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シャワールームのおすすめ製品は?メリット・デメリット、設置費用も解説

シャワールームのおすすめ製品は?メリット・デメリット、設置費用も解説

出典:Panasonic

近年、さまざまなニーズからシャワールームの設置を検討する方が増えています。

しかし、まだまだ一般家庭に浸透している設備ではないため

  • 来客用のシャワールームを設置したい!
  • 設置費用はいくらなんだろう?
  • シャワールームを作ったあと後悔するのが不安……

など、シャワールームに関する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではシャワールームの設置に関する費用やメリット・デメリット、事前の確認事項、注意点などを解説します。

最後まで読んでいただければ、シャワールームに関する幅広い知識が身につきます。ぜひご覧ください。

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目次

シャワールームは浴槽がない浴室(バスルーム)

シャワールームとは、シャワーが設置された浴室のうち浴槽がないものをいい、シャワーバスとも呼ばれます。

日本では浴槽があるお風呂が一般的です。しかし、アメリカやヨーロッパなどの国々では浴槽に浸かる習慣があまりなく、シャワーのみで済ませる場合がほとんどです。

それにならい、自宅にシャワールームのみを設置するケースが日本でも最近増えています。

シャワールームの具合的な導入目的は「シャワーだけを気軽に使いたい」「家の中に2つ浴室が欲しい」など、さまざまです。

シャワールームのおすすめ製品

どのシャワールームユニットを使えばいいかわからない方へ、定番製品や特徴的な製品を4点ご紹介します。

TOTO「JSシリーズ Lタイプ」

製品名 シャワールーム JSシリーズ
価格 29万9,000円~
対応サイズ 2種類(0812、0808)
特徴
  • 高コストパフォーマンス
  • 掃除しやすい床・鏡・ドアを搭載

TOTOの「シャワーユニット JSシリーズ」は、TOTOのシャワールームのなかでも最安価の製品です。
安価ながらも、高・中価格帯のユニットバスと同等の掃除のしやすい設計を備えています。

そのコストパフォーマンスの高さから、価格.comではシャワールーム製品で第1位(※)と高い人気を誇り、シャワールームの設置を検討中ならまずは候補に入れるべき製品と言えるでしょう。

価格は0808サイズが29万9,000円~、0812サイズが38万3,000円~です。
なお設置工事の見積もりでは、本体価格ははこの値段から4割~6割引きされるのが慣例となっています。

※:2023年6月16日調べ

0816サイズに対応したシリーズも

  • TOTOのシャワールームには、0816サイズに対応した「Gタイプ」(78万7,000円~)、「Xタイプ」(96万3,000円~)という製品もあります。

ハウステック「シャワールーム RJS」

製品名 シャワールーム RJS
価格 26万円~
対応サイズ 5種類(1216、1016、0816、0812、0808)
特徴 サイズが豊富。価格も安い

ハウステックの「シャワールーム RJS」は、集合住宅での利用を想定したシャワールームです。

サイズが全5種類とシャワーユニットとしては非常に豊富で、現状の間取りに合うものを見つけやすいのがポイント。
価格もこなれていて、オプションやデザインにこだわらなければ26万円台から購入可能です。サイズ別の価格は以下の通りになっています。

サイズ 本体価格
0808 26万円
0812 35万円
0816 44万8,000円
1016 46万8,000円
1216 49万8,000円

また、シャワールームとしては珍しく、スペース内に洗面器(洗面台)も追加設置可能です。

リクシル「シャワーユニットNS UXタイプ」

製品名 シャワーユニットNS UXタイプ
価格 75万8,000円~
対応サイズ 3種(0914、0912、0812)
特徴
  • 高級感のあるデザイン
  • オーバーヘッドシャワーなどの珍しい機能

「シャワーユニットNS」は、住設メーカー最大手のLIXIL(リクシル)から販売されているシャワールームです。
UXタイプは4種類あるタイプ中2番目の価格帯に位置する製品で、同社のユニットバスと同様にスタイリッシュで高級感のあるデザインが意識されています。

シャワールームでありながら、おしゃれなライン照明、壁材の質感、シャワーのバリエーションにもこだわりが感じられ、シャワールームであっても上質な雰囲気を求めたい方や、使用者におもてなしを感じさせたいゲストルーム用途に向いているでしょう。

