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浴室タイル補修は早めが肝心!修理手順や費用相場、業者の探し方を解説

浴室タイルのひび割れや剥がれをそのままにしておくと、水が侵入し建物全体の耐久性を下げてしまう恐れがあります。
ひび割れや剥がれを見つけたら、早めに応急処置を行い、専門業者に見てもらいましょう。
本記事では、DIYでできる浴室タイルの補修方法や費用相場、修理業者の探し方を解説しています。
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目次
浴室タイルのひび割れや剥がれは水漏れの原因に

浴室タイルのひび割れや剥がれを見つけたら、早めに補修することが大切です。
浴室タイルのひび割れや剥がれを放置していると、柱や下地といった住宅の基礎部分まで水が入り込んでしまう恐れがあります。
水漏れにより基礎部分が劣化すると、土台の腐食やカビの発生、シロアリの被害など、大規模修繕が必要になるケースも多いです。
被害が深刻になる前に、軽度の劣化やひび割れ程度であっても、早めに応急処置を行いましょう。
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浴室タイルの補修・張り替えの費用相場
浴室タイルの補修・張り替える際の費用相場は、以下の通りです。
劣化症状 | DIYで補修 | 業者に依頼 |
---|---|---|
浴室タイルのひび割れ | 数千円程度 | 3万円~ |
浴室タイルの欠け・剥がれ | 3万円~ | |
浴室タイルの目地の劣化 | 2万円~ |
浴室タイルのひび割れの穴埋めや、欠けたタイルの張り替えは、DIYで補修することも可能です。
材料費と工具のみなので、補修費用は数千円程度で済ませられます。一方、業者に依頼する場合は、出張費や諸経費を含めて2~3万円掛かります。
しかし、業者に依頼することで、「仕上がりが美しくなる」「タイル以外の不具合を見てもらえる」といったメリットもあります。
業者点検や見積もりは無料で受けられるため、
お風呂のタイル補修は専門業者に依頼することも検討してみてください。
浴室タイル補修に必要な材料と道具については、次章にて紹介します。
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浴室タイル補修に必要な道具
浴室タイルの補修・張り替える際に必要な道具や材料は、以下の通りです。
▼ タイルのひび割れ補修に必要な道具
- 防水コーキング剤
- へら
- マスキングテープ
- タオル(雑巾)
▼ タイルの張り替えに必要な道具
- エポキシ樹脂系接着剤
- タイルの目地材
- タイル
- マイナスドライバー
- 金づち
- へら
- マスキングテープ
- タオル(雑巾)
接着剤やコーキング剤はホームセンターでも購入可能です。お風呂専用の製品を選びましょう。
次項からは、DIYでもできる浴室タイルの補修方法について、1つずつ解説していきます。
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浴室タイルのひび割れをDIYで補修する方法

出典:YouTube-タイルが割れたらリペア補修で元通りに!
浴室タイルがひび割れているときの補修手順は、以下の通りです。
浴室タイルの補修手順
- ひび割れているタイル周辺の水気を拭き取る
- ひび割れている箇所のまわりをマスキングテープで養生する
- ひび割れている箇所にコーキング剤をへらで埋め込む
- 溢れてしまったコーキング剤を拭き取る
- マスキングテープを剥がし、乾燥するまで待つ
浴室タイルのひび割れは、破損箇所にコーキング剤を埋め込んで補修しましょう。
補修手順もシンプルなので、比較的DIYはしやすいです。タイルと同系色のコーキング剤を使用すると、補修箇所が目立たなくなります。
ただし、タイルを張り替えているわけではないため、ひび割れが広がる可能性があります。あくまでも応急処置と考えましょう。
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浴室タイルの欠け・剥がれをDIYで張替える方法

浴室タイルが欠けている・剥がれているときの補修手順は、以下の通りです。
浴室タイルの張り替え手順
- マイナスドライバーと金槌で、目地や欠けた・剥がれたタイルを削ぎ落とす
- 新しいタイルに接着剤を塗り、削ぎ落とした部分に貼り付ける
- タイル全体をマスキングテープで仮固定する
- 重しを載せて、乾燥させる(壁の場合はテープで補強する)
- 接着剤が乾燥後、目地材(パテ)をヘラで埋め込む
- 溢れた目地材は雑巾で拭き取る
- 目地材が乾燥するまで待つ
浴室タイルが欠けたり剥がれている場合は、劣化したタイルと目地を取り除き、新しいタイルと張り替えましょう。
浴室タイルを貼り付ける際は、タイルの高さや目地の線を揃えると、綺麗に貼ることができます。
接着剤や目地が固まるには、1日程度かかります。床の場合は重しを載せる、壁の場合はマスキングテープ等で補強しておきましょう。
DIYでの作業が難しいと思った場合は、業者に依頼することも検討してみてください。
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浴室タイルの目地部分をDIYで補修する方法

浴室タイルの目地部分が劣化しているときの補修手順は、以下の通りです。
目地部分の補修手順
- マイナスドライバーと金槌で、下地が見えるまで目地を削ぎ落とす
- 目地材を水で練り込む
- 削ぎ落とした目地部分に目地材(パテ)をヘラで埋め込む
- 溢れた目地材は雑巾で拭き取る
- 目地材が乾燥するまで待つ
目地部分に欠けや割れがあると、浴室タイルが剥がれる原因になります。傷が小さいうちに、早めに補修しましょう。
目地が完全に固まるには、1日程度かかります。乾燥中は水を流さないよう注意してください。
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浴室タイルの補修業者を探す

浴室タイルの補修ができる業者をお探しの方は、地域密着型の工務店から探しましょう。
地域密着型の工務店であれば、「浴室タイルを1枚張り替える」といった小規模な補修でも依頼できます。万が一トラブルがあった際は、迅速に対応できるのも地域密着店の強みです。
例えば、リフォスムの加盟店「東住リメイク(エコバンクス株式会社)」や「株式会社ハウスリンク」は、浴室タイル補修の施工実績があります。
浴室タイル補修ができる業者を探す際には、ぜひ優良リフォーム業者紹介サービス「リフォスム」を利用してみてください。
まとめ
本記事では、浴室タイルの補修方法や費用相場、業者の選び方などを解説しました。
浴室タイルのひび割れや剥がれは、DIYでも補修することができます。
ただし、本記事で紹介した修理方法は、あくまでも応急処置です。建物の基礎部分が劣化する恐れもあるため、早めに専門業者に依頼しましょう。
依頼する業者に心当たりがない方は、「リフォスム」が運営している全国の優良業者の紹介窓口をご活用ください。
参考文献
鹿島建設建築設計本部編「 住宅の保守管理の手引」(1985)鹿島出版会