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【2024年最新】川崎市でリフォームにおりる補助金は?金額・条件・申請手順も解説

川崎市のリフォーム補助金・助成金

川崎市にお住まいの方で住宅のリフォーム等をお考えでしたら、自治体から出る補助金を使って費用を安くできる可能性があります。

本記事では、川崎市にある内装・外装リフォームや耐震化・省エネ化改修などの工事に出る補助金制度と、補助条件・金額の決まり方などを役所・役場の情報よりもやさしく解説します。

「リフォーム補助金の一般知識」について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

Point

  • 川崎市にあるリフォーム補助金は9つ
  • 川崎市では耐震・バリアフリー・アスベスト除去などの工事が補助金の対象
目次

川崎市のリフォーム補助金の一覧

川崎市にある住宅リフォーム等を対象にした補助金制度は、以下の9つです。

制度名 補助金額
太陽光発電設備等設置費補助金 費用の2分の1(上限40万円)
川崎市マンション耐震改修等事業助成制 費用の3分の2(上限30万円)
木造住宅耐震改修助成制度 費用の5分の4(上限150万円)
川崎市マンション段差解消工事等費用助成制度 費用の3分の1(上限万円)
高齢者住宅改造費助成事業 費用の利用者の階級区分による(上限100万円)
吹付けアスベスト補助金制度 費用の3分の2(上限30万円)
神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金 費用の3分の1(上限20万円)
神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金 費用の導入設備に応じた一定額(上限100万円)
アスベスト含有調査に対する補助制度 費用の対象に応じた一定額(上限25万円)

※表内の制度名を押下すると解説箇所にジャンプします。

①太陽光発電設備等設置費補助金

制度名 太陽光発電設備等設置費補助金
受付期間 2024/6/17(月)~2024/12/27(金)(先着制)
補助金額
  • 費用の2分の1(上限40万円)
支給条件
  • 川崎市内の個人住宅に住んでいること
  • 住宅用創エネ・省エネ・蓄エネ機器などを新規に導入する住宅であること
  • 同一年度内に当該制度を利用していないこと
  • 市税等の滞納がないこと 等
補助対象工事
  • エネルギー管理装置の導入
  • 太陽光発電システムの導入
  • 家庭用燃料電池システム(エネファーム)の導入
  • 定置用リチウムイオン蓄電システムの導入 等
問合せ先 環境局 脱炭素戦略推進室
神奈川県川崎市川崎区宮本町1
TEL:044-200-3873

川崎市の太陽光発電設備等設置費補助金は、地球温暖化対策や脱炭素社会へ向けた取り組みとして住宅へ省エネ機器等の導入を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の2分の1(上限40万円)です。

当該制度は、太陽光発電システム「出力1kWあたり2万円(上限10万円)」など、細かな設定がされているため、導入を予定する設備の機能にも注意が必要です。また、制度を利用するにあたって、必須となる導入設備がありますので、この点にも注意が必要です。

②川崎市マンション耐震改修等事業助成制

制度名 川崎市マンション耐震改修等事業助成制
受付期間 (先着制)
補助金額
  • 費用の3分の2(上限30万円)
支給条件
  • 昭和56年5月31日以前に建てられた分譲マンションであること
  • 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄骨造であること
  • 3階建て以上であること
  • 複合用途のマンションの場合、住宅部分の床面積の合計が、専有部分全体の床面積合計の3分の2以上であること 等
補助対象工事
  • 耐震診断
  • 耐震設計
  • 耐震改修
問合せ先 まちづくり局 市街地整備部 防災まちづくり推進課 耐震化支援担当
神奈川県相模原市中央区中央2-11-15 市役所本館6階
TEL:044‐200‐3017

川崎市の川崎市マンション耐震改修等事業助成制は、旧耐震基準で建てられた分譲マンションの耐震診断および耐震補強工事をする場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の2(上限30万円)です。

本制度では、「補助金等交付事業に係る市内中小企業者への優先発注に向けた基本方針」に基づき、補助金額が100万円を超える場合、市内中小企業者による入札、または市内中小企業者2者以上からの見積りが必要となります。

③木造住宅耐震改修助成制度

制度名 木造住宅耐震改修助成制度
受付期間 (先着制)
補助金額
  • 費用の5分の4(上限150万円)
支給条件
  • 昭和56年5月31日以前に建築工事に着手した住宅であること
  • 2階建て以下の木造住宅であること
  • 一戸建て住宅、共同住宅、長屋、店舗等併用住宅であること
  • 木造在来工法の住宅であること(ツーバイフォー工法・パネル工法は対象外) 等
補助対象工事
  • 精密診断・補強計画
  • 基礎部分の耐震工事
  • 壁の耐震工事
  • 屋根の耐震工事 等
問合せ先 まちづくり局 市街地整備部 防災まちづくり推進課 耐震化支援担当
神奈川県相模原市中央区中央2-11-15 市役所第1別館2階
TEL:044‐200‐3017