なお他社のように0808サイズはなく、一番小さいサイズでも0812サイズからとなっているため、設置場所のサイズがよくご確認ください。

タカラスタンダード「ぴったりサイズシャワーユニット」

製品名 ぴったりサイズシャワーユニット
価格 30万1,000円~56万1,000円
対応サイズ 75×77.5cm ~ 185×187.5cm
特徴 縦横ともに2.5cm刻みでオーダー可能

「ぴったりサイズシャワーユニット」は、高品位ホーローをつかった水回り設備に定評のあるタカラスタンダードの製品です。

本製品の最大特徴は、縦横ともに2.5cm刻みでサイズを自由に指定できることです。
最小サイズは75cm×77.5cm、最大サイズは185cm×187.5cmで面積にして約6倍もの差に対応しています。

0808サイズの入らない小さい間取りから、複数の部屋を統合してなるべく大きな介護用シャワールームを設置したい場合など、一般的な規格では不足やムダが発生してしまう場合でも対応可能な製品です。

価格も30万1,000円~56万1,000円と、他社のシャワールームユニットの実勢価格と同等です。

シャワールームのメリット

シャワールームには、通常の浴槽にはないさまざまなメリットがあります。

以下ではシャワールームの主なメリットを紹介していきます。シャワールームの設置を検討している方は参考にしてください。

1.お手入れや清掃が簡単にできる

シャワールームには浴槽がないため、掃除やお手入れは比較的簡単です。

近年のシャワールームは、カビなどの発生を抑える加工が施されています。

そのため、掃除やお手入れは通常の浴室よりもやりやすいでしょう。

掃除やお手入れに手間がかからないのは、多忙な方にはうれしいポイントです。

使用後に水分をふき取るだけでOKの、高性能な商品もあります。

さらに、換気扇を設置すればシャワールーム内をより衛生的に保てるでしょう。

2.設置スペースを取らない

シャワールームは、人間がひとり入れるスペースを確保すれば設置可能です。

そのため、浴槽に比べて設置スペースをさほど取りません。

メーカーのショールームに出向いてみると、そのコンパクトさがわかるでしょう。

住宅内の空きスペースなどへの設置も現実的です。

3.2階にも設置できる

シャワールームを設置する際は床の補強工事が原則不要です。

そのため、建物(住宅)の2階にも設置できます。

設備の特性上、配管を太くしたり、防水対策を入念にしたりする必要もないでしょう。

1階に浴槽付きの浴室、2階にシャワールームの設置など、用途に応じたこまかい希望も叶います。

4.工夫次第で年中快適に使える

シャワールーム内は浴室より狭いため全体が暖まるのが早く、寒い冬場の使用も快適です。

また、シャワールームは居室に接して設置が可能であり、設置場所の自由度も高いでしょう。自室に隣接しての設置など、設置場所のアイデアが広がります。

周辺の部屋のつくりを工夫して快適に利用できるのは、シャワールームならではのメリットといえるでしょう。

5.介護などの場面にも重宝する

シャワールームの設置場所は自由度が高いため、介護が必要な方の自室付近に設けられます。

そのため、入浴のたびに移動する距離が短くなり、介護を受ける側・する側の負担が減ります

また、シャワールームは1人用ではなく2人用など広めのスペースの確保も可能です。

介護者と要介護者のどちらも入れるサイズのシャワールームにすれば、安心して洗髪などができるでしょう。

6.浴室よりも費用が安価である

通常、シャワールームの設置工事の費用は、浴槽付きの浴室の内装工事をするよりも安い傾向にあります。

例えば、浴槽付きの浴室をリフォームする場合は少なくとも数十万円かかり、大規模工事の場合は数百万円の費用が必要です。

一方シャワールームであれば、本体費用や工事費用を浴槽の増設よりも抑えられます。

そのため、セカンドバスルームとしても設置しやすいでしょう。

もちろん、洗髪や洗身に浴槽を必要としない方のメインのバスルームとしての導入も可能です。

