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お風呂のつまりが発生する4つの原因とは?9つの具体的な解消方法も解説

お風呂の排水口のつまりが発生すると、水の流れが悪くなり、ぬめりやカビも発生しやすくなります。

最悪の場合は髪の毛や汚れが奥に詰まり、大掛かりな掃除を行わなければならない事態にも繋がります。

そこで本記事では、つまりの原因となる物質と、その解消方法について解説します。お風呂のつまりを防ぐための対策も併せて解説するので参考にしてください。

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目次

お風呂のつまりが発生する原因

お風呂の排水口には様々なものが流れてきますが、中でも、つまりの主な原因物質は次の4つです。

  • 入浴剤やシャンプーの切れ端などの固形物
  • 髪の毛
  • 石鹸やシャンプーのカス
  • 皮脂やアカ

 

それぞれの原因物質によって対処法は違ってくるため、以下で、それぞれ詳しく解説します。

入浴剤やシャンプーの切れ端などの固形物

歯磨き粉やシャンプー容器のゴミ

つまりの中でも、一番シンプルに解決できるものが固形物による詰まりです。

お風呂での固形物は以下のようなものが挙げられます。

  • 入浴剤の袋の切れ端
  • 詰め替えシャンプーの切れ端
  • 剃刀の刃
  • 歯磨き粉のキャップ

 

明らかに固形物が排水口の流れを阻害している場合は、その原因の固形物を取り除けばつまりを解消できます。

もし固形物が奥に詰まっていて取れない場合は、吸盤のラバーカップ(スッポン)や、真空式パイプクリーナーの利用がおすすめです。

また小さな固形物が核となって、後述する髪の毛や皮脂を吸着し、大きな塊となってしまっているようなケースでは、自力で取り除きにくくなります。このような場合は、業者に相談しましょう。

髪の毛

髪の毛

お風呂の排水口のつまりの原因の中で、最も多いのが髪の毛です。

髪の毛はシャンプーで頭皮に刺激を与えた時にまとまって抜ける傾向にあるため、お風呂の排水口に多く流れて塊になりやすくなっています。

多くの場合、お風呂場には髪の毛をキャッチするヘアキャッチャーがついているので、ヘアキャッチャーに引っかかっている髪の毛は、なるべく毎日掃除するようにしましょう。

ロングヘアの女性の場合、特にこまめな掃除が必要です。

また、髪の毛には他の汚れ(特に石鹸やシャンプーのカス)が絡まりやすいため、大きな塊となって、つまりの原因となってしまう可能性もあります。

お風呂のつまりの予防のためには、日々の掃除の手間を惜しまないようにしましょう。

石鹸やシャンプーのカス

石鹸やシャンプーのカス

お風呂で使用された石鹸・シャンプーのカスがつまりの原因になることもあります。

お湯と一緒に流れている時には、つまりの原因にはなりませんが、核となる固形物やシャンプーとくっついてしまい、塊を大きくしていくと、つまりが発生することとなります。

このような汚れは、ほとんどの場合アルカリ性の性質を持っているため、液体パイプクリーナーやパイプユニッシュ等の洗剤を利用すれば解消できます。

これら洗剤の具体的な使用方法については後述します。

皮脂やアカ

皮脂やアカ

体を洗った時にでる皮脂やアカが原因でつまりが発生する場合もあります。

このようなケースの場合、一度の入浴がつまりの原因になるのではなく、毎日の積み重ねによってつまりの原因になることがほとんどです。

そのため、ひとり暮らしの方よりも、家族の多い家庭の方がつまりが発生する可能性は高くなっています。

お風呂のつまりを解消する方法

ここからはお風呂のつまりを解消する具体的な方法を9つご紹介します。

それぞれ詳しく解説していきます。

お湯とタオルを使ったつまりの解消方法

タオル

大量のお湯を一気に流すことで、つまりを解消する方法です。汚れてもよいタオルや雑巾さえあれば実践することができます。

お湯とタオルで解消する手順
①排水口にタオルを詰め込んでフタをする
②洗い場に50~60℃のお湯を溜める
③タオルを一気に引き抜いてお湯を流す

うまくいけば、お湯の水圧によって、たまった皮脂汚れなどを一気に洗い流すことができます。

お湯を用意する際は、給湯器の設定温度を上げておくか、あるいは別途コンロやケトルで沸かしたお湯を混ぜて使うとよいでしょう。ただし、沸かした熱湯をそのまま流すと配管やお風呂場の床を傷めてしまう可能性があるため、必ず水と混ぜて使うようにしてください。

ラバーカップを使ったつまりの解消方法

ラバーカップ
トイレのつまり解消に使われるイメージの強いラバーカップ(スッポン)ですが、お風呂のつまりにも有効です。

ラバーカップで解消する手順
①カップ部分を排水口に押し付ける
②一気に引き抜く
③手順①②を何度か繰り返す

つまりの原因となっている固形物を引き抜くこともでき、もしできなかったとしても汚れを引き抜くことができるので、つまりにくい環境を作ることができます。

真空式パイプクリーナーを使ったつまりの解消方法

真空式パイプクリーナー

出典:モノタロウ

仕組みはラバーカップと同じですが、ポンプの力を使ってより強力に圧力を加えることができます。

真空式パイプクリーナーの使用手順
①ハンドルを押し下げた状態でカップ部分を排水口に押し付ける
②本体をしっかり握り、ハンドルを引き上げる
③ハンドルを再び押し下げる
④手順②③を何度か繰り返す

