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在来浴室は塗装でキレイに!費用や業者の選び方を徹底解説!

築十数年が経過すると水回りの痛みが気になりだします。その中でも在来浴室は家族全員の安らぎの場であり、キレイにしたいという思いも強いのではないでしょうか。
しかし、いざ在来浴室のリフォームをする上で費用が気になるかと思います。
本記事では、比較的費用を抑えながら短期間で実施できる在来浴室塗装のメリットや選定ポイントなどについて解説しています。
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目次
在来浴室を塗装する時の費用と工期と耐久年数

在来浴室であることがわかれば、塗装することを検討していきます。
在来浴室を塗装するための費用、工期、塗装したあとの耐久年数について解説していきます。
在来浴室塗装の費用
在来浴室の塗装費用は、10万円から20万円です。
塗装を行う在来浴室の壁や浴槽の材質により使用できる塗料が異なりますので、費用には幅があります。
正確な費用については、業者に見積もりを取り確認しましょう。
在来浴室塗装の乾燥時間と工期
在来浴室塗装の工期は、約3日から4日です。
浴室の傷み具合や季節によって変わってきます。
在来浴室を塗装する場合、乾燥時間を考慮しなければなりません。
塗装完了後、完全に塗料が硬化するまで2日程度かかります。
在来浴室塗装の耐久年数
高品質の塗料を使用し、適切な施工が行われた場合、在来浴室塗装の耐久年数は、5年以上継続するといわれています。
ただし、耐久年数は使用される塗料の種類、施工の質、および使用環境によって異なります。
また、定期的な清掃が行われない場合、耐久年数が短くなる可能性があります。
つまり、塗装の耐久年数は多くの要因に影響を受けると覚えておきましょう。
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在来浴室を塗装するメリット
ここでは、在来浴室を塗装するメリットについて解説していきます。
メリット1:費用を抑えることができる
在来浴室塗装の一番のメリットは費用をおさえられることです。
在来浴室からユニットバスへの交換は、安くても60万円はかかります。
しかし、在来浴室の塗装であれば、10万円から20万円の費用で抑えられます。
塗装なので新品になるわけではありませんが、浴室をキレイにしたいことが目的であれば、おすすめです。
メリット2:ユニットバス入替できない浴室でもリフォームできる
在来浴室塗装では、ユニットバス入替できない浴室でもリフォームできるメリットがあります。
例えば、浴室の天井に梁が通っているまたはユニットバスの規格外である場合、在来浴室からユニットバスへの入替工事はできません。
しかし、在来浴室の塗装工事は、どんな浴室形状でも対応可能です。
業者にユニットバスの設置が難しいと言われたときは、浴室の塗装を検討してみましょう。
メリット3:ユニットバス入替よりも工事日数が少ない
在来浴室の塗装はユニットバス入替よりも短工期で終わります。
その理由として、ユニットバス入替を行うとほとんどの場合、在来浴室を解体してからユニットバス入替を行うからです。
例えば、ユニットバス入替の場合、在来浴室の解体だけで丸1日を要します。
その後、土間にコンクリートを打ったり、水道の配管をやり直したりと工事は多岐にわたります。
その点、在来浴室の塗装は塗装業者のみで完結しますので工期が短いのです。
メリット4:浴室の雰囲気を変えることができる
在来浴室の塗装は浴室の雰囲気を変えることができるメリットがあります。
塗料の色の選択肢も豊富ですので、好みの色合いに変更することで雰囲気を一変させることができるでしょう。
また、タイルの上に特殊な塗料を塗れば、タイルが見違えるように美しくなることもあります。
メリット5:浴室のカビを除去できる
在来浴室を塗装すると付着していたカビの飛散を防止することができます。
長年使用された在来浴室はカビ発生の温床です。
清掃では取り切れないカビを浴室塗装で封じ込めます。
また、使用される塗料は水に強い塗料です。
浴室の塗装を行った後の、カビ発生も抑えることができます。
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在来浴室塗装のデメリット
在来浴室を塗装するメリットを解説しました。
メリットがある反面、デメリットもありますので理解しておきましょう。
デメリット1:バス入替よりも効果が短い
在来浴室の塗装は、ユニットバス入替にくらべると効果が短いです。
あくまでも塗装を行う部分は、年数の経ったものです。
ユニットバス入替は、すべてを新しいものに変えますので、それに比べると耐用年数は劣ります。
しかし、ユニットバス入れ替えを行ったから壊れないというわけではありません。
費用面と家族のライフスタイルを考えて、最適な方を選択しましょう。
デメリット2:断熱性能があがるわけではない
在来浴室の塗装後は、断熱性能の向上などは期待できません。
在来浴室の塗装は、新しい性能を付け加える工事ではないためです。
あくまで、汚れた浴室をキレイにする工事となるため、断熱性能の向上や新しい機能が必要であれば、ユニットバス入れ替えを選択しなければなりません。
デメリット3:破損状況によっては塗装できない
在来浴室の壁や浴槽に大きな破損があると塗装できません。
下地が悪ければ、いくら塗装しても、キレイにはならないためです。
大きな破損があれば、その部分を補修してから塗装を行うこととなります。
場合によっては、ユニットバス入れ替えよりも費用が高くなることもあります。
見積もりを取得し慎重に判断しましょう。
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在来浴室塗装と浴室ユニットバス入替はどっちの方がいい?

