • 今後も継続して使用する建築物であること
  • 露出している吹付け建材又は吹付けアスベスト等であること
  • 申請前に補助制度対象などの確認するための事前協議を行うこと 等
補助対象工事
  • アスベストの含有調査
  • アスベストの除去
問合せ先 計画調整局 建築指導部 監察課
大阪市北区中之島1-3-20 大阪市役所3階
TEL:06-6208-9315

大阪市の大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度は、アスベストによる健康被害の拡大を防止するため、露出した吹付けアスベストについてアスベストの含有調査や除去工事を行う
場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の1(上限100万円)です。

分析調査は費用の全額(上限額25万円)、除去工事は費用の1/3(上限額戸建住宅20万円、戸建住宅以外100万円)まで補助されます。

④大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業

制度名 大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業
受付期間 2024/4/1(月)~2025/1/31(金)(先着制)
補助金額
  • 費用の3分の1(上限75万円)
支給条件
  • 18歳未満の子どもがいる世帯か、ともに40歳未満で婚姻後5年以内の世帯であること
  • 4つの要件工事のうち1つ以上を含む工事を行うこと
  • 子どもの安全対策3つを全て措置すること
  • 1981年6月1日以降に着工した建物であること 等
補助対象工事
  • バリアフリー改修工事
  • 省エネルギー改修工事
  • 床の振動対策・壁や窓の防音工事
  • 台所や水洗トイレ等の新設・改良工事 等
問合せ先 都市整備局 企画部 住宅政策課 民間住宅助成グループ
大阪府大阪市北区中之島1‐3‐20 大阪市役所6階
TEL:06-6208-9226

大阪市の大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業は、大阪市内の賃貸物件の所有者が、子育て世帯向けに配慮した改修工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の1(上限75万円)です。

本制度では、4つの「要件工事」からいずれか1つ以上の施工を実施し、かつリフォーム後の状態が子どもの安全対策である3つの条件をすべて満たしている必要があります。4つの要件工事とは以下のとおりです。
・居間を含む複数の居室を一体の居室として改修する工事
・居間又は寝室における窓の断熱改修工事
・居間又は寝室の天井、床又は壁の断熱改修工事
・一定の要件を満たすユニットバスの新設又は改良工事

子どもの安全対策である3つの条件は以下のとおりです。
・玄関ドアと玄関から居間へのドアの指はさみを防止措置
・居間のコンセント部の感電防止措置
・居間や台所の吊戸棚等の地震対策措置

安全対策の条件は、リフォーム前の状態ですでに対策をされていれば、工事を行う必要はありません。

⑤民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度(耐震改修工事)

制度名 民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度(耐震改修工事)
受付期間 2024/4/1(月)~1899/12/30(土)(先着制)
補助金額
  • 費用の2分の1(上限100万円)
支給条件
  • 平成12年5月31日以前に建築された住宅であること
  • 店舗併用の住宅は、半分以上の床面積が住宅であること
  • 申請者の年間所得が1200万円以下であること
  • 耐震診断の結果、所定の耐震性が不足していると判断され、耐震改修設計が実施されていること 等
補助対象工事
  • 耐震改修工事
  • 耐震改修設計
  • 耐震診断
問合せ先 都市整備局 市街地整備部 住環境整備課 防災・耐震化計画グループ
大阪府大阪市北区中之島1‐3‐20 大阪市役所7階
TEL:06-6208-9622

大阪市の民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度(耐震改修工事)は、民間戸建住宅等の耐震診断・改修等を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の2分の1(上限100万円)です。

外壁改修工事や屋根改修工事のみ行う場合は、補助対象にはなりません。耐震改修工事と同時に行う外壁のひび割れ補修や屋根の軽量化は、補助対象となる場合があります。

⑥重度心身障がい者(児)住宅改修費給付

制度名 重度心身障がい者(児)住宅改修費給付
受付期間 2024/4/1(月)~1899/12/30(土)(先着制)
補助金額
  • 対象となる障がいに応じた一定額(上限100万円)
支給条件
  • 重度障がいをもつ方(児童を含む)が住む住宅であること
  • 介護保険による住宅改修ではないこと
  • 大阪市内に住んでいること
  • 生計中心者の前年の市民税所得割額が460,000円以下であること 等
補助対象工事
  • 手すりの取り付け・段差解消
  • 滑り防止のための床材変更
  • 点字ブロックの設置
  • 段差解消機の設置 等
問合せ先 福祉局 障がい者施策部 障がい支援課 自立支援事業グループ
大阪府大阪市北区中之島1‐3‐20 大阪市役所6階
TEL:06-6208-7986