真空式パイプクリーナーはホームセンターの他、ネット通販でも購入することができます。価格帯は1,000~3,000円です。

ペットボトルを使ったつまりの解消方法

ペットボトル
ご自宅にラバーカップや真空式パイプクリーナーが無い場合には、ペットボトルで代用することができます。

ペットボトルで解消する手順
①フタをとったペットボトルを排水口に差し込む
②何度かへこませて空気を送り込む
③一気に引き抜く
③手順①~③を何度か繰り返す

空気がもれないよう、排水口とペットボトルの間にすきまを作らないようにすることがコツです。

液体パイプクリーナーを使ったつまりの解消方法

液体パイプクリーナー
専用の薬剤をパイプに流し込み、その洗浄効果でつまりを解消します。スーパーやドラッグストアで手軽に手に入るので試しやすい方法です。

液体パイプクリーナーの使用手順
①パイプクリーナーを排水口に適量注ぎこむ
②30分程度そのまま放置する
③水を流してすすぐ

※注ぐ量や放置時間については、必ず商品裏面の記載に従ってください。

重曹とクエン酸を使ったつまりの解消方法

重曹やクエン酸
石鹸カスや皮脂・アカなどがヘドロのようにドロドロした塊となってつまりの原因になっているときには、重曹とクエン酸(お酢)を使った方法も有効です。

重曹とクエン酸による解消手順
①重曹とクエン酸を3:1の割合で用意する
②排水口に重曹をまんべんなく振りかける
③その後に、クエン酸を振りかける
④コップ1杯(200cc)程度の水を注いで発泡させる
⑤1時間ほど放置する
⑥時間が経過したら、シャワーで洗い流して排水口が流れるかを確認

分量は重曹90g、クエン酸30gなどが目安です。

業務用洗剤を使ったつまりの解消方法

ピーピースルーK

出典:和協産業

しつこいぬめり汚れがどうしてもとれない場合には「ピーピースルー」といった業務用の洗剤を使うのも手です。ただし、使い方を間違えると危険をともないますので、必ず商品に記載の使用方法に従うようにしてください。

業務用洗剤による解消手順
①商品の記載に従って洗剤をまく
②一定時間放置する
③シャワーで洗い流す

ピーピースルーは強い薬剤であるため、使用するときには細心の注意が必要です。皮膚に付着しないようゴム手袋やゴーグル、マスクを着用して作業し、換気も必ず行いましょう。

ワイヤーブラシを使ったつまりの解消方法

ワイヤーブラシ

出典:楽天市場

先端にブラシのついたワイヤーを使って、直接つまりを解消する方法です。

ワイヤーブラシの使用手順
①ワイヤーブラシを排水口にゆっくり差し込む
②ひっかかる感触があったらそこでワイヤーを回転させる
③ワイヤーブラシを引き抜き、付着した汚れをふき取る
④手順①~③を何度か繰り返す

アクセサリーなどの溶けないものを落としたことよる詰まりの場合、ワイヤーブラシで押し込んでしまうとむしろ状況が悪化する可能性があります。ぬめり汚れや髪の毛などのこすって落とせるものが原因のつまりに対して有効な方法です。

針金ハンガーを使ったつまりの解消方法

針金ハンガーを使った排水口のつまり解消方法
ワイヤーブラシの代わりに、針金ハンガーを使用することもできます。

ハンガーで解消する手順
①ハンガーを延ばして棒状にする
②片方の先端を輪っかにする
③輪っかを作った先端を排水口に差し込む
④やさしく左右に動かし、つまりを除去する

配管を傷つけてしまわないよう、素手で曲げられるくらいの柔らかいハンガーを使用してください。

お風呂のつまりを防ぐ2つの対策

お風呂のつまりを防ぐためには、日常のお手入れが欠かせません。最後に、日頃からできる予防方法を2つ解説します。

お風呂が詰まる前に定期的に液体パイプクリーナーを利用する

前述の液体パイプクリーナー(パイプユニッシュ)は、つまりが発生する前にも利用できます。

日頃のお風呂掃除の一環で、定期的に液体パイプクリーナー(パイプユニッシュ)を利用すると、つまりの予防に効果的です。

ヘアキャッチャーを交換・ネットを被せる

ヘアキャッチャー

出典:モノタロウ

排水口にはヘアキャッチャーがついていますが、全ての髪の毛をキャッチできているわけではありません。

そのため、より網目の細かいネットを購入してヘアキャッチャーに被せることも、つまりの予防法となります。

500円程度で販売されており、商品によってはネットごと髪の毛が捨てられ、より衛生的な設計になっているものもあるため、試してみてはいかがでしょうか。

お風呂のつまりは予防できる

本記事では、お風呂のつまりについて解説しました。

お風呂のつまりの原因になるのは以下の4つの物質です。

  • 固形物
  • 髪の毛
  • 石鹸やシャンプーのカス
  • 皮脂やアカ

ご自身でできる対処法について解説しましたが、自分で対応するのが不安な場合や、頑固なつまりの場合には業者に依頼することをおすすめします。

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