川崎市の木造住宅耐震改修助成制度は、古い木造住宅の耐震補強工事をする場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の5分の4(上限150万円)です。

本制度はオンラインでの申請ができます。オンライン申請の場合は、事前に市職員が行う現地調査が必要となるため、防災まちづくり推進課へ連絡しましょう。

④川崎市マンション段差解消工事等費用助成制度

制度名 川崎市マンション段差解消工事等費用助成制度
受付期間 2024/4/1(月)~2024/9/30(月)(先着制)
補助金額
  • 費用の3分の1(上限万円)
支給条件
  • 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄骨構造の建物であること
  • 住宅戸数が6戸以上のマンションであること
  • 店舗等の複合用途の場合、住宅部分の床面積合計が全体の2/3以上であること
  • 建築基準法に基づく確認済証と検査証の交付を受けていること 等
補助対象工事
  • マンション共用部の段差や傾斜に手すりを設置する工事
  • マンション共用部の段差に傾斜路を設置する工事
  • マンション共用部の段差に車いす使用者用の昇降機を設置する工事
問合せ先 まちづくり局 住宅政策部 住宅整備推進課
神奈川県川崎市幸区堀川町580 ソリッドスクエア西館10階
TEL:044-200-2996

川崎市の川崎市マンション段差解消工事等費用助成制度は、既存分譲マンションの敷地内通路、外部出入口、廊下、階段において、新規に傾斜路、手すり等の段差解消工事等を実施する場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の1(上限万円)です。

設備や機能を新規で設置する場合は助成対象となります。既存の設備の改修をする場合は助成対象外となります。

⑤高齢者住宅改造費助成事業

制度名 高齢者住宅改造費助成事業
受付期間 (先着制)
補助金額
  • 費用の利用者の階級区分による(上限100万円)
支給条件
  • 川崎市内に居住する65歳以上の高齢者であること
  • 要介護認定が要支援1、2又は要介護1~5と認定され、住宅改造が必要と認められていること
  • 川崎市在宅重度障害者(児)やさしい住まい推進事業による給付を受けていないこと
  • 改造内容が建築基準法等の法令に適合していること 等
補助対象工事
  • 形状変更を必要とされる浴槽の取替え工事
  • トイレウォシュレットの設置工事
  • 階段昇降機の取り付け工事
  • 車イス使用に伴う、高さに合った洗面台・台所工事 等
問合せ先 健康福祉局 長寿社会部 高齢者在宅サービス課
神奈川県川崎市川崎区宮本町1
TEL:045-220-2677

川崎市の高齢者住宅改造費助成事業は、身体機能の低下により支援・介護を必要とする高齢者が、住宅のバリアフリー工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の利用者の階級区分による(上限100万円)です。

申請する際は、区職員と専門家(建築士、作業療法士)が対象となる人及び家屋を審査します。

⑥吹付けアスベスト補助金制度

制度名 吹付けアスベスト補助金制度
受付期間 (先着制)
補助金額
  • 費用の3分の2(上限30万円)
支給条件
  • 平成18年9月30日以前に建築確認を得て着工されたものであること
  • 吹付アスベスト等が露出して施工されているものであること
  • 解体予定ではないこと
  • 大規模事業者が所有権等を有していないこと 等
補助対象工事
  • アスベスト含有調査
  • アスベスト除去作業
問合せ先 川崎市まちづくり局指導部建築指導課建築安全担当
神奈川県川崎市川崎区宮本町1
TEL: 044-200-2757

川崎市の吹付けアスベスト補助金制度は、アスベストの含有量調査や除去等の事業をする場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の2(上限30万円)です。

解体予定の建物は対象外です

⑦神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金

制度名 神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金
受付期間 2024/4/26(金)~2024/12/27(金)(先着制)
補助金額
  • 費用の3分の1(上限20万円)
支給条件
  • 必ず工事開始の1か月以上前に事前申請を行うこと
  • 神奈川県内にある住宅であること
  • 申請者が常時居住すること
  • 耐震性能を確保した住宅であること 等
補助対象工事
  • 窓の改修工事
  • 壁の改修工事
  • 天井の改修工事
  • 床の改修工事 等
問合せ先 既存住宅省エネ改修事業費補助金審査事務局
神奈川県横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル419号室
TEL:050-3852-1017

全域の神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金は、既存住宅の省エネ改修工事を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の3分の1(上限20万円)です。

この制度は、国や市区町村が提供する助成制度との併用ができる場合があります。

⑧神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金

制度名 神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金
受付期間 2024/4/26(金)~2024/12/27(金)(先着制)
補助金額
  • 費用の導入設備に応じた一定額(上限100万円)
支給条件
  • 必ず工事開始の1か月以上前に事前申請を行うこと
  • 年度末(令和6年3月29日)までに工事、代金支払い、住宅引渡しの全てを終えること
  • 事業が完了してから2か月以内に実績報告書を提出できること
  • 制度が定める要件を満たした設備であること 等
補助対象工事
  • 県内の新築建売のZEHを購入する事業
  • 県内にZEHを新築する事業
  • 県内の既存住宅をZEHに改修する事業
問合せ先 環境農政局 脱炭素戦略本部室 ZEH補助金担当者
神奈川県川崎市川崎区宮本町1 川崎市役所 第3庁舎 17階
TEL:045-210-4115