大阪市の重度心身障がい者(児)住宅改修費給付は、重度の心身の障がいを持つ方が日常生活に支障がないように住宅改修を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は対象となる障がいに応じた一定額(上限100万円)です。

対象となる障がい程度や工事内容、前年度の所得金額によって補助金額が異なります。

⑦空家利活用改修補助事業

制度名 空家利活用改修補助事業
受付期間 2024/4/1(月)~1899/12/30(土)(先着制)
補助金額
  • 費用の11分の10(上限100万円)
支給条件
  • 平成12年5月31日以前に建築された住宅であること
  • 3か月以上空家であること
  • 改修工事により、一定の耐震性能を確保すること
  • 売却目的の空き家購入・改修でないこと 等
補助対象工事
  • 壁・床・天井・屋根や基礎部分の改修工事
  • 外壁・屋根・天井又は床の断熱改修工事
  • 耐震診断・耐震改修工事
  • 省エネ性を高める改修・バリアフリー改修 等
問合せ先 都市整備局 市街地整備部 住環境整備課 防災・耐震化計画グループ
大阪府大阪市北区中之島1‐3‐20 大阪市役所7階
TEL:06-6208-9622

大阪市の空家利活用改修補助事業は、大阪市内の空き家を住宅として利活用するため、耐震改修工事や省エネ改修工事等を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の11分の10(上限100万円)です。

空き家の耐震性が不足している場合、耐震改修が必要です。また、外壁や屋根のみの改修工事は対象外です。テレワーク環境のための設備工事においては対象です。補助内容によって補助率・上限額の他、申請の締切日が異なるため注意してください。

大阪市のリフォーム補助金の申請の流れ

リフォーム補助金の支給は、多くの自治体で先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています
補助金を受け取りたい場合は、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛かりましょう。

手続きにかかる期間

補助金の申請手続きの各段階にかかる期間は以下が目安です。

  • 業者を呼んでから見積もりが届くまでは1ヶ月~1ヶ月半
  • 申請から支給決定通知は約3~4週間
  • 工事完了報告から補助金振込は約1ヶ月

 

自治体によってて多少異なる場合があります。詳細に知りたい場合は各制度の担当課まで問い合わせください。

申請手順

補助金申請の流れ・やること・期間

実際の補助金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

  1. 役所への事前相談
  2. 見積もりを取る
  3. 必要書類を入手
  4. 必要書類を提出
  5. 審査結果の通知
  6. リフォーム工事の契約・開始
  7. 実績報告書と請求書を提出
  8. 補助金の振込み

Step 1:役所への事前相談

リフォーム工事をしたい住宅の情報をあらかじめ自治体の担当課に伝え、制度対象となるかを確認します。
相談前には老朽化の状況を写真に取るなどしておくとより良いでしょう。

Step 2:リフォームの見積もりを取る

リフォーム補助金の申請には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
そのため、業者を呼んで現地調査・見積もり取得をこの段階で行う必要があります。

業者を呼んでから見積もり書の取得には1ヶ月~1ヶ月半かかることもあります。
見積もり取得にかかる時間を考えると、事前相談より先に見積もり依頼を行うのもよいでしょう。

Step 3:必要書類を入手

自治体のウェブサイトにいくと申請書類がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

様式は補助金制度の担当課(多くは建築関係、都市整備関係)の窓口などでも入手できることもあります。

申請時に必要なことが多い書類等

工事の見積書
不動産登記全部事項証明書(土地・建物)
工事着手前の写真
工事を含むの立面図、平面図
付近の見取り図
住民票
納税証明書 または 非課税証明書

Step 4:申請書類を提出

手配・記入が終わった申請書を、窓口か郵送で提出します。
多くの自治体は、申込みは予算内での先着順になっています。多くは新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5:審査結果の通知

役所への申請からおおよそ3~4週間後、審査結果と申請が通った場合は着工の許可がでます。
通知方法ははがき等の郵送か、抽選結果の掲示(役所窓口・ウェブ上など)で行われることが多いようです。

Step 6:リフォーム工事の契約・開始

この段階でリフォーム工事を開始します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、必要に応じて確保しましょう。

Step 7:実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書や請求書を作成し、提出します。
工事完了日から1ヶ月程度の提出期限が設けられていることが多いのでご注意ください。

Step 8:補助金の振込み

完了報告後、不備等がなければ約1ヶ月ほどで補助金が振り込まれます。

大阪市のリフォーム業者の探し方

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まとめ

以上、大阪市のリフォーム補助金制度と、申請時に気をつけたい注意事項についての解説でした。

住宅リフォームをお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家の場合の適正費用をチェックしたり、業者からの相見積りを手軽に取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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