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ユニットバスの壁が剥がれた場合の補修方法は?DIYでもできる手順を解説

ユニットバスの壁が剥がれた場合の補修方法は?DIYでもできる手順を解説

ユニットバスの壁は剥がれてしまった…」「壁がボロボロになっている…」などユニットバスをお使いの方で、こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

長年の使用によって壁面のフィルムが剥がれたり、壁に穴が開いたり、カビやサビが発生したりすることがあります。

この記事では、ユニットバス壁面が剥がれた場合の補修方法について詳しくお伝えします。

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目次

ユニットバスの壁剥がれを補修する方法と手順

ユニットバスの壁が剥がれてしまったからといって、お風呂を丸ごとリフォームする必要はありません。剥がれた状態によっては補修工事でカバーできる場合があります

  1. パネルを交換する
  2. ユニットバスの壁を塗装する

 

①パネルを交換する

化粧パネルは、柄のついたポリエステル系シートにPET樹脂でクリアコーティングしたもので出来ています。スポンジやたわしでこすった程度であれば、樹脂がめくれてしまうほどの傷にはなりません。

しかし、おもちゃのような尖った固い物をぶつけてしまうと、コーティングを深く傷つけてしまいます。表面のコーティングが剥がれてしまったり傷つくと、内部のシートに浸水しカビが生える原因にもなります。このような場合、化粧パネルを取り外し新しいものと付け替えが必要です。

手順1:腐食部分やカビを取り除く

まずは剥がれのあるパネルを外します。パネルを外したら、壁下地の処理から始めます。

表面の傷から侵食したカビや腐食部分があれば綺麗に取り除きます。化粧パネル表面だけのカビであれば、下地の鋼板は綺麗なことが多いです。

しかし、鋼板まで錆がきているような場合は他のパネルも取り除きます。錆の腐食がひどい場合は、石膏ボードも確認しましょう。

石膏ボード全体が乾いた状態でカビが無いか、濡れていたり侵食して崩れたような箇所が無いか確認します。もし、侵食されている状態であれば、石膏ボード丸ごと取り外します。

こういった壁下地は表面を綺麗に仕上げておかないと、新しいパネルを取り付ける際に接着にムラが出来てしまうので注意が必要です。

綺麗に貼り合わせできているか、施工中確認をしておきましょう。

手順2:作業前にしっかり乾燥させてからシートやパネルを取り付ける

傷ついた壁の内部は非常にデリケートです。補修が終わってしまうと壁の中は確認できなくなってしまうので、すぐにパネルを貼るようなことはせず、内部をしっかり乾燥させなくてはいけません。

作業のスピードを優先してしまうとこの乾燥が不十分で、残った水分によって後からカビや錆が発生してしまいます。石膏ボードや下地の鋼板が乾いていることを確認してから新しいパネルを貼りましょう。乾燥がしっかりできた状態であれば下地が長持ちします。

また、水分による膨張や収縮も無いので、綺麗に接着させることができ、内部への浸水リスクを下げることができます。常に水分が発生する場所ですから、気を付けすぎるくらいでちょうどいいと心得ておきましょう。

手順3:コーキング剤で隙間を埋める

ユニットバスはパネルを組み立てたら、接合部をコーキング剤で隙間を埋めていきます。

コーキング剤はユニットバスの他、天井・床・浴槽に必ず使われています。

しかし経年劣化によって埋めたコーキング剤が傷がついてしまうと、隙間が生じる、お風呂を使うたびに少しずつ浸水してしまいます。

下地が綺麗に仕上がっていないと、コーキングをする際に段差が生じてしまうので、接合部がまっすぐ施工出来ているかも最終確認します。

>>ユニットバスの壁パネルの交換費用

②ユニットバスの壁を塗装する

ユニットバス壁面の剥がれが表面のみである場合、塗装することで補修することも可能です。

壁の材質によりますが、モルタルやタイル・ホーローといった壁でなければ、使える塗料はアクリルウレタン樹脂です。

表面の状態によっては下塗りにシーラーを使うこともあります。

塗装する場合通気を良くし、ゴム手袋・マスク・ゴーグルを装着して行います。

実際の塗装手順は以下の通りです。

手順1.下地の汚れやカビ・剥がれかけた塗料を取り除く

まずは、カビや垢といった表面の汚れを綺麗にしていきます。カビ取り洗剤と中性洗剤を使用しますので、きちんと換気を行ってください。

汚れが取れていなければ、塗装した後から浮いてきたりカビが繁殖してしまいます。

時間をかけてでも汚れはすべて除去しましょう。

また、表面が凸凹していては塗装が綺麗に乗らないため、剥がれかけた塗料があればスクレーパーといった道具を使って剝がしていきます。

また、全体にサンドペーパーをかけて仕上げると塗料の乗りが良くなります。

壁に穴やヒビがある場合は、パテで隙間を埋めて表面の段差が無いようにします。

手順2:塗らない部分をマスキングしておく

塗料は塗る際に飛び散ってしまう可能性があり、付いてしまうと落とすのが大変です。

浴槽を保護するためにも、塗装しない箇所には養生シートやマスキングテープをして、塗料が付かないようにしておきましょう。

窓や浴槽、天井などの広い範囲は養生シートで覆い、細かい箇所はマスキングテープのみで保護します。

養生シートを床に敷く場合は、よれていると足を引っかけてしまうので、端のほうで折りたたんで止めておきます。

手順3:作業前にしっかり乾燥させてから塗装を行う

塗装箇所が濡れていては、塗料が綺麗に付きません。壁全体が乾いた状態で塗装を行います

塗装をする際は、細かいところや隅から先に塗っていきます。細かいところを塗り終えたら、ローラーやコテ刷毛を使い全体を塗っていきます。塗りムラが出来ないよう一定方向へ均一の動きを心がけます。

塗り終わったらしっかりと乾燥させます。塗料は低温や湿気が高いと綺麗に塗れず、塗った後も乗りが良くないため、空気が乾燥した晴天のタイミングで塗装します。

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まとめ:ユニットバスの壁が剥がれたら

ユニットバスの壁が剥がれる原因は、下地の素材や構造によって様々ですが、水に弱い素材や銅板が錆びることが主な原因です。

ユニットバスの剥がれた壁の補修にかかる費用は、DIYであれば割安に済ませることができますが、場合によっては手の施しようがなく専門知識や技術が必要な場合もあります。

補修の難易度に応じて、プロに依頼することも一つの選択肢となります。

 

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