全域の神奈川県ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金は、中小工務店が施工するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の導入を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の導入設備に応じた一定額(上限100万円)です。

この制度は、国や市区町村が提供する助成制度との併用ができる場合があります。

⑨アスベスト含有調査に対する補助制度

制度名 アスベスト含有調査に対する補助制度
受付期間 (先着制)
補助金額
  • 費用の対象に応じた一定額(上限25万円)
支給条件
  • 神奈川県内の12市(横浜、川崎、相模原、横須賀、平塚、鎌倉、藤沢、小田原、茅ケ崎、秦野、厚木、大和)を除く市町村の建物であること
  • 平成元年以前に建築確認を得て着工され、アスベスト含有のおそれがある吹付け材が施工されていること
  • これまでにアスベスト含有調査を実施していない建築物であること
  • 申請者は対象建築物の所有者、区分所有者の団体又は管理者であること 等
補助対象工事
  • アスベスト含有調査
問合せ先 県土整備局 建築住宅部 建築安全課
神奈川県川崎市川崎区宮本町1
TEL:045-210-6257

全域のアスベスト含有調査に対する補助制度は、民間建築物における吹付けアスベスト等の対策を促進するため、含有調査を行う場合に、費用の一部を補助するというものです。

補助金額は施工費用の対象に応じた一定額(上限25万円)です。

補助制度を利用する前に、事前相談書を作成し必要書類を添付して窓口に提出します。

川崎市のリフォーム補助金の申請の流れ

リフォーム補助金の支給は、多くの自治体で先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています
補助金を受け取りたい場合は、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛かりましょう。

手続きにかかる期間

補助金の申請手続きの各段階にかかる期間は以下が目安です。

  • 業者を呼んでから見積もりが届くまでは1ヶ月~1ヶ月半
  • 申請から支給決定通知は約3~4週間
  • 工事完了報告から補助金振込は約1ヶ月

 

自治体によってて多少異なる場合があります。詳細に知りたい場合は各制度の担当課まで問い合わせください。

申請手順

補助金申請の流れ・やること・期間

実際の補助金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

  1. 役所への事前相談
  2. 見積もりを取る
  3. 必要書類を入手
  4. 必要書類を提出
  5. 審査結果の通知
  6. リフォーム工事の契約・開始
  7. 実績報告書と請求書を提出
  8. 補助金の振込み

Step 1:役所への事前相談

リフォーム工事をしたい住宅の情報をあらかじめ自治体の担当課に伝え、制度対象となるかを確認します。
相談前には老朽化の状況を写真に取るなどしておくとより良いでしょう。

Step 2:リフォームの見積もりを取る

リフォーム補助金の申請には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
そのため、業者を呼んで現地調査・見積もり取得をこの段階で行う必要があります。

業者を呼んでから見積もり書の取得には1ヶ月~1ヶ月半かかることもあります。
見積もり取得にかかる時間を考えると、事前相談より先に見積もり依頼を行うのもよいでしょう。

Step 3:必要書類を入手

自治体のウェブサイトにいくと申請書類がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

様式は補助金制度の担当課(多くは建築関係、都市整備関係)の窓口などでも入手できることもあります。

申請時に必要なことが多い書類等

工事の見積書
不動産登記全部事項証明書(土地・建物)
工事着手前の写真
工事を含むの立面図、平面図
付近の見取り図
住民票
納税証明書 または 非課税証明書

Step 4:申請書類を提出

手配・記入が終わった申請書を、窓口か郵送で提出します。
多くの自治体は、申込みは予算内での先着順になっています。多くは新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5:審査結果の通知

役所への申請からおおよそ3~4週間後、審査結果と申請が通った場合は着工の許可がでます。
通知方法ははがき等の郵送か、抽選結果の掲示(役所窓口・ウェブ上など)で行われることが多いようです。

Step 6:リフォーム工事の契約・開始

この段階でリフォーム工事を開始します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、必要に応じて確保しましょう。

Step 7:実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書や請求書を作成し、提出します。
工事完了日から1ヶ月程度の提出期限が設けられていることが多いのでご注意ください。

Step 8:補助金の振込み

完了報告後、不備等がなければ約1ヶ月ほどで補助金が振り込まれます。

川崎市のリフォーム業者の探し方

川崎市にお住まいの方でリフォーム業者の心当たりがない方向けの無料の相談窓口があります。

  • 川崎市内の優良業者の紹介
  • 川崎市内のリフォーム工事の適正金額・相場
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まとめ

以上、川崎市のリフォーム補助金制度と、申請時に気をつけたい注意事項についての解説でした。

住宅リフォームをお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家の場合の適正費用をチェックしたり、業者からの相見積りを手軽に取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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