在来浴室の塗装と、浴室ユニットバス入替はどちらも一長一短あります。
目的別に解説していきます。
その1:浴室に破損がないケースは塗装がおすすめ
在来浴室に破損箇所がなく費用を抑えたいのであれば、浴室の塗装をおすすめします。
浴室をキレイにすることを目的とするのであれば、浴室の塗装で十分です。
なぜなら、浴室ユニットバス入替を行うと、今の浴室より必ず狭くなってしまうからです。
在来浴室の形状によっては、ユニットバスと家の壁の間に、無駄な空間が出来てしまいます。
住んでいる家の中に、みることも出来ない無駄な空間があるのは嫌ですよね。
在来浴室の塗装であればそのようなことは起こりません。
その2:浴室のカビが気になるケースは塗装がおすすめ
浴室のカビをなんとかしたいという想いなら、浴室の塗装をおすすめします。
さきほと同様に、カビを無くしてキレイにすることを目的とした場合、ユニットバス入れ替えだとオーバースペックです。
カビ対策は、浴室の塗装で解決できるでしょう。
それ以上の機能性向上を求めるならユニットバス入れ替え工事を検討してください。
その3:浴槽が破損しているケースは入替がおすすめ
浴槽が破損しているなら迷わずユニットバス入れ替えを選択しましょう。
浴室が破損しているということは、構造的な問題があるため、単に塗装するだけでは根本的な解決にはならないと言えます。
費用を抑えたいあまりコストパフォーマンスの悪い工事を選択しないように注意しましょう。
その4:浴槽の大きさを変えたい場合は入替がおすすめ
在来浴室の塗装で浴槽の大きさはかわりません。
在来浴室でよくみかけるのが、浴槽以外の無駄なスペースです。
浴槽の縁にスペースが取られているのを良く目にします。
ユニットバスへの入れ替えだと、このスペースを浴槽にすることができます。
在来浴室の浴槽が狭いと感じられているのであれば、ユニットバス入れ替えを検討すると良いでしょう。
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在来浴室塗装業者は見極めて選ぼう!選び方のポイントを5つ紹介

在来浴室の塗装は、とても難しい工事です。
大手の塗料メーカーは、在来浴室への塗装を推奨していません。
なぜなら、余程丁寧に作業を行う業者でなければ、塗料が剥がれてしまう恐れがあるからです。
大手の塗料メーカーはそのリスクを回避するために、在来浴室への塗装をおすすめしていないのです。
ただ、世の中には在来浴室に対応した塗料があるのも事実です。
いい業者選定が出来れば、全く問題ありません。
ここでは、業者選定のポイントについて解説します。
ポイント1:スプレーで塗装してくれるか
塗装には、スプレーで塗装する方法と刷毛やローラーを使って塗装する方法があります。
在来浴室への塗装を、スプレーで行ってくれる業者を選びましょう。
刷毛やローラーで塗装すると、ローラーのすじ目や刷毛の跡が目立ちます。
色を着ける塗料の前に接着剤となる塗料を塗るのですが、刷毛やローラーだと均一に塗ることができません。
接着剤が均一に塗れていないと、そこから塗料は剥がれてきます。
1箇所剥がれだすと、そこから湿気が入っていくのでその周りもどんどん剥がれてきます。
つまり、在来浴室への塗装は、スプレーを使用し丁寧に隅々まで接着剤を塗ることが重要なのです。
ポイント2:塗装への保証はどのくらいか
業者を選定する上で、保証年数や保証内容はとても大切です。
なるべく、保証年数が長い業者を選定する必要があるでしょう。
また、保証内容についてもチェックしておく必要があります。
例えば、保証期間中のアフターメンテナンスに対するフットワークの軽さも重要です。
そのため「保証期間が長い」「アフターメンテナンスにもしっかり対応してくれる」この2点を考慮して業者を選定すべきでしょう。
ポイント3:浴室塗装の実績はあるか
在来浴室の塗装は難しい工事です。
在来浴室の塗装実績を確認しましょう。
ホームページ上で確認することはもちろんですが、担当者にも聞いてみましょう。
実際に在来浴室の塗装を行ったときの、工程写真を見せてもらうのも良い方法です。
リフォーム業者は、後のトラブル防止のために工程写真を記録しています。
工程写真は、実際に工事が行われている証ですので見せてもらうようにしましょう。
工程写真を要求して、提出までに時間がかかるようであれば、実績が少ない可能性もあります。
ポイント4:破損を直すことができるか
浴槽や壁に破損はあるが、浴室塗装を選択する場合は、破損部位を修復できる業者であるか確認しましょう。
ほとんどの業者が直すことができると答えるでしょう。
実際にどのくらいの費用が必要になるか見積もりに記載してもらいましょう。
しかし「やってみないとわからない」と回答する業者もいます。
確かに、解体が必要な工事では、解体した結果予想できない不具合が見つかる場合もあります。
在来浴室を塗装する際の、浴槽や壁の補修ではそのようなことはありません。
少なくとも、概算の費用はわかるため、工事完了後に、多額の追加費用を払わせられることのないよう注意しましょう。
ポイント5:浴室の雰囲気を変えられるか
悪い業者に当たってしまうと、言葉巧みに在庫塗料を使われてしまいます。
業者からすれば、在庫の塗料を使って工事することで利益率を上げることができます。
その防止策として、色を決めることができるのか確認しましょう。
大体の場合は変えられると言われます。
その中で、特定の色を強くおすすめされたり、この色なら少し安くできるなどと言われると注意した方が良いでしょう。
はっきり、在庫の塗料があって使って頂けるならと提案してくれる業者は、とても信用できますし、お客様目線の業者と言えます。
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まとめ

ここまで在来浴室の塗装について解説してきました。
在来浴室の塗装は、塗装工事の中でも特殊な部類に入ります。
正しい手順で作業しなければせっかくの塗装も1年経たずに剥がれ落ちてくることもあります。
信頼できる業者を見つけて、在来浴室を塗装で蘇らせてみてください。
キレイな浴室は、家族にとって安らぎの時間となります。
この記事が、浴室塗装を考える皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。