シャワールームのデメリット

シャワールームにはメリットだけではなく、デメリットもあります。

1.2階に設置した場合に排水音が下の階に響きやすい

シャワールームを2階に設置した際は、下階への排水音に注意が必要です。

特にシャワールームの真下の部屋や排水管が通っている真下の部屋は、排水音が気になる可能性があります。

特に滞在時間が長い居室・寝室の真上にシャワールームを設置しないなど、設置場所は慎重に検討してください。

また、「夜の使用を控える」といった家族内でのルール作成も、排水音対策には有効でしょう。

2.木造建築の場合は防水処理が必要となる

2階にシャワールームを設置する際の注意点として、防水処理が挙げられます。

特に木造建築の場合は、防水処理・防水対策が欠かせません。防水対策が不十分な場合、水漏れを引き起こす可能性があるからです。

配管関係が1階に集中している場合に2階にシャワールームを設置する際は、給排水の配管工事がしにくい可能性があります。

現状の住宅の特徴を踏まえ、シャワールームの設置場所を考えてください。

3.海外製のものは修理がしにくい

シャワールームには、国内製と海外製のものがあります。このうち海外製のシャワールームは、国内製のパーツが適合しない場合があるため、修理には海外からの部品の取り寄せが必要になることもあります。

修理工事の難易度も高いため、修理費用が割高になる可能性も否めません。

一方で、海外製のシャワールームはデザイン性に優れているものが多く、興味を惹かれるでしょう。

海外製品を使い続けるには、メンテナンスの時間とお金がかかることを覚悟しましょう。

4.身体の疲れが取れにくい場合がある

シャワーは湯船に浸かる場合に比べて身体の芯まで温まるのが難しく、疲れが取れにくい可能性があります。

セカンドバスルームとしてシャワールームを設置したときは、定期的に湯船のある浴室も利用し、お湯に浸かって疲れを癒してください。

シャワールームしかない場合には、銭湯などを利用して湯船に浸かる機会を設けると安心でしょう。

シャワールームの設置が向いているケース

シャワールームのメリットとデメリットを踏まえて、設置が向いているケースをご紹介します。

下記の内容のいずれかに該当する際は、シャワールームの設置を前向きに考えましょう。

1.バスタブ(浴槽)をあまり利用しない場合

好みやライフスタイルの問題から、自宅で湯船に浸からない方もいると思います。

例えば、湯船があまり好きではない方、スポーツジムにある湯船で入浴を済ませることが多い方など、家で湯船に浸かる習慣がない方にもシャワールームが適しています。

2.セカンドバスルームが欲しい場合

2世帯住宅でお風呂の順番待ちをしたくない!

お客さんが来たときにシャワーを使ってもらいたい

などと考えている方には、シャワールームが向いています。

先述のとおり、浴槽付きの浴室を2室分用意するには高額な費用がかかってしまいます。

片方をシャワールームにすれば、2つとも浴槽つきバスにするよりも費用がおさえられるでしょう。

何かと浴室の利用機会が多いご家庭では、セカンドバスルームとしてシャワールームの設置を検討してください。

3.掃除やお湯張りの時間がもったいない場合

シャワールームの掃除やお手入れは、比較的容易です。浴槽のお湯張りをする必要もないため、さまざまな面で手間がかかりません。

できるだけ時間を短縮してお風呂を済ませたい!

掃除の手間をかけたくない!

という方は、前向きにシャワールームの設置を検討しましょう。

4.できるだけ費用をかけずにバスルームを設置したい場合

とにかく工事費用をかけずに新築・リフォームをしたい方にもシャワールームの設置が向いています。

浴槽付きの浴室より費用をかけず、手軽にバスルームを作成できるでしょう。

住宅の新築時は浴槽が必要なのかを検討し、費用をかけたくないならばシャワールームを設置しましょう。

シャワールームの設置費用

浴槽付きの浴室に比べて設置費用がかからないシャワールーム。

では、きになる費用は具体的にいくらぐらいなのでしょうか?

ここではシャワールーム設置の費用相場や内訳、節約する方法を紹介します。

1.設置費用の相場

シャワールームの設置費用の相場は15万円~250万円程度です。シャワールームのタイプや設置工事の内容で、費用が大きく変わります。

特にシャワールームを一般的な部屋のように仕上げる工法(在来工法)の場合は、より多くの費用がかかるでしょう。

シャワールーム本体の価格も、メーカーやグレードにより変化するため注意が必要です。

商品によってはデザインや素材、シャワーの出方などが変わり、性能が高いものほど本体価格も上昇します。

なお、基本的には1階より2階にシャワールームを設置すると費用が高くなるため気をつけてください。

2.設置工事の内訳

設置工事でおこなう作業の内訳は、設置場所や工法などによって変化します。

一般的な工事内訳は下記の通りです。

  • シャワールームの設置工事
  • 必要設備の設置工事
  • 電気工事
  • 換気工事

在来工法では、タイル施工も必要です。

また、施工業者の人件費や交通費、解体をともなう際の解体費などが含まれます。

3.費用を節約する方法

シャワールームの設置費用は工夫次第で抑えられます。

在来工法に比べ、ユニット工法を選択すれば費用はあまりかかりません。

ユニット工法とは、規格にそってあらかじめ製造されたシャワールームを購入して組み立てる工法で、価格が安く済む傾向にあります。

適正な工事費用を把握するために、複数の業者から相見積もりを取るのも重要です。

相見積もりを取る際は、どの業者にも同じ条件を提示し金額を比較しやすくしましょう。

シャワールーム自体を比較して安いタイプを選ぶのも、費用の抑制につながります。

シャワールーム設置前の注意点

シャワールームを設置する際は、以下の6点に注意しましょう。

1.設置サイズ

まずは、シャワールームの設置を検討している場所の広さを確認しましょう。

通常、シャワールームは1坪程度(畳2枚分程度)の広さがあれば設置可能です。

シャワールームのサイズを把握するには、メーカーのパンフレットでの確認のほか、実物を展示してあるショールームに赴くのも効果的です。

2.給排水設備の位置

シャワールームを設置する際には、既存の給排水設備の位置を確認しましょう。

給排水設備までの距離があると、配管の延長工事などが必要となり、余分に費用がかかるからです。

費用の抑制を優先したいときは、既存の給排水設備の位置からできるだけ近い場所にシャワールームを設置してください。

追加の工事が少なくなるため、より確実に費用を抑えられます。

3.防水・漏水対策

住宅の2階にシャワールームを設置する際は、防水や漏水の対策を万全にしましょう。

防水対策が不十分で漏水してしまうと修繕費用がかかり、総合的な費用がかさみます。

設置方法は、ユニット工法は比較的防水性が高いため、防水や漏水に備えたいときに適します。

マンションなどの2階以上にお住いの場合にも、同様の対策が必要です。

マンションの管理規制を事前に確認し、防水・漏水対策を徹底したうえで設置工事を検討してください。

4.使用音

防水・漏水の対策に加えて使用音の漏れ防止にも取り組みましょう。

シャワールームの真下の部屋が寝室であれば、就寝中に水音が響いてしまいます。

排水管を流れる排水音も含めて、音対策も万全にしてください。

施工業者から事前に細かく見てもらい、専門的な見地から正確なアドバイスをもらいましょう。

5.工事期間

シャワールームの設置工事の工期は、数日程度で済む場合もあれば、1か月程度かかる場合もあります。

工期がどれくらい必要になるかは、事前に施工業者へ確認をしましょう。

正確な工期が分かれば、工事の予定・計画が立てやすいでしょう。

あまりにも工期が長引くと、その間入浴ができず不便になる可能性も否めません。

工事が長期になるなら、銭湯の利用などの入浴対策も考えましょう。

6.国内製か海外製か

修理時の費用や手間を考えると、できるだけ部品が揃いやすい国内製のシャワールームを選びたいところです。

国内製であってもそれぞれで特徴が異なるため、さまざまなメーカーの製品を比較して、修理をしやすいモデルを選ぶとよいでしょう。

シャワールームを比較するときは、ほかにも防カビ仕様などの機能面やデザイン、価格などを確認してください。

自身の用途や手入れの頻度に合わせ、適したシャワールームを選びましょう。

シャワールーム設置はDIYが可能?

費用の節約などの観点から、DIYによるシャワールーム設置をしたいと考える方もいるでしょう。

手腕にもよりますが、シャワールームの組み立てをDIYで行うことは決して不可能ではありません。

しかし、床面の防水処理は高度なスキルが求められます。

現実問題として、DIYでは対応できない可能性が非常に高いため、専門業者へ施工を依頼するのがよいでしょう。

電気工事や水道工事が必要な場合も、有資格者による施工をせねばなりません。

総合的な視点で考えると、DIYよりも施工業者に依頼する方が安心感があります

まとめ

手軽に利用できるシャワールームは、浴槽付きの浴室に比べて費用をかけずに設置が可能です。

シャワールームにはメリットが多く、さまざまな用途に対応できます。

メリット・デメリットを確認し、対策を行ってから施工に取りかかってください。

今回記事で紹介したさまざまな基本知識を利用し、シャワールームを自宅に設置してはいかがでしょうか。

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